18話 二人目の友達
シャルルをいじめっ子から助けた後、教室に帰ると先生が般若みたいな顔をしていて、喧嘩両成敗ですと言って、いじめっ子集団と僕とマルクスはゲンコツを食らった。
教室を見渡すとシャルルの姿がなかった。どこへ言ったのか聞いたら、保健室で寝ていると言っていたので帰りに寄っていこうと思い、午後の授業が終わった。
保健室へ向かうとシャルルの姿がない。どうやらついさっき帰ったらしい。僕はマルクスに今日は一緒に帰れないことを告げて、彼女を追いかけた。帰り道しばらく一本道なので数分ほど走るとシャルルがトボトボと下を向いて歩いていた。
「シャルルさん!」
ビクッと身を震わせ、こちらを振り返って僕の顔をみると、走って逃げた。
なんで逃げるの!?と思い少し傷ついたが、彼女のことを追いかけた。
「ちょっと待ってくださいよ」
彼女はこちらをチラチラ見ながら必死に逃げて行き、僕も追いかけたがしばらく追いかけると転んでしまった。
「大丈夫ですか?」
「ハアハア。なんで、、追いかけてくるの?、、、君もいじめるの?」
肩で息をしながら彼女は怯えた声でそう聞いて来た。
「いじめませんよ。ただあなたと喋りたかっただけです。」
「嘘、みんな私を見ると変な目で見てたもん。私、ツノが生えてるし、、」
「ツノが生えているだけじゃないですか、そんなこと僕は気にしませんよ。」
「ほんと、、に、、、?」
彼女は涙をこらえながら、上目遣いでそう言った。その目は僕の保護精神をくすぐった。
少し照れて視線を逸らしたが、その先の彼女の膝から血が出ていた。
「ごめんなさい。さっき転んだ時に怪我したんですか?ちょっと待っててください」
そう言って、彼女の傷口を水魔法で洗ってから、治癒魔法をかけて直した。どうでもいいが治癒魔法便利だな。
「すごい、なにそれ」
「治癒魔法ですよ。知らないんですか?」
「それは知ってる。詠唱しなかったから。」
「ああまあちょっと色々あって詠唱なしでも魔法が使えるんですよ。逆に詠唱を覚えていないんで正式な詠唱は苦宛です。」
「すごいね。君名前なんで言うの?」
「カミーユって言います。よろしくお願いしますね。シャルルさん」
そう言って、その日はしばらく彼女と喋り、明日は学校が休みだから一緒に遊ぶ約束をして、マルクスの家に行き、彼も誘ってから、家に帰った。。




