13話 前世のトラウマ
目がさめると、昨日のことを思い出した。
火を見た瞬間、前世で処刑された時の魔法を思い出して、その瞬間、どうしようもない吐き気に襲われた。
「そのまま気絶したのか」
そう一人でつぶやき、リビングへと向かった。
リビングへ向かう途中で掃除中のガガにあった。
「カミーユさま、昨日は魔法の講義中に気を失わられたと聞いていましたが、もう動いて平気なのですか?ひどい顔をしていますよ」
彼女は心配そうな目でそういった。ひどい顔、、そう言われて近くにあった鏡をみると、赤い目の下にクマができていた。
ああ確かにひどい顔だ。
「はい大丈夫です」
僕は必死に笑顔を作ってそういったがガガは相変わらず心配そうな目をしていてリビングまで付き添ってくれた。
リビングに着くと、エアリスが泣きそうな顔でこちらを見ていた。
「カミーユ!!」
そういって彼女は僕を抱きしめた。抱きしめられると彼女の心臓の音が聞こえた。
その音を聞くとなぜか安心して、心につっかえてたものが取れたような気がした。
「もう大丈夫なの?」
彼女は心配そうにこちらを見ながらそういった。
「はいもう大丈夫です。心配おかけしました。父さまはどこにいったんですか?」
彼女はそうよかったという顔をした。
「クリフなら仕事よ?もう昼だしね?」
昼?そんなに眠っていたのか
「稽古と学校は、、?」
「学校なら今日は休むと連絡したわ。稽古もクリフが休んだ方がいいだろうっていってたわ」
ああマルクスとまた明日といったのに、明日謝ることにしよう。クリフにも後で謝ろう。
「そうですか。わかりました。後母さま今日の夜は、、、」
僕は不安そうに質問した。
「今日は魔法の講義も休みよ。あなたが嫌なら無理に魔法も覚えることないわよ」
彼女は心配そうな目でそういった。
「いえ、覚えたいです。明日からまたお願いします。」
そういうと彼女はそう、元気なく言った。
しばらくするとクリフが帰ってきて、昨晩のことを話した。
「前世のことが原因か?」
「ええでももう大丈夫です。昨日は急に思い出したので、少しびっくりしてしまっただけです。
明日からは稽古も学校も魔法講義もきちんとやります」
彼はそうか、あんまり無理するなよと心配そうに言って話は終わった。
その後も、火を放つ魔法は使えることはなかった。




