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ボーダー  作者: きぃ
記憶
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13/46

再会

そしてそれから3日が経ったある日。



私とミツは、成田空港に来ていた。



3年前の今日、ここで再会を誓ってお別れした、


……宝月 蓮太郎。



お別れのときは泣いたなあ。


昔から私はそんなに泣くほうじゃなかった。



だけど、この二人といると安心できる。


だからつい、涙もろくなっちゃうんだよね。



それくらい心を許せる相手ってこと。(笑)


空港のゲート前で、私はそんなことを思っていた。

すると、誰かに後ろからポンと肩を叩かれる。

振り向くと、彼はもうそこにいた。



「レン!帰って来て早々ビックリさせないでよ~。

ってか、何で全然連絡くれないの?

寂しかったんだからね?」


そう言って、レンの胸に顔を埋めるようにして抱き着く。



「ハナは大げさすぎだけど(笑)、ホントに心配したんだぜ?

伊達さんにしか連絡しなかったみたいじゃんかよ。」


「悪い悪い。オレなりのサプライズだったの。

ビックリしてくれたなら良かった。」


何かレン、カッコ良くなった。

雰囲気変わった、

ってゆうか。


言動がカッコイイの。



ミツも、男っぽくなったって言われてた。


3年で、

人はこんな変わるもんなんだね。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈ミツside〉


ハナが遠い目をしてる。


きっと、

昔の…

3年前のことを思い出してるんだろーなあ。


ふいに人の気配に気付いて後ろを向くと、レンがいた。


…気付いちゃマズかったか。


ヤベエ。


気付いていない様子のハナの後ろに移動するレンに、見て見ぬフリをする。


案の定、ハナがメッチャ大げさなリアクションをしている。


アイツがレンに抱き着いているのを見て、ムショーに腹が立った。



しかも、カッコ良くなったとか言ってたし。


その言葉、オレに言ってくれよ。



でも、

オレも男っぽくなったって言ってもらえて嬉しかった。


…なんか、ライバルとして認めてもらった気がしたんだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〈レンside〉


ゲート前にハナとミツの姿を発見!

オレに気付いてないみたいだ。

ちょっと驚かせてやろっ。

チッ…


ミツには気付かれたか。


でも、ハナには気付かれていない。


ハナの肩を軽く叩くと、寂しかったとか言いながらオレに抱き着いてきた。


胸元が空いた服着んなよな。


それでさらに寂しかったなんて言われたら…




男は誰だって理性持たねーよ?



相変わらず可愛いヤツ。


だけど、

すげー大人っぽくなってて…


ミツとの行為のせいもあるのかと思うとちょっと悔しいけど。



スタイルも良いし。


3年前と全然違う。


人ってこんな変わるもん?


……コイツが…



見知らぬ男に犯されたのかよ!?



ヤベエ…



悪いな、ミツ。



近いうちにオレ、


マジでハナを襲うかも。



負けねぇからな?



今オレらは…



ライバルだし。




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