11 話 小さな幸せ
学校が終わり、僕はマルクスと一緒に帰った。
相変わらず会話は少なかったが、二人とも笑顔だった。
「じゃあまた明日」
「うん、、また明日、、」
そう言って二人は別れた。
しばらく歩くと家に着いた。
「ただいま帰りました。」
「おかえり」
「おかえりなさいませ、カミーユさま」
エアリスとガガが僕にそういった。
クリフは仕事でいないのか。
クリフの仕事はこの村で、生活必需品とやらを作っている。
エアリスは仕事をしていないが、ガガと一緒に家事をしている。
「学校はどうだった?」
エアリスは心配そうにそう聞いてきた。
「はい。楽しかったです。友達もできました」
そういうと彼女は嬉しそうにそう、よかったわねと言った。
そのあとは、ガガと一緒に夕飯の用意をした。
この半年間ずっと、ガガに教えてもらいながら、夕飯の支度をしている。
最初は断られたが、しつこくお願いしたら、渋々承諾した。
「今日のご飯は生姜焼きとお味噌汁です」
「お父様が好きなやつですね!!」
「はい、そうです。知ってましたか?生姜焼きとお味噌汁は旦那さまがレシピをお作りになったのですよ
他にもうちに出だすご飯は旦那さまがご提案なさったものです」
彼女は鼻を高くしてそう言った。
「やはり父さまはすごいです!」
僕がそういうと彼女はそうでしょうそうでしょうと言って、頰を赤らめていた。
前々から思っていたのだが彼女はクリフのことが好きらしい。
報われない恋、、可哀想に。僕はニヤニヤしている彼女の肩をぽんぽんと叩くと彼女はキョトンとしていた。
そんな会話をしつつ、夕飯を作った。
夕飯ができ、リビングにそれを持っていくと、クリフが帰ってきていた。
「おう、カミーユ、今日は生姜焼きか。うまそうだ」
「父さま、おかえりなさい」
「知っているか?生姜焼きは俺がレシピを作っ、」
そう言いかけたので俺は
「知ってます」
そう言ったら、残念そうな顔をした。
息子に自慢したかったのか。
その後3人で夕飯を食べている時に、今日あった話をした。
夕飯が終わり、ガガと一緒に片付けをした。
こういう日常の一日、一日が幸せだった。
片付けが終わると、今日から魔法の授業が始まった。




