13話 抗争の終幕と破滅への序曲
機械科組の№2、ニコラスとの一騎打ちをするユピタ。さすがに敵は強く、勝ち目がない。と思っていたのに、もう仲間がかけつけてくれた? 3日間も戦っていた? 「俺」と「俺の最強」を探す冒険ファンタジー!
ニコラス「どういうことだ。まだ開戦からは数時間しかたってないはずだ!」
うん、俺もそう思っていた。
キョトン ? という顔で、仲間たちが見つめてくる。
いやいやいや、聞きたいのはこっちの方だよ。いくら室内で集中して戦ってたとはいえ、3日も戦い続けれる体力は俺にはない。だって、俺まだ生後4日の少年だぞ?
ユピタ「アイツの言う通りだよ、ソンブ! 俺らは3日も戦ってない!」
ソンブ「まあ、いいじゃねぇか。おまえが足止めしてくれてたおかげで、機械科組はほぼほぼ壊滅状態! あとは、共同エリアに逃げ込んだレジスタンスを捕らえ、機械科本陣を落とすだけだ!」
ニコラス「うぐっ、確かに、ロボとの通信が途絶えてやがる。ソンブ、てめぇ!」
ニコラスの乗るロボがソンブに単騎特攻してきた。 ツルリッ ロボが滑って横転した。
ソンブ「ふっ。どうだ、磁気浮遊の威力は。さっき罠を仕掛けておいたのさ。金属のロボじゃ、まともに立ってられねぇよな。ロボにはこの電磁砲でとどめだ。」
ドシュッ 目のライトが消え、ロボが停止した。すごい。オレが全力を尽くしても倒せなかったのに、一瞬で...
ジュッ シュウウウウン コクピットが外れてどこかへと飛んでいく。
ニコラス「覚えてやがれ! まだロボはあるんだからな!」
窓から船の外へ出て、おそらく機械科棟へと向かった。
ユピタ「ありがとう、ソンブ。もうすぐで死ぬところだったよ。」
ソンブ「礼を言うのはこっちだ。よく3日もあの野郎を足止めできたな。そのおかげで、指示のない自動ロボを簡単に殲滅できた。アイツの得意戦法はロボに指示を出して将棋のように敵を追い詰めることだからな。よし。共同エリアに行こうぜ。」
…まあ、いいか。時間軸のズレを考察するのはあとにしよう。
同じころ、共同エリア・食堂
電気科組員たち「オラァ! 機械科の奴等を引き渡せよ! 何されるかわからねぇぞ!」
セムカ「やだよー あんたらは機械科棟行って、決着つけなさいよ。」
少し天井の高い食堂内に小さめの要塞ができている。セムカの能力、「無敵の要塞建ててみた♡」によるもので、その窓を電気科組員が数人見上げている。
サクラ「こら! おとなしくしなさいよ! あなたのために手当してあげてんだから。ここは敵味方関係ない中立要塞よ。」
カチュウ「外に出してよ、仲間が呼んでるんだよ。」
サクラ「開けたら中にいる機械科の子がひどい目に合うじゃない! 抗争が終わるまで、元気な人は入れれませーん。」
そのとき、セムカが手当てをしていた機械科の奴が急に立ち上がり、セムカをつかんで叫んだ。
ウラジロ「Hey yo! 建築科の野郎ども、この女の命が惜しけりゃ、機械科に降伏しな、…yo。 俺様の全身凶器ですぐにも木っ端みじんだyo?」
セムカ「イヤ! 離して! 離してってば!」
セムカがもがき、建築科の人たちの注目が集まる。
センリ「セムカ! やい、中立地区で...何しとんじゃボケェ!」
セムカ「離してって、言ってるでしょ!」
ガコッ セムカが捕まれてない足で壁を押すと、そこにボタンがあった。
ヒュウウウウン ガシャン 機械科の奴の上から牢屋が降ってきて、そいつを捕まえた。そして、
ビリビリビリリリッ 高圧の電気ショックがウラジロを襲う。
センリ「なんや、大丈夫なんか。」
カンベエ「はい。要塞内だと、誰もセムカさんには勝てませんよ。」
セムカ「なによコイツ! 傷ついてたから手当てしてあげたけど調子乗ってさ! これだから男は…野蛮!」
黒焦げになって意識もないウラジロにセムカがぼろくそ言っている。
カチュウ「ゾー…」
サクラ「うふふ。君もああなりたくなかったら、大人しくしてなさい。」
俺も共同エリアにやってきた。
ソンブ「おい、おめえら! 建築科相手に騒いでんじゃねえ。戦意の無い奴らは放っといていい。もう機械科棟へ攻め込むぞ!」
電気科組員『おう!』
ユピタ「セムカー ありがとね! うまくいってるじゃん!」
セムカ「そっちこそ! 抗争終わったら打ち上げしましょ!」
機械科棟最深部・科学部部室
コダマ「ニコラス、てめぇ3日もどこ行ってやがった! おかげでオレらのロボット兵は全滅だぞ!」
ニコラス「すまねぇ、組長。不思議なことが起きてよ、ちょっと小僧と遊んでたらいつの間にかこんなに経っててよ。」
コダマ「遊んでたぁ?」
ニコラス「! いやいやそういう意味じゃなくてぇ!」
コダマ「まあいい。残りの隠しロボを起動しろ。籠城戦だ。それしか勝ち目がねぇ。」
俺たちはアスナロたちと合流し、機械科棟最深部へとやってきた。
ユピタ「この部屋に、コダマが、」
アスナロ「対消滅タックルで1分につき1体ロボを消滅させられる。なんとか時間を稼いでくれ。行くぞ!」
ついに機械科組との大将戦! さすがに数の暴力で押していくが、そこに未知の兵器が現れる! 次回 14話 あ、押しちゃった。




