12話 魔法講師 エアリス
エアリスが魔法を教えてくれるらしい。
最初は僕の部屋で、魔法の基礎を教わった。
「いいですか、今日学校で教わったかもしれませんが、魔法には5つの基本属性があります。火、水、土、風です。
その4つの基本属性以外にも、相手の能力を下げる陰魔法、相手の能力を上げる陽魔法、傷や毒を治癒する治癒魔法、ゴーストなどの特定のモンスターに効く聖魔法があります。あとはある一定の種族しか使えない種族魔法があります。」
僕はウンウンと頷くとエアリスは説明を続けた、
「魔導師には魔法を使える種類の量によってそれぞれランク付けされていて、初級、中級、上級、王級、神級の順でランク付けされています。」
「母さまも魔法が使えるんですよね?」
「使えるわよ」
「母さまは何級まで使えるんですか?」
「4属性と治癒魔法は上級ランク。それ以外は中級ね。ちなみにクリフはエルフなのに魔法適性がなくてね、魔法は昔から使えないわ。まあその代わり剣士としては一流よ!」
彼女は鼻を高くしてそう言った。
まあ得意げに話しているし、そこそこすごいのだろう。
「エルフ族の種族魔法は何ですか?」
「エルフには種族魔法は持っていないの。その代わり、高い魔力を持っているわ」
「そうなんですか」
僕は残念そうにそういうと、エアリスはクスッと笑って、さあ外へ行くわよと言い、僕を外へ連れ出した。
魔法講義が実技に移行した。
「さて、実技に入ります。ところでカミーユは、火属性魔法が使えたわよね?」
僕が悪夢を見た日に火属性魔法を使ったらしいことは知っていたが、それ以降魔法を打つことは禁止されていたので、使おうと思わなかった。使い方もわからないし。
「そうらしいですが、あの時なんで使えたか僕にはわかりません。」
彼女はあらそうなのという顔をした。
「まあいいわ、これから魔法を見せるから見ててちょうだい。まずは、一番簡単な、初級水魔法を教えるわね」
僕はうんと頷くと、彼女は詠唱を始めた。
「我は欲する、水よ、あれ」
そういうと彼女の手から水が勢いよく放たれた。
おおこれはすごい。そう思った後に僕にもこれができると思った。
そう思い、エアリスの真似をして見た。
「我は欲する、水よ、あれ」
すると僕の心臓から、腕にかけて、何かが流れる感覚がした後、僕の手から水が放たれた。
彼女が出した水量と比べると量が少なかったが、一応できた。
「おお、できた。母さまできました。」
そう言いながら彼女の顔を見ると彼女は驚いた顔をしていた。
「すごい、すごいわ。火魔法を使えたときから思っていたけど、あなたは天才よ!!」
彼女は嬉しそうにそう言った。僕も褒められて嬉しくなった。
「でも母さまの魔法と比べると、水量が少なかったです」
僕は不満そうにそういうと、彼女が
「それは魔力を込める量で決まるのよ。慣れてくるとあなたにもできるようになるわよ」
といったので僕ははいっと答えた。
「じゃあ他の魔法も見せるわね!その後わたしの真似をして見なさい。次は土魔法ね」
そう言って彼女は詠唱を始めた。
「我は欲する、岩よ、あれ」
その直後彼女の手から岩がまっすぐと飛んでいった。
僕もそれを真似をして詠唱をしてみると岩が手から放たれた。
どうやらこの目のおかげで、魔法を見ただけで使えるようになるらしい。
便利だなあ。
その後は風を教わり、僕がその魔法を放つと彼女はすごいわといって褒めてくれた。
僕はそれが嬉しくて何度も撃って見せた。
そして火属性魔法の詠唱を始めて僕はそれを見ていた。
「我は欲する、火よ、あれ」
そういうと火が放たれ、僕はそれを見て、前世の記憶を思い出した
「うっ。おええええええええええええ」
僕は嘔吐した。
「どうしたの、カミーユ大丈夫!?」
そういって彼女は焦りながら詠唱を始めた。
「精霊よ、病めるものに、癒しを与えたまえ」
そういうと彼女の手が緑色に輝き、吐き気は無くなったが僕は気を失った。




