17話 いじめの現場
昼休みになり、僕はシャルルを誘って昼飯を食べようと思ったが、もう彼女はいなかった。
誰かにもう誘われたのか?そう思いつつ、いつものようにマルクスと木陰で昼食を食べていた。
「それにしてもさっきのはないよね。俺ああいうの許せないな」
「ん?どっちがですか?」
「どっちがってクラスの人たちだよ。ちょっと見た目が違うだけでみんなで寄ってたかってさ」
人を見た目で決めつけて、寄ってたかっていじめることが嫌いらしい。
「まあ僕もそういうの嫌いですけど、そんなにいうならマルクスが助ければよかったじゃないですか」
「無理言わないでよ、俺の性格知っているだろ?許せなかったけど怖くて何も言えなかったよ」
「見た目によらず臆病者ですね」
そんな冗談を言って二人で笑っていると、少し離れたところで声がした。
「おいお前のせいで怒られたじゃねーかどうしてくれるんだあ?」
「ごめ、、んなさい、でも私は、何もしてない」
そんな声が、聞こえたので、僕はマルクスと声のする方へ向かった。
すると帽子を取った悪ガキと数名の少年が、シャルルという少女がいた。
「口答えするな!」
そういって集団の一人が彼女のツノを引っ張った。
「ごめ、ん、な、、さい」
そう言いながら彼女は泣いていた。
早く助けないと。そう思い土魔法で泥を作り、それを悪ガキの顔に向けてはなった。
「痛っ。だれだ!」
彼は泥が当たったところを抑えつつ、そう言った。
「僕ですよ」
彼の前に姿を現した。
「カミーユお前こいつの味方をするのか。ん?マルクスもいるのかよ」
「弱いものいじめはやめろ」
体をブルブル震わせながら、震え声でそう言った。マルクスくん今の君はかっこいいですよ。
「なんだよお前、カッコつけてんなよ」
「そうだよ」
「こいつらやっちまおうぜ。アーロン」
「こっちは6人あっちは2人みんなでやれば勝てるよ」
徒党を組んで態度が大きくなっているのか、、、。やばい足が震える。
「なんだお前も震えてるじゃないか、逃げるなら見逃してやるよ」
「あなたが逃げれば、僕たちは見逃してあげます。」
そう強がってみせると、彼らはなんだと!と言って僕たちに殴りかかって来た。
彼らの攻撃は単調で、普段クリフと模擬戦で稽古をしているおかげか、容易く避けられた。避けては殴り避けては殴りを繰り返した。
マルクスの方も体術が得意なので殴られてはいたが、いじめっ子たちを返り討ちにしていた。
しばらくすると彼らは覚えてやがれと泣きながら言い、逃げて言った。
よしいじめっ子を撃退したぞ。そしてシャルルの元へ近づいた。
「君、大丈夫ですか?」
そう言って彼女の顔を覗き込むと、驚くほど可愛い女の子だった。
おお可愛い。こんな可愛かったら、男どももちょっかい出すだろう。
「あ、りがとう、、」
そう言って彼女は走って去って言った。
逃げることないのに、、、僕は少し傷ついた。
「なんで逃げたんだろう。イテテ、ねえそれよりカミーユ、俺の傷直してよ」
そう言われたので僕はマルクスを治癒魔法で治してあげた。




