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ボーダー  作者: きぃ
未来
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45/46

卒業

〈ハナside〉


3月10日。



盛大に、卒業式が行われた。



もう…朝登校するときも…すごくすごく…

名残惜しかった。


自転車でいつもの道を走りながら…泣きかけた。


今日でこの道を走ること…もうないんだね。


いろんなことに感謝しながら、学校に到着。



体育館の入り口で、胸に花が付けられる。

最後の体育館。

しっかり目に焼き付けなきゃ。



私たちは1組だから、一番最初に名前が呼ばれる。



卒業証書は、最後に代表がもらう。



私たちは、名前を呼ばれたら起立していくだけ。

先生から、名前が呼ばれていく。



「綾里 真宵」。



「蒲田 華恵」。



「業 冥」。



「宝月 蓮太郎」。



「御剣 優作」。



次々と、名前が呼ばれていく。



「卒業生代表、

宝月蓮太郎。」



代表…レンか。



席に戻ると、



着席、と先生が言おうとしたところに、


「ちょっと待ったっ!!」



レンがまたもや号令を掛ける。


「馬渡先生っ!!

1年間、ありがとうございました!!」


ミツがその後を継ぐ。


「3年1組、礼!!」



3年1組、は真宵ちゃん、

礼!は私とメイちゃんが声を揃えた。



「ありがとうございました!!」



馬渡先生は、涙ぐみながら言った。



「ありがとう。

本当に楽しかった。

これからも…頑張ってください。」



なんだかこっちまで泣けてきた。



式が終わってすぐ、3年間の思い出がプロジェクターに映し出された。



裁判員学級裁判が終わった後の写真が映し出されたときに、

真宵ちゃんが大号泣してた。



千尋さんも一緒に…写ってたから。


私も、それを見て、堪えていた涙が一気に溢れてきた。


卒業アルバム委員が、そのことを知って、真宵ちゃんにその写真をあげてた。


式が無事に終わって、教室に戻った後も、まだ涙は止まらなくて…



「まだ泣いてるの?

泣きすぎ。」



「メイも。

いつまで泣いてんだよ。

そんなに…楽しかったの?この学校。」



「うんっ!!

グロフェスで英語スピーチコンテストの審査員も出来たし。」



「やりたがってたもんな、審査員。」



その後、みんなで何枚も何枚も写真を撮った。



「デジカメの容量、まだ残しておけよ?

最後の思い出作りあるし。」



ミツの言葉で、思い出す。

あ!!

合唱部での卒業パーティーっ!!



部室に行くと、懐かしい後輩ちゃんたち。



「久しぶりっ!!」



「元気だった?」



「お元気そうで何よりです~」



なんて言いながらお菓子を食べて飲んで、楽しかった。

後輩ちゃんなんか、私が引退する前に渡した某気象系グループの曲の楽譜を使って必死に練習したのだろう、

ほぼ完璧に弾けていた。



私は、「season」を弾くと、メイちゃんとレンは、連弾で

「5×10」を弾いてた。



いろいろ話せたし、楽しかった。


文化祭にまた呼んでくれるっていうし、

後輩ちゃんとの絆は永遠…かな。



まぁ…一緒に某気象系グループのイベントやらも行った仲だし。



部員じゃない真宵ちゃんやメイちゃんも楽しんでたし、良かった。


卒業式の翌日、私とミツと、レンとメイちゃんと、奈斗とあみでディズニーシーに行った。


絶叫系の乗り物に2度3度と乗って、すごく楽しかった。


ダッフィーのキーチェーンを4つほど購入。


何するか?



皆で、某気象系グループコンサートでのソロ曲の衣装を作る約束をしてるからね。

担当サマと副担当サマの衣装を、一昨年と去年のもので、2つずつ。



パレードを見て、帰るか、ってなったとき、


突然の大雨。


なんでも、台風が接近しているらしい。


暴風域に入っているため、電車もバスも動いていないのだ。


レンもヘリを要請したけど、この風ではヘリを出せないって…


私たち、帰れないってこと?



どーしよっ…



考えあぐねていると、レンがいきなり皆は待っててって言って、どこかに走っていってしまった。



しばらくして、かなり分厚い封筒を持って戻ってきた蓮太郎。



「下ろしてきたの。

とりあえずこれだけ。

50万以上はある。」


これだけ下ろしてきた、って…50万以上…

と少し唖然とした。



「ホテルに泊まるしかない、ってことだね。」



「うん。」



「近くのホテル、探そう。」


エントランスから、かなりエレガントな作りのホテルが見えた。

一番有名なオフィシャルホテルらしい。



「このお金で泊まれる部屋、3部屋お願いします。」


レンお得意の、片口角をあげる笑いかたで、空いている部屋を探してもらう。


「ポルト・パラディーゾ・スイートでしたら、3部屋確保できますが…」


レンはそれで了承したが、ルームチャージ料金で5000円ほどとられるみたいだ。


細かいお札が手元にないらしいレンに、5人で1000円ずつ、渡して払う。

これくらい、やらなきゃ。いつも払ってもらってばかりじゃ、癪だもん。


〈レンside〉


やべ…帰ろうとしたところに雨降ってきた。

しかも大雨。


何でも、台風が近づいてきているとか。


電車もバスも泊まっているみたい。



「もしもし?

浅倉さん?

ヘリ…出せますか?」



『風がさほど強くなければ出せたのですが…

この風では…

申し訳ございません…』



やっぱりダメか。



仕方ない。

たしかATMは21時までやっているはず…

折り畳み傘を持って、ダッシュで銀行まで向かう。



「疲れた…」



結構勢いで下ろしてきちゃったけど…

50万ちょいか…

もっと下ろしてきたかったな…


50万で泊まれるホテルを探す。

エントランスから荘厳なつくりのホテルが見えた。


俺は、封筒を差し出して、言った。



「このお金で泊まれる部屋、3部屋お願いします。」



受付の人はずぶ濡れで、深く帽子を被っているオレにビックリしたようだったが、すぐに部屋を取ってくれた。

スイートルームらしいが、3部屋で50万…

一部屋15万くらいか。



ルームチャージ料金で5000円ほどとられるという。


1000円札…お土産で使い果たしたから、ないんだよな…


そう思って、頭を抱えていると、いつの間にか1000円札が5枚置かれていた。

オレ以外の皆も、全員財布を持っている。



皆…


払ってくれたんだ。


ありがとう。



部屋に向かう途中、皆から言われた。



「レンだけいっつもカッコイイから、

なんかムカついたし。

ちょっとは頼ってよね?」


ハナからも言われた。



「ホントだよ。

俺なんて、同じグループなのにさ。」



「奈斗、ふてくされるなよ~。」



部屋は、カップル別に分けた。


メイを先に入らせてから、オレも入室した。


「疲れたね~」



「ホント。

こんな充実したの、久しぶりだわ。

やっぱ、日本のディズニーリゾートのほうがいいわね。」



「だな。」



コンコン



室外から、ノックの音が。


スタッフさんだ。



「失礼致します。

宝月蓮太郎様宛に、お荷物が届いております。」



「ありがとうございます。」


「では、ごゆっくり。」



「早っ!!」



着替えを持ってくるように頼んでおいたのはさっきなのに、こんなに早いとは…何でこんなに早いんだ?

その理由は後で聞くとして…


とにかく、着替えをそれぞれの部屋に届ける。


「ハナとあみちゃんのはメイが届けて?

ミツと奈斗のはオレが届けるから。」



「分かった。」



届け終えた後は、

軽くシャワーを浴びた。



「ごめん、先にシャワー浴びちゃったけど…」



「良いわよ、別に。」



お互いにハイタッチするのは、交替の合図。



メイがシャワーを浴び終えた後、自分の膝をポンと叩いて誘導する。



「まだ髪濡れてんぞ?

…風邪引く。」



「心配しないでも、そんな長くないんだからすぐ乾くよ。」



オレの膝に横になりながら、夜景を堪能するメイ。



「ねっ…すごいキレイだよっ!!」



「ホントだ。

…だけどね、メイの素肌のほうが…キレイで美しいとオレは思うけど?」



そう言いながら、メイを押し倒す。



角度を変えながら、深く舌を絡めていく。


自ら…オレの手を自分の膨らみに当ててくる。

可愛いこと…してくれんじゃん?


ホント…可愛すぎる。

「…メイっ…良かったっ…

オレを選んでくれて…」



「ううん。

蓮太郎もっ…忙しいけどっ…一緒にいられればそれでいいっ…///」



「メイ、愛してる。」



「私…もっ…///」



2人同時に意識を手放した。




─翌朝。


上から部屋着のパーカーで身体を覆ったまま、隣ですやすや眠るメイ。


ホント、メイの寝顔って…可愛いんだよな…


メイの長いまつげに、そっとキスをした。

すると、彼女が起きてしまった。



「もう7時だよ?

起きて、朝ごはん食べに行こうか。」



「ええ。」



皆を起こして、朝ごはんを食べた後、皆でヘリに乗ってそれぞれの家に帰った。



〈奈斗side〉



部屋に入ってすぐ、レンとメイちゃんによって、着替えが届けられた。


シャワーを浴びてから、それに着替えてベッドに寝転がる。

そのすぐ後に、オレの大事な女、あみが。



「ごめんね…

オレ…こんな仕事だから…あんま恋人らしいことできないけど…」



「大丈夫。

頑張ってる奈斗が一番好きだから。」



そう言ってくれたあみが愛しくて、強く抱きしめて、深いキスを交わす。


そのまま、優しくベッドに倒して、全身をゆっくり愛撫した。



「な…いとっ…ハア…好きっ…大好きっ…」



2人で甘い言葉をかわしながら2人で手を繋ぎながら眠った。


─翌朝。



オレは、レンから7時頃から朝ごはんってことを知って慌てて飛び起きた。



「ん…」



「おはよ、あみ。

昨日…スゲー色っぽかったよ。」



オレのその発言に照れたように俯くあみ。

可愛いな…

あみの頭をそっと撫でてやると、身支度にいかせた。

なんとか6時45分に準備が完了し、7時ちょうどには皆集まっており、

朝食を食べ終わるとヘリに乗ってそれぞれの家に帰った。

〈ミツside〉

疲れたためか、シャワーを浴びて着替えた後すぐにベッドにダイブするハナ。


オレがシャワーを浴び終えて部屋に戻ると、今度は景色を見ていた。



「キレイだよね~

景色。」



「うん。

すごいよ。

夜に来るのもいいよな。」


「そうだ。

大学決まってからずっと、言いたいことあったんだけど…」



「何?」



「結婚…しない?

絶対幸せにするから。

って言っても、ハナが司法試験に受かって、弁護士になれたら…

の話だけど。」



「嬉しっ…グスッ…」



「泣くなよ~」



「だって、嬉しすぎるんだもんっ…」



「可愛い…」



そのまま、ベッドに倒れ込みながらキスを交わす。



「多分…今夜ガチで止める気ないけど…いい?」



多分…明日大変なことになるよ?



「ミツだから…大丈夫っ…」


ホラ、その笑顔。



反則だよ?



でも…これからは…


俺が独占できる。



大好きな笑顔も…



ちょっと高めの声も。



ハナのすべてが…好きすぎて…


オレ…おかしいかな?



「ミツっ…

私もっ…好き…だよっ…」


オレの考えてること…分かったのかな?



さすが。



オレの幼なじみ…いや…婚約者か。



2人で一生の愛を誓いながら一晩中…愛し合った。


「んっ…」



「ハナ?

おはよ。

…よく寝てたね?

まぁ…当然か。」



「ちょっ…///」



ハナの頬が急速に赤く染まる。


ホント…すぐ照れるんだから。



「シャワー浴びてくるっ!!」


「朝食7時だぞ~。」



「分かってるっ!!」



10分もしないうちに戻ってきたハナ。

早くね?



と思ったら、ドレッサーを独占して化粧を始める。


そんなの…やる必要ないのに。



「だってこれやらないと目の下のクマ隠れないし、紅い痕も隠れないんだもんっ!!

誰のせいでクマと紅い痕できたと思ってるのよっ!!」


「ごめん。

紅い痕くらいは皆あるだろうけど、クマはオレのせいだ。

ホントごめん。

機嫌直せって。」



そう言って、軽くハナの額にキスをする。



「別に…大丈夫だよ?」



そう言うけど、オレとハナの2人、寝たの3時だって気付いてるのかな…



とにかく、6時45分だっ!!


「ハナ、行こう?」



「うんっ!!」



2人で手を繋いで、レストランに向かう。


ちょうど皆来たとこだった。



「おはよ。」



「大丈夫?

ハナ、顔色悪いよ?」



「大丈夫。

ちょっと寝不足なだけ。」


「それなら良かったけど。」


メイちゃんとあみちゃんがそう言いながらオレを横目で見たのが気になった。



「さ、食べるぞ!!」



「そうだな。

オレも仕事だし。」



「レンもか?

オレも雑誌撮影。」



「イェーイっ!!」



ハイタッチしてるし(笑)。


「その雑誌撮影の仕事、全員でやるんじゃねぇの?」


オレが突っ込むと、2人ともうなだれる。

その様子を見て笑うハナとメイちゃんとあみちゃん。この空間…最高だな。


〈ハナside〉


あ~…料理おいしかったぁ。


地中海料理だったかな、イタリアの。

イタリア…行きたくなってきたな。



「んじゃ…新婚旅行…イタリアでも行くか。

あ、婚前旅行でもいいけど?」



「いや…新婚旅行でいいよ。」



「えっ!?

何?

ハナちゃんとミツくん…やっぱり結婚するの?

式のときは呼んでね~!」



「もちろん!!」



「メイ。

呑気に言ってるけど、婚約者だからな?メイ。

大変だぞ?財閥後継者の妻。」



「別にいいわ。

蓮太郎と一緒にいられるならどんなに大変でも構わないし。」



「そう言うと思った。

もち、ここにいるメンバーは全員式に呼ぶから安心しろな?

それから、新婚旅行の場所教えてくれれば、多分かなり格安で行ける上に、

サービスかなり手厚いから。

それだけは保証する。」



「とかいって、どうせ根回しよ。

何せ日本の全航空会社の株全て…ムグッ。」



「バカかメイは。

それ以上言うなっ!!

誰が聞いてるか分かんないんだぞ?」



「悪かったわね…」



「あ~…暑い暑い。

誰かさんがこんなとこでイチャつくからこのテーブルの気温が3℃くらい上がったわ。」



「こらっ!!

そんなこと言っちゃダメでしょ?」


あみ、子供を叱るお母さんみたい(笑)


朝食会場を出て、チェックアウトを終える。

すると、レンの携帯が鳴った。



「もうヘリ着いてるってさ。」



「お疲れではないですか?皆様。

ご無事で何よりでした。」


レンの使用人がホテルのベルボーイばりに丁寧な挨拶で迎えるヘリに乗って、その日は家に帰った。


そして、それから数日が経ったある日。


私とメイちゃんとレン、ミツは、レンのお祖母さんの家に呼ばれた。

良太郎くんも一緒だ。



「本日は、ご覧になって頂きたいものがありまして、お呼び致しました。」



8歳とは思えない丁寧な敬語で挨拶をする春美ちゃん。



「見せたいもの…って?」



「綾里家に伝わる霊媒の術だよ。」



「じゃあ…ハナちゃんからいこうかな。」


霊媒。

死者の魂を…自分に乗り移らせることができる。

私は…多分…初めて見るんだ…

私の…お祖母ちゃんを。



す…ごい…


オーラが…写真と同じ…


あの…公園で遊んでくれた人だっ…



「お祖母ちゃんっ…!」



私は、思わずその人物に抱きついた。



「ふふっ。

華恵かい?

一度も…名前を呼んであげられなかったね…

ごめんね…華恵。」



そんなことないよ、というように首を一生懸命横に振った。



「形見も大事にしてくれていて…

嬉しいよ。

それに…弁護士になるんだってね。

ありがとう。

お祖母ちゃんの分まで、頑張ってくれ。

…最後に、卒業、おめでとう。」



その言葉に、涙腺が緩む。


「お祖母ちゃん…また…会えるよね…」



「会えるよ…」



お祖母ちゃんは、私にそう言った後、消えた。



「どうだった?ハナちゃん…」



「うん。

お祖母ちゃんだった…

ありがとう、真宵ちゃん…グスッ…」



メイちゃんがなだめるように肩を叩いてくれた。



「オレ、ハナのお祖母さんに言おうと思ったのにな…婚約者だってこと…」



「でも、きっと分かってたと思うよ?

だって、消える間際、ミツに会釈してたし。」



「ごめんね…まだまだ霊力が足りないから、長く霊媒できないの…

でもその点、はみちゃんは天才だから。」


次に聞こえたのは、男の人の声。身体は春美ちゃんだった。



「初めましてか。

弟と会うのは。

怜侍とは久しぶりなんだがな。」



「親父っ!

兄さんは…どうしても仕事があるからって…」



「まぁ…検事も、弁護士と同じく忙しいからな。

怜侍の仕事ぶり…よく見ておくといい。」


そう言ったとき、ミツの後ろでメイちゃんが大きく頷いていた。



「あ…初めまして!!

ミツの近所に住んでいる…蒲田華恵です。」



「親父。

ハナは、親父と同じ弁護士を目指してるんだ。」



「それは頼もしいな。

生涯、優作をよろしくお願いします。」



丁寧に、帽子を取って頭を下げるミツのお父さん。



「よろしくお願いします。」


「では、また会おう。」



そう言って、さっきと同じく、消えた。



「皆して結婚…か。

将来安泰だな。」



「父さん…」



「まぁ…財閥と学業とアイドル業の両立、頑張れよ。そして、安心したぞ。

権力を濫用していないようで。」



「してないよ?…全く。」



「良太郎も…元気そうで良かった。

名前の通り、よく育っているようだな。」



「では、メイちゃん。

ウチのバカ息子を生涯支えてやってくれ。」



「ご期待に添えるかはわかりませんが…できる限りの努力はしますわ。」



メイちゃんも、丁寧にお辞儀をしたのを見届けると、消えて本来の春美ちゃんの容姿になった。



「ふふっ。

幸せそうで良いわね。

皆も、真宵も。」



「千尋さんっ!!」


次に後ろを振り向くと、懐かしい千尋さんの声がした。

次もやっぱり春美ちゃんの服装と髪型のままだった。着物の胸元がキツそうなのが印象に残って仕方がなかった。


「ごめんなさいね、ハナちゃん。

あなたと法廷で会うって約束…叶えられなくて。」



あのときの…千尋さんだ…


「でも千尋さんっ…

私、頑張るからっ!

千尋さんみたいな弁護士に…

絶対なるからね!?」



「そう言ってもらえると嬉しいわ。

またいつか…会いましょうね?

大丈夫。

私はいつも…あなたを見守っているから。」



真宵ちゃんも私も、号泣だった。



「でもハナ、これでモチベーション上がったんじゃない?

司法試験、絶対合格するって。」



「うん!!」



「んで?

幸せそうで良かった。

真宵ちゃんも。って言ってたけど?

まさか?」



「そうなのです!!

真宵さまには中川 雅也様という恋人がいらしてですね…

高校のときは甲子園でも準優勝された強豪校の生徒なのです!!」



「そっかぁ!!

だからディズニーシー、来れなかったんだ。

2人で応援してたんだ?」


頬を赤く染めながら頷く真宵ちゃんが可愛い。



皆がこれからもずっと、幸せであるといいなぁ。





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