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百目式妖怪図鑑  作者: 百目


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14/16

14ページ


No.66


妖怪 血溜まり歩み


淡々と異界を徘徊する妖怪


この妖怪は正直な所

何か分かった事は殆どない


異界で見け

足には内側に棘がある靴を使い

淡々と徘徊してる妖怪なのだ


そのせいかどうかは分からないが

常にその足元は血溜まりであり

ピチャピチャ足音を立てて徘徊を繰り返してる


話も通じず

何の目的があるのか

全く分からなかった妖怪だ




No.67


妖怪 泥鞄


泥んこ塗れの鞄を持ち歩く妖怪


一見すると人当たりが良さそうな

おしとやかな人の様に見える


しかし

その手には泥まみれの鞄を持ち

とても大切なモノを手渡すのだ


渡された本人は直ぐに捨てようとするが

その形に妙な身に覚えから

洗い流そうとしてしまう


大体は本人に取ってはろくでもない

嫌な記憶を呼び覚ますモノばかりだが


たまに大切な忘れてた

思い出の品が出て来る事もある様だ


例外として洗い落とす事も出来ない

泥の塊を常に持ち歩く人も居るらしい




No.68


妖怪 迷惑様


まあ神様だが妖怪なヤツ


何処から説明すれば良いか迷うが

影響力はある中々凄い神様ではある


だがこの様な名前であるので

当然とんでもない神様でもある


基本的にちょっとズレてるのだ

そして親切心で神力で意味を変えてしまう


例えばキーボードの文字を全て

古来ギリシャ文字にして

その文字の意味が影響した事件などが有名だ


大体一回会えば分かるし

当人もその名前を気に入ってる

中々忘れ難い妖怪様で

こいつを祀ってる祠は壊してはならない


本当に困った神様である




No.69


妖怪 無人鳥


誰も知らない鳥方の妖怪


非常に説明がややこしいが

こいつは人に纏わる

全てルートに姿を現さない妖怪なのだ


怪異的な者達からは当たり前の存在だが

人類からしたら絶対に

目撃する事すら出来なく


些細な見た目すら飛び立ってしまうらしい

幸い文字や口伝なら伝わるので

その中でしか分からないが

その話の中身はバラバラなのだ


何が正しいのか間違ってるのか

分からないとても奇妙な妖怪ではある



No.70


妖怪 幸福天秤


基本的に無口な

片手を常に前に差し出してる妖怪


この妖怪は置物みたいに

本当に何もしないのが特徴的で

常に片手を前差し出してる状態で動かないのだ


この手に触れると

その人の様々な幸福を語り出し

どれ程幸せだったか実感する事が出来る


それだけならまだ良かったのだが

合計1時間以上その話を聞き続けると

今度はその幸福の重みに次第に気分が沈んでしまう

中々恐ろしい妖怪でもある


たまに会話も出来るのだが

本人的にはコレが最も心を痛められるから

続けてるらしいヤバいヤツだったりする

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