第49話 靴を舐めたら、ちょっと土っぽくとちょっと酸っぱかった
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次の授業が体育だから着替えたまでは良いんだけど、机の横にぶら下げていた体育館シューズが見当たらなかった。
「えーとね」
先に着替え終わっていた前の席の友達。
待っていてくれるのはありがたいんだけども違和感がすごい。
ジャージの一部がやたらと盛り上がっているんだ、いつも真っ平らなところが。
「朝起きたらこうなってた」
「んなわけあるか」
やたらと凸凹した友達の胸をぼすぼすと叩く。
「スパンキングの趣味があるのね」
「人聞きが悪すぎる」
早くそれを出せとジャージの中に手を突っ込んで引き出した。
「さわりたいなら言ってくれたら、いつでも良いのに」
「人聞きがさらに悪すぎる」
ぬるーく人肌温度の体育館シューズ。
履きたくないな。
「貴方って冷え性でしょ?
温めておいたわ」
「ありがとう優しいね、6月後半で気温30度近いけど」
相変わらずな友達はもうほっておいてさっさとシューズに履き替えた。
「うえ、なんかぬるっとしてる。
汗かいてたの?」
運動用に髪を縛っている友達がよくわからない表情をしていた。
「え?私は汗あまりかかない体質よ?」
ポニーテールにした友達はちょっと色っぽいけど、それは置いておいて今なんて言った?
「いや、靴の中がしっとりというか」
「ああ、それは汗じゃないわ、唾液よ」
なるほど汗じゃないんだね、勘違いしてた。
唾液だったか。
そうか、唾液か、舐めたのか。
「キッ……モ!」
-次回予告-
そうだ!ぬいぐるみを茹でよう
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