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第120話 タワー1級建築士

【毎日更新】

評価 or ブクマおまちしてます。

嬉しくて踊ってしまいます。

「ちょっと聞きたいんだけど」


休憩時間、私は前の席の友達の背中をつついた。


「あんたってネットスラングとか詳しい?」

「そこまで長けてるわけではないけど、貴方よりは多少は」


別の高校に進んだ中学の友達数人とグループチャットで話してたんだ。

そこで私に向かってよく言われる言葉が、何をいってるかよくわからないんだ。


「なんかさ、”てえてえ”とか”キマシタワー”とか”けしからんもっとやれ”とか、そんな言葉ばっか言われる」

「……普段いったい何を話してるのよ、その人たちと」


別に大したことは話してないが。


「最近だと遊びに誘われた時に、あんたといった所だったから楽しいとこだよって」

「他には?」

「聞かれたから何をしたとか、どんなこと話したとか。

 あ、もちろん他の人に言うべきじゃないことは伏せたよ?」

「……他には?」

「えー、ほかに?

 あー、あんたが美味しそうにアイス食べてて可愛かったとか言った気がする」

「なるほど理解した」


理解?いたって普通のやりとりだと思うけど。


「貴方が悪いわ」

「なんで!?」

「私たちがその、なんていうか、イチャ……和気あいあいしている話をたくさんするからよ」

「楽しかった話をすることの何が悪いの?」

「燃料投下というか、栄養補給というか。

 どちらにしても、あまり情報提供するのはやめたほうがいいわ」


なんぞそれ?


「けっきょく私って何言われてるのこれ?」


腕を組んだ友達が唸りながら悩んでる。

黙って待ってるんだけど、なんかすごい長く思考してるんだが。


「仲が良いねと褒められたのよ」


その説明のどこに悩む必要あった?


「褒められてるなら、まあいいか」

「深く考えてはだめよ」

「だね、スラングにそんなに意味なんてないもんね」


私はスマホを取り出してチャット画面を開くと、スイスイと操作をした。


「”うん、仲良しだよ”っと。

 あ、この間一緒に撮った写真見せてもいい?」

「それをやめろと言っているのだけれど。

 貴方は放火魔か何かかしら?」

「健全な岡山市民ですけど?」


何言ってんだこいつは。

いいや、送っちゃお。


「うわああああ、なんかすごい勢いでスラングだらけのメッセージきた!

 なんか”おかわり希望”っていわれてるんだけど、もっと写真送ればいいの??」


-次回予告-

お願いしたいな


挿絵(By みてみん)


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嬉しくて踊ってしまいます。


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