15話 西武流と南武流
2年生になった。友達は相変わらずマルクス一人だけだ。彼は相変わらず、周りから疎まれており、彼はそのせいで僕に友達ができないと言っていたが、僕は気にしていなかった。
2年生になっても学校生活は毎日彼と過ごしていた。
そんなある日、クリフとの剣術の稽古に進展があった。
いつも通りランニング、筋トレ、素振りをしていたら、クリフが話しかけて聞いた。
「カミーユ今日から模擬戦を始める。」
そう言って彼は僕に木剣を渡した。
やっとか、と思い僕は嬉しそうにはいっと言った。
「今までの素振りでお前には西武流と南武流の方を体に覚えこませた。それを使って俺を倒してみせろ」
「わかりました」
「では行くぞ!!」
彼はそう叫び僕とクリフの模擬戦が始まった。
まず打ち込んできたのはクリフだった。彼は低い姿勢から西武流を打ち込んできた。それを僕東武流で受け流して、彼にカウンターを放ったが、クリフはそれをも受け流して、東武流でカウンターを放った。
ぐっ速い、そう思った瞬間、彼の木剣が僕の左肩に衝撃が走った。
左肩に力が入らず、僕の肩はぐったりとしていた。折れてしまっていた。息子の肩を折れる力で打ち込むか普通!!
「おい大丈夫か、すまん。まさか最初の一撃を受け流すとは思わなくて、つい本気でやっちまった。
俺は治癒魔法使えないから、エアリスを呼ぶから待ってろ!」
彼は焦ったようにそう言った。
「だ、大丈夫ですよ。自分で直しますから。」
そう言って僕は治癒魔法で自分の肩を直した。
その様子をクリフはまじまじと見ていた。
「お前、治癒魔法も使えるのか、今何級まで使えるんだ?」
「中級ですよ」
「おーさすがだな」
「まあこの目のおかげですぐに使えるようになりますからね。」
「いやすげーよ俺は魔法を全く使えないからな」
そう言って彼はさてもう一戦だと言って模擬戦2回戦が始まった。
その後また肩をおられたので、僕が涙目で治癒魔法を自分にかけているとクリフが
「いやーお前は魔法も使えるし、剣術をなかなかのもんだ。あれくらいできるなら西武流と南武流は初級の実力があるだろう。将来はかなりの使い手になるんじゃないか?」
「そんなことありませんよ。剣術は父さまの足元にも及びません」
「謙遜するなよ。俺は天才だからな。俺に認められたんだ。もっと喜べよ!!」
「そうですか。ありがとうございます!」
僕は少し顔を赤くして、そう言った。
クリフに認められたのが嬉しかったのだ。
「よし今日からお前は西武流と南武流ともに初級だ!」
こうして僕はこの二つの流派が初級になった。




