28 幸せの終わり
クリフがアリス王国に行ってから一年がたち、6年生になった。
朝一の稽古相手がガガになったくらいで変わったことはあまりなかった。
ちなみにガガは稽古になるとクリフよりも厳しく、何度も気絶させられた。
クレアにはクリフの話をしてあげた。彼女はクリフの話が好きらしく毎日強請られた。
前世の不幸を打ち消せるくらいに幸せだった。こんな日がずっと続くと思っていた。奴らがくるそれまでは。
その日僕はシャルルとマルクスと教室で雑談していた。
「あともう少しでカミーユの誕生日だね」
「おおそう言えばそうだった。」
「何か欲しいものはあるか?」
「何もいらないよ。みんなと一緒にいられればそれだけで。」
心の底からそんな臭いセリフがでた。
「おお泣かせるねー、でもみんなじゃなくてシャルとだろう?」
「なに言ってんのマルクスやめてよー」
「シャルとは一緒にいたいけど、マルクスも一緒にいたよ」
そういと照れるぜーと言って僕の背中を叩いた。
いっっって。最近彼の腕力が上がりすぎて、冗談パンチも洒落にならない破壊力をしていた。
「きゃああああああ」
どこからともなく悲鳴が聞こえた。
その直後教室にガラの悪い人族の男が2名入ってきた。
「この中に赤い目を持った悪魔くんはいますかあああああ」
突然、現れた謎の人族の2人組に教室全体はどよめいた
「はーい静かにー静かにしてねー」
「なんなんですか、あなたたちは人族はこの村にはいないはずです部外者ですか
一人の少年が臆せず言い放つ。と他のクラスメイト続いて、
「そうだ!なんだお前たちは」
そうあとクラスが彼らに続いた。
人族の一人はチっと舌打ちをして、最初に彼らに立ちはだかった少年に近づき、剣で首を切りつけた。
「えっ」
そう言って彼の喉から血が勢いよく吹き出た。
「はい騒がないでねー次騒いだやつもこうなりまーす。」
そう言われクラスの人はみんな黙った。
「はい君ーー赤い目の少年知っているかな?ちょうど君くらいなんだけど、3秒以内に答えないと殺しちゃうからね」
「サーン」
それを聞いて手を上げようとしたら、シャルに手を掴まれ、首を横に降っていた。
「ニー」
「ごめんね、シャル」
そう言って僕は手をあげて
「いーーち」
「僕です。」




