すき焼き
レンside〉
「完成ですっ♪」
るんるんしながら言うメイが、やけに可愛い。
そぉいえば、メイの手料理なんて食べるの、久しぶりだなぁ。
「超絶美味いよ!」
「蓮太郎…褒めても何も出ないわよ?」
とか言いながらも、得意気な表情を浮かべる。
お手製パスタを食べ終えた頃、村西さんが言った。
「オレ、夕食済んだら本部戻るな?
…だから後は、2人でらぶらぶしろ?」
「はい…って…
えっ!?」
隣のメイなんか顔真っ赤(笑
村西さん、そんなこと言ってる場合なのかな…
一応、31歳だぜ?
彼女とかいる様子もないし、人の心配より自分の心配を…
村西さんのことを案じていると、ふと、肩に重みを感じた。
いつの間にか眠っていたらしいメイが、オレの肩に頭をもたせかけてきていたのだ。
…間近で見るメイの寝顔、天使みたいでホントに可愛いな…
ってか…ワンピース1枚って…ヤバイだろ…
メイ、スタイルいいから身体のライン出るんだよな…
無防備にも程があるって…///
襲いたくなっちゃうでしょ?
「ったく…風邪引くぞ?」
ヒョイッと、メイの身体を軽々と持ち上げて抱っこすると、メイの部屋へと連れていく。
こうしてメイをお姫様抱っこするの…何年ぶりだろ…
「レン、いくら可愛いからって襲うなよ?」
「そっ…そんなことしませんよっ!///」
村西さんったら…高校生に向かってよくそんなこと言えるよな…///
オレだってたまに理性飛びそうになるのを必死に抑えてるんだから…
「ん…」
目を開けると、真っ白な天上が見えて、身体に毛布が掛けられていて、布団も敷いてあった。
横を見ると、ベッドの上でメイが相変わらず無防備に寝ている。
…いつの間にか寝てしまったみたいで、時計の針は19時30分を指していた。
こんなことしたの…村西さんしかいないな。
オレは部屋のドアを少し開けたまま、リビングに下りた。
「すみません…布団まで敷いて頂いて…」
「気にすんな?
高校生に夜通しでwiilはキツかったかw」
「いえ…夕食は村西さんが作るんですか?」
「そ。
もうすぐすき焼き出来るぞ!!」
カチャ…
ドアの開く音と共に、眠そうに目をこすりながらメイが入ってきた。
「おはよ!
ってか…また起こしちゃった?…ごめんね?」
「大丈夫よ。…自然に目が覚めたところだから。」
3人ですき焼きの鍋を囲んだ。
30分も経たないうちに食べ終わり、ソファーでまったりしていたところに、村西さんが声を掛けてきた。
「オレ…そろそろ行くわ。サンキューな。
レン、メイ。
今日…楽しかった。」
「こちらこそ、いろいろとありがとうございました。」
「あ…あのっ…村西さん!明日…本部…伺っていいですか?
詳しいコト…話したいんです!」
「…わかった。皆に、そう伝えておくよ。」
村西さんはメイの頭に手をポンって置いた後、帰っていった。
「蓮太郎、先お風呂入れば?私、洗い物してから入るから。
着替えは適当に置いておくね?」
「…ん。ありがと。」
そぉ言って浴室に向かおうとしたオレを、メイが慌てて引き止めた。
「あっ!
言うの忘れてたっ…
蓮太郎、明日…一緒に来てくれる…よね?」
「言われなくても行くつもりだったんだけど?
また今日みたいに話してる最中に泣いたら、オレしか頼る人いないだろ?
そーじゃなくても、メイが可愛すぎるから襲われたら困る。」
最後のほうは、わざと声のボリュームを下げて言ってみた。
「"そーじゃなくても"……何?」
「なっ…何でもないよっ…///」
オレはそれだけ言って、浴室に向かった。




