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第11話 熱の測り方が独特すぎる前の席の友達

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登校すると前の席の友達の顔が赤かった。

いつもの透明な肌が調子の悪いリンゴのような色になってる。


「おはよ。

 どうしたの?風邪?」


鼻も調子が悪いみたいで、少しだけ詰まってるような声で返事してきた。


「昨日お昼は暖かかったから油断して薄着で寝ちゃって」

「あー、夜はまだ寒いもんね」

「だべ」


謎の田舎なまりでの返事は、これも体調不良からなのか。


「おでこ貸してー」


前の席の友達が自分の額に手を当てながら私のほうにも伸ばしてくる。

はいはいと前髪を持ち上げるとやたらと熱い指が添えられた。


「どうなんだろ、よくわかんない」


半分溶けた顔でぼけっとしている。

いやこれ熱あるよ。


「もうちょっとちゃんと確認する」


前の席の友達の手が離れて、顔が近づいてきた。

これはよく恋人がする、おでこでの熱の測り方?

『きゃっ、恥ずかしー』みたいなリアクションが良いのかな。

あれこれ考えている間にひっつく私たち。

くっついた肌が凄く熱い。


「冷たくて気持ちいいー」

「あのさ」


やたらと近い顔。

けど思ってたのと違う。


「こういう時はおでこをくっつけるんじゃない?」


なんでこいつはほっぺたをひっ付けてきたの。

そして小刻みに動かしてすりすりするの?

体調悪いから多少のことは許されると思ってるのか?


「ほっぺたもちもちで気持ちよ」


丸顔なのを気にしてるの知ってるのにその発言は万死に値する。

とりあえず保健室に引っ張っていって体温計で確認して早退。

それから明日大お説教だ。


どうぞお大事にね!!


--次回予告--

一緒にシャワーを浴びよう 編

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