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ボーダー  作者: きぃ
変化
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14/46

禁忌……

私たちは、伊達さんが運転する車に乗り込んだ。


向かう先はもちろん、レンの家。


レン、雰囲気は変わったけど、言動は昔と変わってなくて、安心した。


レンの家に到着。


彼にとっては、3年ぶりの自宅。

家に入ると、クラッカーの音に迎えられた。

その主は、二人のレンのお姉さん。

リビングが飾り付けられてて、パーティー会場と化していた。

主役のレンがいない。

入ってすぐ、角を曲がった小さな部屋に入っていった気がする。


…そっか。

レンがアメリカに渡った年の秋、両親が交通事故で亡くなった。

葬儀に行けなかったレンにとって、ここだけが唯一、両親に会える場所なのだ。

レンの帰国祝いパーティーは、すごく楽しいものだった。

伊達さんがお酒に酔ってしまったため、皆でレンの家に泊まることとなった。


ミツと明日香さんは全員分の着替えを取りにエージェントルームに向かった。



その間、

部屋ではレンと二人っきりだ。


…この空気、なんか久しぶりで…少しだけ緊張する。


「レン、ホント男っぽくなったよね~。

昔は華奢だったのに。」


3年前の空港で、レンに優しく抱きしめられたことを思い出しながら言う。


身体が急速に火照るのを感じながら。



「ごめんな?

手籠めにされた心の傷、すぐに癒してやれなくて。

決めてたから。

今度こそ何があっても日本に帰らないって。」



「…大丈夫。」


大丈夫と言ってみたが、あの出来事がフラッシュバックして、再び心の傷がうずく。


「大丈夫なようには見えないけど?(妖笑)」


さすが、レンはわかっている。


ふと、視界が暗くなったと思ったら、唇に温かく柔らかい感触。


天井さえもよく見えないということは、電気まで消えているみたいだ。


そして何か…生暖かい。


気付いたときには、

私の上にレンがいた。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈レンside〉


部屋で二人っきりで雑談中。

左を見ると、オレのことを男っぽくなったとか言いながら頬を赤く染める、可愛い幼なじみ。



…ハナも、

すげぇ女らしくなった気がする。


こんな可愛いヤツが見知らぬ男にレイプされたのが、すげぇムカつく。


オレはまず、そのことによる心の傷を癒せなかったことを、彼女に謝った。

彼女は

「大丈夫」

と言ったが、とてもそうは見えない。


これで悟った。


アイツ…


ミツの野郎、完全にハナの心の傷を癒してやったワケじゃない。


ちょっと話をしただけでまたうずき出す傷なんて、完全に癒したなんて言えない。

ミツはハナに対しては優しすぎなんだよ。


…いつもドSなくせに。


……オレが代わりに癒してやるよ。


覗き込んだハナの瞳は少し潤んでいる。


そのウル目…


マジ反則。


そんな目で見られたらオレ、マジで理性持たねーよ?

いつもの優しいオレを演じられる余裕なんてないからね!?



手始めにハナの唇をやや強引に奪い、ベッドに押し倒して部屋の電気を完全に消して闇を作ってから何度も何度も…

キスを繰り返す。


今、

この瞬間、

オレとハナは…

恋をしてるのかな。


永遠に叶うことのない一夜限りの儚い恋を…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


だけど…罪は重いな。

オレは…

ミツを裏切ってる。


ミツだけじゃない。

アメリカにいるあの子も…


裏切ることになる。



あの子のこと…



気になる程度だけど…ね?

彼女ではないし…


だけど…


何でだろ?


心に少し感じる罪悪感。


それを必死に振り払う。



ハナ?


お前もかなり…


罪、


重いからね?



オレの理性を持たなくさせた罪。



オレにミツとあの子を…

裏切らせる罪。



片方が背負うんじゃない。


共有し合えばいいんだ。


今から…ね?


〈レンside〉終



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


……翌朝。

朝日の眩しさに、思わず目を細めて寝返りを打つ。

目を開けると、レンのどこか可愛げで、でも綺麗な顔があった。



「おはよう…」


耳元で聞こえた、

寝起きの掠れた声。


やけに色っぽい。


「///おはよう。」


照れながら返す。



「よく寝てたね?

オレが優しくできなかったから?」


「言わないでよ…」



昨夜、

レンとT.A.B.O.Oを犯したことなんて、彼のさっきの言葉と、

彼と私の香水の匂いがする乱れたシーツと、

タオルケットを押さえながらじゃないと起き上がれない自分の姿を見ればすぐに分かった。

記憶のある頃から今まで、こんな姿で寝たことなんてない。


「シャワー浴びてくる…ね?」



「あ、あと、このことミツにもちゃんと言っ…キャッ!」



最後まで言い終わらないうちにタオルケットをはがされ、レンの腕に抱かれる。

「ち…ちょっと!レン!?」


5分くらいそぉしていただろうか。



「シャワー、浴びてきた方がイイよ?

昨夜のことはちゃんとミツに言っておくし。

多分もぉすぐ帰って来るだろうから…

着替えなら姉さんに頼んで置いといてもらうから。」


そう言って彼は、自分の腕から私を解放した。


足早にタオルケットにくるまりながら、バスルームに向かう。


鏡に自分を映して目に付くのは、

胸元と首筋に残る…

紅い痕。

レンが残したんだ。


ミツにバレたら…?


まあ、大丈夫だろう。



身体の痛みに耐えながらシャワーを浴び終えて脱衣場に戻ると一式の着替え。


これがあるってことは…

もう帰って来てるんだ。



脱衣場を出て、

レンの部屋に向かったが、二人ともいなかった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈レンside〉


♪~また違う世界で~


オレは朝から携帯の着信音で起こされた。

相手はミツだ。

着替えを取りに行ってすぐに帰ってくるつもりだったが、エージェントルームで寝てしまっていたので、もぉすぐ帰るという。


明日香さんもだそうだ。


焦らずゆっくり帰って来いとだけ言って、電話を切った。


電話の着信音にも気付かず、寝息を立てながら可愛い顔をして眠るハナが左隣にいた。


……キツかったか。

理性、何回飛んだかわかんないもんな…自分でも。

それだけ、ハナが可愛いってこと。


しばらくして、ハナが起きた。



「よく寝てたね?

オレが優しくできなかったから?」


意地悪く言うと、顔を真っ赤にしてうつむく。


さっきの言葉とこの状況で、昨夜オレらが何をしたか、よぉやく把握したみたいだ。


シャワー浴びて来たいから、ミツが帰って来たらこのことを伝えるように、

というハナ。


その言葉。

なんかムカつく。

今ハナの目の前にいるのはこのオレ。

そんな時に、他の男の名前を口にするんじゃねぇ。

オレだけを見ろ。


彼女が言葉を言い終わる前に、彼女を包むタオルケットを剥ぎ、自分の胸に身体を引き寄せる。

そうしていると、先ほどまでの苛立ちはどうでもよくなり、彼女をバスルームへ向かわせた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…この格好は、マズイ。

全裸だし。

とりあえず、服着るか。

オレは、辺りに散らばっている服に手を伸ばす。


その時、ふわりと香る、甘い匂い。


ハナが愛用している香水。

彼女の服の上にオレの服が被さっている状態だったため、香りが移ったらしい。オレの身体からも同じ香りが微かにする。


付けたばかりのときは甘い香りだが、時間が経つと甘ったるく、妖艶な香りに変わる。

少女と大人の女の二面性を合わせ持つ香りは、今のハナにピッタリだと思ったと同時にそれは、

…オレにとっての媚香にしかなり得なくて、ついオレは何回も彼女を求めた。

印も…かなりたくさん付けた。

身体を重ねたとき、彼女がオレの背中に爪を立てたのさえ愛しく思えて…

間近でこのFragrance(フレグランス)を感じることが出来たせいもあったのかな…

とか、思ってしまう。



服を着終えてすぐ、ベッドに寝転ぶ。


向こうに5年間住んで、学校にも行って…

結構ツラかったけど、近所に住んでた女のコ…


狩魔 (かるまめい)



っていうんだけど。


そのコがいろいろ教えてくれてすごく救われた。

案外寂しがり屋なんだ。

普段は強気だけど。


スタイルはかなりいい。

今のハナくらい。


……待てよ?

オレ今、


メイとハナを重ね合わせて…?


オレ…

サイテーじゃん。


オレはハナを好きにならないほうが…

良かったのかもしれない。最初で最後のハナとの行為。


今日のことは、一生忘れないだろう。



そんなことを考えていると、微かに家のドアが閉まる音がした。

誰かの会話に、階段を上がってくる足音。

ミツ、帰って来たのかよ。

足音がオレの部屋の前で止まった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…この格好は、マズイ。

全裸だし。

とりあえず、服着るか。

オレは、辺りに散らばっている服に手を伸ばす。


その時、ふわりと香る、甘い匂い。


ハナが愛用している香水。

彼女の服の上にオレの服が被さっている状態だったため、香りが移ったらしい。オレの身体からも同じ香りが微かにする。


付けたばかりのときは甘い香りだが、時間が経つと甘ったるく、妖艶な香りに変わる。

少女と大人の女の二面性を合わせ持つ香りは、今のハナにピッタリだと思ったと同時にそれは、

…オレにとっての媚香にしかなり得なくて、ついオレは何回も彼女を求めた。

印も…かなりたくさん付けた。

身体を重ねたとき、彼女がオレの背中に爪を立てたのさえ愛しく思えて…

間近でこのFragrance(フレグランス)を感じることが出来たせいもあったのかな…

とか、思ってしまう。



服を着終えてすぐ、ベッドに寝転ぶ。


向こうに5年間住んで、学校にも行って…

結構ツラかったけど、近所に住んでた女のコ…


狩馬 (かるまめい)



っていうんだけど。


そのコがいろいろ教えてくれてすごく救われた。

案外寂しがり屋なんだ。

普段は強気だけど。


スタイルはかなりいい。

今のハナくらい。


……待てよ?

オレ今、


メイとハナを重ね合わせて…?


オレ…

サイテーじゃん。


オレはハナを好きにならないほうが…

良かったのかもしれない。最初で最後のハナとの行為。


今日のことは、一生忘れないだろう。



そんなことを考えていると、微かに家のドアが閉まる音がした。

誰かの会話に、階段を上がってくる足音。

ミツ、帰って来たのかよ。

足音がオレの部屋の前で止まった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「レン、起きてるか?」


その声て共に、扉が開く。やっぱりミツだ。


「オレとハナ、疲れて寝ちゃってさ。

今、ハナに先に風呂入って来いって言ったんだよ。」

ミツと明日香さんが帰って来たとき、リビングには巴姉さんがいたらしい。


しばらくオレと話していたミツは、怪訝な顔で部屋を見渡し始めた。

そしてオレの手を引き、隣の巴姉さんの部屋へと連れ込む。


「正直に言ってほしい。

昨日…ハナに何した?」


後には壁。

目の前にはミツの顔。

口角のみが上がっていて、目は笑っていない。

観念して、全てを伝えた。


「オレ、夕べ…ハナを抱いた。

これ、冗談じゃねぇから。」


「ふざけんなよ!

てめぇ、それでもオレの幼なじみかよ!」


オレの胸ぐらを掴んで、そう訴える。



「それはこっちの台詞だよ!

中途半端な傷の癒し方しやがって!ハナに対しては優しすぎなんだよ!

ハナが手籠めにされた後にいつものドSなミツでいれば、ハナの心の傷も癒えてたし、オレもこんなコトをせずにいられたんだよ!

いつも優しくしてればいいワケじゃねぇんだよ?

いくら好きなヤツの前だからって!

自分が一番分かってただろ?ハンパなことはするもんじゃないって。

理性飛ばしたオレも悪いけど、この状況の種をまいたミツも悪いんだよ!」


オレの精一杯の反論。


それを聞いたミツは、掴んでいた胸ぐらを勢い良く離す。

そのせいで身体が壁に叩き付けられ、床に倒れ込む。


「レン、勝負しようぜ。

これから始まる高校生活の中で、オレとお前はハナにアタックしていく。

決着は、バレンタインの日に、ハナ自身につけてもらう。

これでどうだ?」



「いいよ。

受けて立つ。」



オレがそう言うと、手を差し出して来た。


オレは手を引っ張って起き上がったのち、その手を強く握る。


「カッとなって悪かった。

手ぇ出したのはお互い様だから、ここから頑張ろう。」



「ああ。」


3年越しの勝負だな。


オレたちは二人連れ立って部屋に戻った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈ミツside〉


小鳥のさえずりで目が覚める。


…見慣れない風景。

見渡す限りパソコンばかりということは、ここはエージェントルームのようだ。そして、オレの回りには大量の鞄。

今、レンの家にいる男性社員みんなの着替えを持ってすぐ戻るつもりが、エージェントルームの床で寝てしまっていたらしい。


オレはレンに電話してその旨を伝え、女性専用更衣室で寝ていたらしい明日香さんを起こした後にエージェントルームを出た。


まだ完全に眠気が覚めていないせいか、足取りが重い。

30分ほどかかって、よぉやくレンの家に着いた。

出迎えてくれた巴さんに着替えを渡し、レンの部屋へ向かった。



「レン、起きてるか?」



そう声をかけ、ドアを開ける。

レンは普通に起きていた。時差ボケ等は心配ないようで、それは一安心だった。ハナは今、シャワーを浴びているという。



…オレが着替えを持って来るタイミングが遅かったから、仕方ないか。


……だが、何かがおかしい。

部屋をぐるりと見渡してみる。


……レンかハナのどちらかが布団で寝た形跡はない。ということは、一つのベッドで寝たのか?


頭の中を嫌な妄想ばかりが駆け巡る。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


思えば、昨日エージェントルームに着替えを取りに行くと告げてレンの部屋を覗いたとき、ベッドがキレイに整っていた。


だが、今はシーツもそれが嘘のように乱れているし、掛け布団も床に落ちてしまっている。


ハナもレンも、寝相は悪いワケではない。


しかも、掛け布団からは花柄の布地が顔を覗かせている。


昨日、ハナが着ていた服の柄。


O型のくせに几帳面なところのあるハナが、自分の服を鞄にしまわずに放っておくワケがない。


オレがさりげなくレンの隣に座った、その時だった。

香ってくる、甘ったるい匂い。

ハナが昨日も付けていた香水だ。


明らかにおかしい。


…この状況。


考え込んでいると、レンが付けていたストールからチラリと見えたのは無数の赤い痕。



眠気でボーッとしていた頭が、こんなことでハッキリしてきた。


レンは、アメリカから帰った日は必ず豆球が点いた状態で眠りにつくのだが、今日は完全に電気が消えていた。



信じたくなかったが、やはり、ハナとレンが…



T.A.B.O.Oを犯した。



それしか考えられない。


眉間にシワが寄るのが、自分でもハッキリと分かった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


オレは、レンの手を強く引いてドアを乱暴に開け、隣の部屋の壁に彼の身体を押し付ける。



「昨夜、

ハナに何した?

いや…

"ハナと"と言ったほうが正しいか?」


レンは固く結んでいた口を開いて、ゆっくりとしゃべり出した。

その言葉の一つ一つがトゲのように胸に刺さる。


「オレ…夕べ…ハナを抱いた。

これ、冗談じゃねぇから。」

想像はしていたが、やはり本人の口から聞いてショックを受けた。


「ふざけんなよ!

てめぇ、それでもオレの…アイツの幼なじみかよ!」


気づいたら、レンの胸ぐらを掴んで、そう怒鳴ってしまっていた。



「それはこっちのセリフだよ!

てめぇこそ、ハナの心の傷をちゃんと最後まで癒してやらなかっただろ!?

お前は、ハナに対してはバカみたいに優しすぎなんだよ!

いつもドSなくせに。

いつものお前でいれば、ハナの心の傷も癒えてたし、オレもこんなことをせずに済んでたんだよ!!

理性飛ばしたオレも悪いけど、この状況の種をまいたミツも悪いんだよ!!」


普段めったにマイナスの感情を表に出さないレンの、精一杯の反論。


オレはムカついて、掴んでいたレンの胸ぐらを勢い良く離す。

レンが床に倒れ込んだのがわかった。



確かに、事実だった。




…オレはあの日、T.A.B.O.Oな行為を最後まで終わらせてはいなかった。


それが、ハナのためだろうと思っていたから。


でも、結局は、ハナを苦しめていただけ…

だったんだ。



何でそんなことが久しぶりにあったレンに分かって、オレに分かんねぇんだよ。そんな自分が、情けなくなってくる。


やっぱさすが、幼なじみだな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


明日香さんから少しだけ聞いた。


レンはオレとハナと同じ高校に行くらしい。



それなら…


ちょうどいい。



何年ぶりかの…


3人一緒の学校生活。



そこで、決着をつけたい。


「レン。

勝負しようぜ。

これから始まる高校生活の中で、オレとお前はハナにアタックしていく。

決着は、来年のバレンタインの日に、ハナ自身に付けてもらう。

どうだ?」



「いいよ。

受けて立つ。」


その答えを聞いて、レンに手を差し出す。


レンは立ち上がった後に、オレの手を強く握ってきた。



負ける気がしないな。


3年越しの勝負。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ようやく、ミツとレンが部屋に戻って来た。




「遅いっ!!

もう、皆は起きてリビングにいるよ。

私たちの高校入学祝いのパーティーやるんだ、って張り切ってる。」


3人揃ってリビングに降りる。

な、なんか、レンの帰国祝いのパーティーより料理が豪勢な気がするのは私だけかな。




「良かったな。

お前ら3人仲良く同じ高校に入れて。」


そう言う伊達さんに、

はい。

って言う私たち3人の声がハモった。




「それにしてもレン、どうやってアメリカにいながら入試受けたの?」



「ん~?

高校の先生がアメリカまでわざわざ出向いて面接してくれたの。」



「入学手続きとかは?

入学者説明会のときにハナと2人でお前の姿必死になって探したりしたけど居なかったから。」



「ああ。

祖母が全部やってくれてたからさ。」





祝賀会の1日は終わり、4月になって、入学式の日がやってきた。

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