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第17話 友達がどの角度から見てもストーカー

「はっ!!」


掛け声とともに私のベッドにダイブをする前の席の友達。

学校帰り遊ぶことになったんだけど、毎度のことながら奇行に走るなこいつ。


「枕に顔をうずめるな、あとケツ」


スカートがめくれてショートスパッツ丸出しの臀部を力いっぱいたたく。


「抜け毛を集めるな、起きろ!」

「もう少ししたら貯まるんだからほっといて!」


どんだけ私の髪持ってるの、あと何する気なの。

ベッドから友達を引きずり下ろすと何やら不満げな表情。


「この間は椅子のクッション持って帰ろうとするし、何してんの」

「いやあ、良い匂いがするからつい」

「……どこの臭い嗅いでるの」


前の席の友達が珍しく頬を染めて私の肩を叩いてくる。


「私に何言わさせるつもりよ」

「ほんとにどこ嗅いでんの!」


週末の日帰り旅行の予定たてようって集まりなのに、なにも進まない。

私は神戸行きたいの、岡山からならすぐだし港公園とかのんびり散歩したいの。


「ほら決めよ」

「えー決めることなんてほとんどないわよ」


だらだらしたいのか私にしだれかかってきて、体温を感じる。

耳元でぶつぶつと囁かれた。


「神戸行きの始発は5時。

 午前中につきたいなら6時にでよっか」

「え?」

「週末は曇りだし水辺歩くなら薄着じゃないほうがいいね」

「え?」

「キッチンカーとかたくさん出るみたいだし、食べ歩きもいいね」

「え?」


なんで私のことそんなにわかってくれてるの?

何も話してないのに。

こんなに理解してくれるなんてまるで、


「ストーカーじゃん」


きょろきょろと盗聴器とカメラを探した。

こいつならやりかねん。


「まだつけてないよ?」

「まだ!?」


--次回予告--

イカ臭いキス 編

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