23話 合宿前日
オーガを倒した後、僕たち3人は無言で歩いて、また明日と言って解散した。
一人になると色々考え事をしてしまう。
僕のせいだ。僕があの二人を危険な目に合わせたんだ。
しかし最後の声はリンネの声か?あいつに救われたのかもしれないな。そんなことを考えていると家についた。
家の前にはクリフがいた。
「心配したぞ!今何時だと思っているんだ!」
「ごめんなさい」
「おい、何があったんだ?ひどい顔だぞ」
そう言って彼は心配そうに僕の顔を覗いた。
彼に今日あったことを話した。
「最低だな」
クリフそういうと言葉を続けた。
「お前は自分の力を過信しすぎた。誰かを守る力もないのに、守れると勘違いしているただのガキだ
俺はお前を少し甘やかしていたらしい。」
返す言葉もなかった。
「お前はこれからどうしたいんだ?」
その問いの答えをしばらく考えて
「力をつけたいです!誰かを守るためにもっと力を身につけたいです」
そういうとクリフは一瞬笑った。その後真面目な顔で
「明日から俺は仕事を休むそろそろ子供も生まれるしな。お前も明日から一ヶ月外出禁止だ。学校に行くことも禁ずる」
えっまじよ二人に会えないじゃないか。
「それにしてもお前、カラコンはどうした?」
「何を言っているんですか、、つけて、、、」
そう言いながら鏡を覗くとそこには目を赤く光らせた少年がいた。
「あれついて、、ない。いつから、、オーガに殴られたときか?、、じゃあシャルもマルクスも、、、」
僕は気が動転して、おかしくなってしまいそうだった。
「友達に見られたのか、、まあこの国なら平気だ。それにあの二人なら周りに言いふらしたりはしないだろう。」
「で、でも」
「うーんじゃあ明日早朝にあってこい」
「でも外出禁止じゃ、、それに、、」
それに赤い目のせいで嫌われるかもしれない、そう言おうと思ったが恐怖で言葉が出なかった
「それくらいならいいよ、俺もついて行ってやるから、だから安心しろ」
そう言ってクリフは僕の頭を撫でた。
彼に頭を撫でられるとなんとかなる気がした。




