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14話 あ、押しちゃった。

抗争もいよいよクライマックス! 残りのロボを消滅させている間、ユピタ、センリ、セムカはコダマを食い止める! 「俺」と「俺の最強」を探す冒険ファンタジー!

ついに機械科最深部へとやってきた。…大将戦だ。

ドガァーン ドアを蹴破り、侵入する。やはり、まだロボが数体いるようだ。


アスナロ「対消滅タックル(ぶつかりわかちあう)!」


コダマ「いきなりか! 残り3体、燃料いらずの原子炉搭載型だ! 今のうちにアスナロを殺せ!」


アスナロ「オレはおやつを食べて回復するぜ。」

ユピタ「ソンブはニコラスを頼む!」


ソンブ「オーケー。てめぇら!もう2体を任すぜ!」


電気科組員『おう!』


俺は、コダマかぁ! 一人で、相手になるのか? 前に戦(や)ったときは手も足も出なかった。しかも今回は、さっきの戦いのダメージが残っている。


センリ「何一人でやろうとしてんのや。わいも手伝うで。いっぺんコダマと戦ってみたかったんや。」

セムカ「ウチもやりた~い! コダマのこと、メブキの代わりにぶってやるんだから。」


ユピタ「なんだよ、おまえら。結局ついてきたのかよ。まあいい、行くぞ!」


コダマ「3人か不足はねえ。来い! 機械剛腕(サイボーグアーム)! センリ、これで埋め尽くせばてめぇの速さは無意味だ!」

ピキピキビキッバキッバリバリ 巨大な機械の腕が狭い部屋の一角を埋め尽くす。


セムカ「無敵の要塞建ててみた♡ あなたも創造系なのね。体積勝負なら負けないわよ。」

グワァァァン ドシィン  新たに建てられた要塞と機械の腕がぶつかり、押し合っている。


セムカ「センリ! 要塞のてっぺんを押して!」


センリ「ポチっとな。なるほど。この罠を使うんやな。」

要塞のてっぺんから長い長いロープが出ていた。


センリ「これで奴の動きを止めるで!」

キュイン キュイン キュイン 光の速さでコダマの周りを走り、ロープで雁字搦めにした。


コダマ「なにぃ⁉ 斬、斬れん。」

セムカ「当り前よ。最強の要塞は罠も最強なの。てかさぁ、ウチの能力、あんたにめっちゃ相性良くない? ユピタ、やっちゃって!」


ユピタ「すげぇ。二人がいれば、これだけ追い詰めれるのか。俺だって。さっき出血して、コツをつかんだ。血流も「波」だ。波を操る…血流タックル(フィジカルウェイブ)!」


コダマ「ぐはぁ」

コダマの体内に直接攻撃! コダマがよろめき、倒れる。

どうだ。これもしかして、俺らだけで倒せるんじゃないのか?

今の間に、俺たちの背後ではアスナロが3体目のロボを消滅させていた。あとは、ニコラスのロボとコダマ! あと2分、耐える。いや、倒してしまおうか。


ドゴゥゥゥン 倒れていたはずのコダマが、起き上がっていた。

コダマ「なかなかのコンビネーションじゃねぇかよ。だがな、要塞に罠仕掛けてんのは、なにもお前たちだけじゃねぇ。はい、ポチッと。」


ガコン グイーン うわっ、部屋中が勝手に襲い掛かってくる。しかも、俺らも流されてるぞ⁉


コダマ「オレら組のシロツメってやつの能力、計算通りに襲う部屋(アルキメデスイッチ)だ。ここから抜け出せたら相手してやるよ。その前にオレがアスナロをつぶしとくけどな。」


クッ、なんとかならないか。お! ギミックの中に扇風機があるじゃん!

ユピタ「コーダーマー! 詰めが甘いぞ。」

ドガッ 風に乗って航海し、コダマにタックルをお見舞いした。


アスナロ「モグモグ、ムシャムシャ、ゴクン。ようし。肩が復活したぜ。」


ニコラス「組長!吾輩のロボも消滅してしまった。もう、勝ち目がねぇ。」

コダマ「くそったれ、オレの腕もまともにやったら消滅させられちまうしな。オレらの、負けか。」


アスナロ「てめぇら! 勝鬨だぁ!」

電気科組員『オオォォ!』


ホロム「ちょっと待ったぁ!」


一斉に静まり返り、その少年のもとに視線が集まった。しかけから這い上がってきた二人も、呆然と少年を眺めている。


ホロム「電気科組の勝になるくらいなら、今ここで自爆しますよ。あんたら全員巻き添えにして!」


! 全体に衝撃が走る。確かにここは機械科棟最深部。逃げきれない。


コダマ「召崩弾ってやつか?おまえの親父んとこの、」

ホロム「その通りです。これは僕が作ったものなので、この機械科棟くらいは吹っ飛ばせる威力でしょう。どうです?アスナロさん。一つ、機械科組を存続させること。二つ、しばらく機械科組員に危害を加えないこと。この2つを守ってくれるならこのボタンは押しません。」


アスナロ「クッ、まあいい。条件を飲もう。」

ホロム「よかった~。僕もあんま死にたくないんで、あなたみたいな常識人には助かりますよ~」


停戦へと向かい、安心しかけたとき、事態は起きた。


ドウゥン ドウゥン なんだ、船が揺れる! 何かがぶつかってきている!


ホロム「おっとっと、うわぁ」


ポチッ


え? ホロムが倒れ、ボタンを、押してしまった。


コダマ・センリ「逃げるぞ! 捕まれ!」

コダマ「機械剛腕(サイボーグアーム)! 全員つかんだぜ!」

センリ「唯我独走(ゆいがどくそう)! 食堂まで、0秒!」

ヒュン つ、ついた。むこうで、爆発が起きている!


キュウン グゴゴゴゴゴゴゴォォォォォォ ガァァァァァァァァン


やべぇ、爆発だ。船が沈む!

召崩弾により、船上学園モフェルトンが大破! そしてコダマとアスナロのトラウマになった奴が現れる。このピンチをどう切り抜けるのか。次回 15話 アイアイサー!

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