↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
33/45

第32話 空から見守るストーカー

「へぇー、あんたってそんな趣味あったんだ」


前の席の友達の麺棒を使った意外な趣味に私は驚いた。

あれでああするって感覚は私にはなかったよ。

うんうん、意外だけど人には言えないな。


「話したことなかったかしら。

 逆に貴方は何か私に言ってないようなことある?」


あったっけ?

毎日話し過ぎていて、何を言ったか言ってないかが曖昧。


「お風呂にスピーカー持って行って歌ってるとか」

「セールで買ったやつでしょ聞いたわ」


言ってたか。


「ポテチを最近うす塩からハニーバターに浮気してる」

「部屋にたくさん置いてたじゃない」


見てたか。


「部屋のティッシュを香り付けに変えたらちょい幸せ」

「50円高いやつよね、花粉症は大変ね」


ん?この間変えてからこいつ部屋に来てないような?


「猫を庭で見つけて可愛かったのー」

「あの茶トラ美人ネコさんよね」


……おい。


「何で知ってんの!これ今朝のことよ!」

「おっと」


失敬としおらしく口を両手の指先で押さえる友達。

誤魔化せてねえからな。

なんでも顔パワーでごり押せると思うなよ。

でも可愛いな。


「私の体に何か埋め込んで監視してる?」

「そんなややこしいことはしてないよ」

「シンプルなことはしてるの!?」

「おっと」


口は押えたまま、今度は空を見つめていた。

その視線は雲を遥かに突き抜け、ずっと遠くへ続いている気がした。

まさか……衛星?


-次回予告-

のど飴ください

あ、その舐めかけのでいいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。