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ボーダー  作者: きぃ
未来
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46/46

幸せ

「ハナっ!」



「あっ…ミツっ!!

…ごめんっ!!」



「ったく…

でもまぁ…仕方ないよな。スーツなんて、初めて着るだろうし。」



「ね、おかしくないかな?」


真剣にミツに尋ねる。


スーツはライトグレーのピンストライプで、中のブラウスはピンクギャザーで、鞄はA4書類がゆうに入るサイズ、

一応寒いからオフホワイトのシングルトレンチコート羽織ってるんだけど…



「可愛いよ。

すごく似合ってる。」


軽く抱き寄せられて、額にキスされる。



「駅でイチャつくな?」



「まあまあ。

でもハナちゃん、ホントに可愛いわよ?」



そう言って現れたのは、レンとメイちゃん。


メイちゃんは、白のブラウスに、クールなブラックストライプパンツスーツ。

メイちゃんらしくて、すごくよく似合っている。

ブラックのダブルトレンチコートを羽織って、余計に知的さに拍車がかかっている。



レンは、ブラックのスーツにギンガムチェックシャツ&無地紺ネクタイ、ミツはライトグレーのスーツにボタンダウンシャツ&レジメンタルタイを着ている。



2人とも…知的オーラがすごいな(笑)



電車は残念ながら逆方向なので、ここでお別れだ。



「レン、メイちゃん!!

頑張ってね!!」



「うん!!

ハナちゃんと優くんもね!!」



私は今日から、新たな夢への一歩を踏み出した。


それから、5年の月日が流れた。



「優華!!

おいで。帰るよ?」



「はぁーい!!」



私のもとへと、まだ幼いけれど、しっかりとした足取りで駆けてくる女の子。



「パパ、抱っこ~!!」



「わかった。

可愛いなぁ、優華は。」



「私より?」



「ん?

やっぱお前が一番可愛い。だから結婚したんだし。」


「ねぇ、ママ?

今日は何のテレビみるの~?」



「ん~?

今日はね、ママのお友達が出てるの。」



「ママのおともだち?」



「うん。そうだよ?

ママが優華くらいちっちゃいときから遊んでたの。

そのお友達はね、芸能界っていう、すっごいキラキラした世界でお仕事してるんだよ?」



「げーのーかい?

いつか、優華もいける?」


「ふふ。

きっとね?」



お祖母ちゃん。


私は今、

すっごく幸せです。


ずっとずっと、このまま3人で幸せに暮らしていきます。



空の上から、見守っててね?






─END

あとがき



「ボーダー」


これにて、完結です。



中学生の頃から筆者が頭に思い浮かべたものを形にした、私の処女作です。



どうでしたか?


楽しんで頂けましたでしょうか?



生命の大切さ…憎しみの連鎖の結果などなど←重いな…f(^^;


盛り込んだつもりです。



一番伝えたかったことは…

幼なじみ3人を通した絆の深さです。



こんな、いつ何が起きても不思議ではない時代だからこそ…

"絆"の存在意義。

大切さ。


そういったものを…伝えていきたいな

と思い、書いていった作品です。



伝わっていたという方が1人でもいらっしゃれば…光栄に思います。


読者様の希望があれば、アンケートをとって、当作品に描かれている何組かのカップルに焦点を当てて書いたサイドストーリーなるものを執筆することも検討しています。



最後になりましたが、


この作品を読んで下さった読者の皆様、ありがとうございます。


皆様のおかげで、完結させることが出来ました。


またのご愛顧、よろしくお願いします。m(__)m



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