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第29話 貧乳は話せないLINE

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日曜深夜0時過ぎ。

お風呂上がりのホカホカのままベッドに倒れ込む。

湿り気が残る指で、かれこれ数時間やり続けている前の席の友達とのメッセージに返信をした。


一晩明ければどうせ会うのだけど、それはそれ、これはこれというか。

なにか大切な話をしているわけではなく本当に雑の談。

でもそれも正直少し面倒くさくなってきて、友達が静かになるだろう文章を打ち込んだ。


『ここで新ルールの追加です』

【なに急に?】

『ここからは胸のカップ数だけしか文字を打てません』

【は?】

『ルール違反』

【私も二文字位は打てるわよ】

『ルール違反』


これで友達も大人しく眠れるかなと半分夢の世界に落ちかけたんだけど、スマホが煩すぎるほど鳴り続ける。


【あ】

【し】

【た】

【お】

【ぼ】

【え】

【て】

【な】

【さ】

【い】

【よ】

【こ】

【う】

【か】

【い】

【さ】

【せ】

【て】

【や】

【る】

『効いてて草』


それからも壊れたかのように震え続け、おかしいほど改行を繰り返すチャット欄。

効率が悪い女は嫌だねえ。

早く寝ないと育たないよ。



--次回予告--

ハンドクリームつけすぎちゃった、てへっ 編

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