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第33話 のど飴で死にかねない友達

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私が飴をころころ食べてると、トイレから帰ってきた前の席の友達が不思議そうに見てきた。


「花粉症ひどいの?」

「6月は6月の花粉があるんだよ」


冬以外の間ずっと花粉症の私は、よく喉がガビガビになってしまって、のど飴を食べることが多い。

話し方が舌っ足らずになりがちなのも鼻が詰まっているから。


「私にもひとつくれるかしら?」

「のど痛いの?」

「寝るときは暑いから窓開けて寝たら、朝方は冷えてたみたいでね」

「あー、あるある」


口の中でころころ転がる球体。

漢方が入っていてちょっと独特のにおい。


「これ薬っぽいけど大丈夫?

 死なない?」

「人をばい菌か何かと思ってる?」

「それの兄弟くらいかなーと」

「……確かめるためにも舐めてみるわ」


のどを押さえ、わざとらしく鳴らしながら近づいてくる。


「なんで顔を寄せてくるのかな?」

「飴を貰おうかと」

「飴はね、カバンの中なんだ」

「新品をもらうなんて悪いわよ、使いかけでいいわ」

「よくないなー、私は全然よくないなー」

「のどが痛いわー早く舐めたいわー、えふんえふん」


おまえさっきまで咳なんてしてなかっただろう。

調子が良すぎる喉だな。


-次回予告-

初めてのデート編

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