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タカマガハラの神務官 〜神の力を使うのに必要なのは祈りではなく決裁です〜  作者: ひらまさ


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第4話 じゅじゅ課へようこそ

じゅじゅ課回です。


市松人形を持って、波多野が神務庁の中でも特にそれっぽい部署へ向かいます。


第4話 じゅじゅ課へようこそ



午後になった。


午前中の仕事は、あまり進まなかった。


理由は分かっている。


机の下に、古いデパートの紙袋があるからだ。


紙袋の中には、市松人形が入っている。


昨夜、志賀さんの家へ戻ることはなかった。


今朝、神務庁の入口で弾かれることもなかった。


INARI運用課の机の下で、今のところ何かをする様子もない。


それでも、そこにある。


何も言わないまま、ずっとそこにある。


僕はログ照合作業の画面を見ながら、何度も足元へ視線を落としていた。


「波多野さん」


声をかけられて顔を上げると、榊課長が立っていた。


「そろそろ行ってきてください」

「……はい」


行き先は分かっている。


呪具呪物管理課じゅぐじゅぶつかんりか


通称、じゅじゅ課。


神務庁の中でも、一番それっぽい部署らしい。


僕は机の下から紙袋を持ち上げた。


古いデパートの紙袋。


中には桐箱。


その中には、市松人形。


紙袋の口は閉じている。


けれど、持ち上げると、わずかに重さが手にかかった。


物としては軽い。


けれど、気持ちとしては軽くない。


「受け付けてもらえますかね」

「それは分かりません」


榊課長は、いつもの落ち着いた声で言った。


「ただ、持っていかないと分かりません」

「ですよね」

「あと、波多野さん」

「はい」

「勝手に置いて帰らないでくださいね」

「そんなことしません」

「しないとは思います。ただ、念のためです」


念を押される程度には、そういう人がいるということなのだろうか。


聞かないでおくことにした。


僕はリュックを背負い、片手に紙袋を持って、INARI運用課を出た。


リュックの中では、あぶさんが大人しくしている。


大人しい。


少なくとも、今のところは。


「行きますよ」


小声で言うと、リュックの中から返事があった。


「人間の物置か」

「呪具呪物管理課です」

「似たようなものだ」

「怒られますよ」

「誰にだ」

「たぶん、これから会う人に」


あぶさんは小さく鼻を鳴らした。


エレベーターに乗り、地下二階のボタンを押す。


ボタンの横には、小さな札が貼られていた。


特殊収蔵区画とくしゅしゅうぞうくかく


エレベーターが下りるにつれて、耳の奥が少しだけ詰まるような感覚があった。


地下二階で扉が開く。


廊下の空気は、上の階より少し冷たかった。


突き当たりに、厚い防火扉がある。


扉の横には、黒い文字でこう書かれていた。


神務資料管理局しんむしりょうかんりきょく


特殊収蔵区画


関係者以外立入禁止


呪具呪物管理課、とは書かれていない。


その下に、小さな案内が貼られていた。


『鑑定・照会は区画内インターフォンで担当者を呼び出すこと』


受付ではない。


窓口でもない。


たぶん、ここは人が相談に来る場所ではなく、物が運び込まれる場所なのだ。


僕は職員証を読み取り機にかざした。


低い電子音が鳴り、防火扉のロックが外れる。


扉は見た目よりも重かった。


開けた瞬間、空気が変わった。


古い木箱、紙、金属、薬品、それから線香に似ているけれど線香ではない何かの匂いが、薄く混ざっている。


防火扉の向こうには、細い廊下が続いていた。


普通の庁舎の廊下ではない。


壁際には、台車が寄せられている。


封緘ふうかん札の貼られた段ボール。


布をかけられた細長い箱。


赤い紐で縛られた桐箱。


金属製のロッカー。


それぞれに、色の違うタグが付いていた。


分類待ち。

再評価待ち。

地方返送予定。

開封禁止。


ラベルは整っている。


ただ、置かれている量が多すぎた。


整理されているのに、片づいていない。


そういう場所だった。


壁には、職員向けらしいポスターが貼られている。


『封緘前に記録、移動前に登録』

『札のない物件に触れるな』

『開封は二名立会い』

『5Sなくして封印なし』


その中に、一枚だけ妙に大きな文字のものがあった。


『通路は収蔵庫ではありません』


僕は、廊下の壁際に積まれた箱を見た。


明らかに、通路が収蔵庫になっていた。


「……説得力がない」


思わずつぶやく。


リュックの中で、あぶさんが小さく笑った気配がした。


廊下を少し進むと、右手にガラスの入った扉が見えた。


扉の横には、小さなプレートが貼られている。


呪具呪物管理課


その下に、手書きのマグネットで、


『じゅじゅ課』


とあった。


公式なのか、非公式なのか分からない。


扉の向こうは、事務所だった。


何人かの職員が、黙々と端末に向かっている。


普通の役所の執務室に見える。


ただし、周囲には廊下と同様に物があふれかえっていた。


机の脇には、分類待ちのファイルが積まれている。


誰かのデスクの上には、古い鈴のようなものと、未決裁の書類束が並んでいた。


整理されているのに、片づいていない。


廊下だけではなく、事務所の中もそうだった。


入口の横には、インターフォンが付いていた。


僕は紙袋の持ち手を握り直し、ボタンを押した。


少し間があった。


事務所の奥で、誰かが顔を上げる。


白衣を着た女性だった。


細い銀縁の眼鏡。


少し明るい色の髪を、後ろで雑にくくっている。


机の上には、書類と箱と測定器が積まれていた。


女性は、まず僕を見た。


次に、僕の手元の紙袋を見た。


それから、明らかに嫌な顔をした。


怪異を恐れている顔ではない。


面倒なものが増えた時の顔だった。


女性は立ち上がり、事務所の扉を開けた。


「市松ですか」

「あ、はい」

「市松は受け付けていません」


即答だった。


「え」

「本庁案件ではありません。泣く、髪が伸びる、位置が変わる、夢に出る、戻る。そのあたりは典型です」


典型。


それはそれで嫌だった。


「でも、近くの神社に持っていっても戻ったらしくて」

「戻るものは戻ります」


戻るものは戻る。


嫌な分類だった。


「INARI運用課の波多野です。こちらに相談してみるように言われまして」

「誰にですか」

「榊課長に」

「誰からでも同じです」


ばっさり切られた。


「倉橋です。呪具呪物管理課」


倉橋さんは短く名乗ると、紙袋を見たまま言った。


「症状は」

「夢に出るそうです。毎晩、寂しい、寂しいって」

「夢干渉」

「朝になると、置き場所が変わるそうです」

「位置改変」

「近くの神社に持っていっても、翌日には家に戻ったと」

「帰還性」


倉橋さんは小さく息を吐いた。


「典型ですね」

「典型なんですか」

「典型です。だから本来ここでは見ません」


やはり違うらしい。


「じゃあ、どうすれば」

「普通は地方支部か協力神社です」

「もうここまで持ってきてしまったんですが」

「でしょうね」


倉橋さんは紙袋を見た。


「置いて帰られると困るので、鑑定だけします。受け付けるとは言っていません」

「あ、はい」


それは親切なのか、迷惑防止なのか分からなかった。


倉橋さんは紙袋に顔を近づけた。


そこで、表情が少し変わった。


「……ん?」


紙袋の口元を見たまま、倉橋さんは黙った。


「普通の結び目じゃないですね」


小さな声で、そう言った。


「え」

「誰がやりました」


倉橋さんが顔を上げた。


「ええと」

「あなたですか」

「違います」

「でしょうね」


即答だった。


「でしょうね?」

「後で見ます」


倉橋さんは、もう一度紙袋を見た。


「その封緘は少し見たい」


かなり正直な人だった。


「中へどうぞ」


倉橋さんはそう言って、事務所の奥を指した。


「ここで見るんですか」

「ここで開けたら怒られます」

「誰に」

「全員に」


倉橋さんは短く言った。


事務所の奥には、もう一つ扉があった。


呪具呪物管理課


鑑定作業室


扉の横には、札が貼られている。


『開封は二名立会い』

『未登録物件の直置き禁止』

『鑑定台は作業台であって物置ではありません』


最後の札の下には、小さな文字で、


『本当に』


と書き足されていた。


倉橋さんは職員証をかざし、扉を開けた。


鑑定作業室の中は、事務所よりさらに冷えていた。


空気が乾いている。


中央にはステンレスの作業台。


その周囲に、測定器らしき機械がいくつも並んでいる。


見た目だけなら、理科室に近い。


ただし、置かれているものが理科室とはだいぶ違った。


鈴。

小さな鏡。

黒い布。

細い筆。

朱色の札。

銀色のピンセット。

それから、何に使うのか分からない、金属製の輪。


壁際の棚には、桐箱やファイルがぎっしり詰まっている。


棚の端には、小さなシールが貼られていた。


物品番号。

所属。

取得年度。

耐用年数。

減価償却げんかしょうきゃく


僕は思わず二度見した。


「……減価償却」

「備品です」


倉橋さんが、こちらを見ずに言った。


「備品」

「呪物じゃありません。呪物を扱う道具です」


倉橋さんは作業台の下から、浅い金属製のトレーを取り出した。


トレーの縁にも、白い備品シールが貼ってある。


物品番号:JGB-2021-018

品名:簡易結界トレー

所属:呪具呪物管理課

耐用年数:五年

庁外持出禁止


呪いを受け止める道具にも、耐用年数があるらしい。


「ここ」


倉橋さんがトレーを指で叩いた。


「紙袋を置いてください」

「あ、このままですか」

「このままです。直置き不可」

「すみません」

「謝罪不要。置いてください」


怒られているのか、急かされているのか分からなかった。


僕は古いデパートの紙袋を、簡易結界トレーの上に置いた。


紙袋は何も言わない。


何も動かない。


ただ、トレーの上に置かれた瞬間、部屋の照明がほんの少しだけ揺れたように見えた。


気のせいかもしれない。


そう思いたかった。


倉橋さんは黒い手袋をはめた。


「照会票」

「はい?」

「先に照会票です。鑑定だけでも記録は要ります」


倉橋さんは、作業台の端から一枚の紙を取った。


由来不明民俗資料等ゆらいふめいみんぞくしりょうとうに関する庁内簡易鑑定照会票ちょうないかんいかんていしょうかいひょう


名前が長い。


とても長い。


「今日は鑑定だけです。受入なし。占有移転なし。処分なし」

「ええと、つまり、預けるわけじゃないってことですか」

「そうです」

「じゃあ、委任状とかは」

「不要」


即答だった。


「処分しませんから」

「なるほど」

「処分するなら別です」


倉橋さんは短く言った。


「持参者欄。あなたの名前。所有者欄。分かる範囲。由来。症状。以上」

「以上」

「以上です」


僕はボールペンを受け取った。


ペンの軸には、黒いテープで小さく、


『持出厳禁』


と書かれていた。


じゅじゅ課では、ボールペンまで信用されていないらしい。


持参者。

波多野承平。

所属。

神務情報基盤局INARI運用課。

物件名。

市松人形。

所有者。

志賀さん。


そこまで書いて、手が止まった。


「所有者欄、志賀さんでいいんですかね」

「氏名不完全なら、志賀氏」

「雑でいいんですね」

「雑ではありません」


すぐ返ってきた。


「段階相応です」


叱られた。


僕は所有者欄に、志賀氏、と書いた。


由来。

不明。

症状。

夢に出る。

置き場所が変わる。

神社へ持っていっても戻る。


書いているだけで、普通ではないことがよく分かった。


神威しんいは使うんですか」


ふと気になって聞いた。


神務庁では、神威の使用には決裁がいる。


少なくとも、そう教わっている。


「使いません。鑑定なので」


倉橋さんは、見た目が懐中電灯に似た測定器を作業台に置いた。


先端には、小さな鈴のようなものが付いている。


持ち手には、これにも備品シールが貼られていた。


品名:携帯型神気反応計けいたいがたしんきはんのうけい

耐用年数:四年

庁外持出禁止


「決裁は」

「不要。記録は必要」

「記録はいるんですね」

「当然です」


倉橋さんは、紙袋の口元に神気反応計を近づけた。


「処置に進むなら別です。封緘、供養くよう収蔵しゅうぞう。そこから先は決裁」


鑑定は神威行使ではないらしい。


それでも、記録は要る。


神務庁の理屈は、たぶんそういうことなのだろう。


鈴のような先端が、小さく震えた。


ちり、と音がする。


倉橋さんの目が、少しだけ細くなった。


「稲荷系。微弱」

「記録には残るんですか」

「残ります」

「問題には」

「普通はなりません」


倉橋さんは、紙袋の口元から目を離さなかった。


「弱いので」


それから、少しだけ声が速くなった。


「でも、効いてる。出力は低い。媒介は紙袋。札なし。容器指定外。なのに帰還性だけ止めてる。入口は閉じてない。中身も縛ってない。帰路だけ。細い。強い封緘じゃない。道をまんでる」


僕は黙っていた。


聞いていても、半分くらいしか分からない。


でも、倉橋さんが面白がっているのは分かった。


「正式手順ではない。粗い。だけど無駄が少ない。紙袋を壊してない。出力を上げてない。対象に合わせてる」


倉橋さんが顔を上げた。


「さっきも聞きましたが誰がやったんですか、これ」

「ええと」

「あなたではないですね」

「はい」

「でしょうね」

「そこまで分かるんですか」

「波多野さんの反応とは違います」

「違う」

「近いです。でも違う。混ざっているので切り分けは不可」


そこで倉橋さんは、一度だけ僕を見た。


リュックまでは見なかった。


あぶさんは、ずっと黙っている。


あまりにも大人しい。


「まあ、今はいいです」


倉橋さんは視線を紙袋へ戻した。


「封緘の持続見込み。今日中。長くて今夜まで」

「前に似たようなことを聞きました」


言ってから、しまったと思った。


倉橋さんの手が止まる。


「誰にですか」

「……家で」

「誰に」

「ええと」

「まあ、いいです」


よくはなさそうだった。


でも、それ以上は聞かれなかった。


「開けます」

「開けて大丈夫なんですか」

「大丈夫かどうかを見るために開けます」


正論だった。


倉橋さんは作業台の横から、薄い札を二枚取った。


一枚をトレーの左側へ。


もう一枚を右側へ。


「立ち合い」

「あ、はい」

「持参者なので」

「はい」

「触らない」

「はい」


三回はいと言った。


紙袋の口が開く。


中から、古い桐箱が見えた。


倉橋さんは桐箱を取り出し、トレーの上に置く。


箱の蓋には、何も書かれていない。


持ち主の名前も、由来も、日付もない。


ただ、古い木の色だけが残っている。


「由来不明」


倉橋さんが言った。


「面倒です」

「危ないんですか」

「危険とは限りません。鑑定に支障はありませんが処理はしにくい」


倉橋さんは記録用カメラを手に取った。


カメラにも備品シールが貼られている。


庁外持出禁止。


もう見慣れてきた。


「開封前記録」


倉橋さんは、紙袋、桐箱、結び目、照会票を順に撮影した。


正面。

側面。

上面。

口元。


結び目。


淡々としていた。


「本体確認」


倉橋さんが、桐箱の蓋に手をかける。


僕は思わず息を止めた。


蓋が開く。


中に、市松人形がいた。


黒い髪。


白い顔。


赤い着物。


先日、志賀さんの家で見たのと同じ姿だった。


けれど、鑑定室の白い光の下で見ると、少しだけ違って見えた。


怖いというより、古い。


古くて、静かだった。


倉橋さんはしばらく人形を見下ろしていた。


表情は変わらない。


市松人形に興味がないわけではないのだろう。


ただ、さっきの封緘を見ていた時ほど、目が動いていなかった。


「本体。損傷なし。髪、伸長痕は不明。着物、経年劣化あり。顔料剥離、軽度。箱、由来書なし」


倉橋さんは端末に打ち込みながら言った。


「よくあるんですか」

「あります」

「こんなのが」

「あります」


あまり聞きたくない答えだった。


「仮番号を振ります」


倉橋さんは、ラベルプリンタに向かい、短く端末を叩いた。


吐き出された白いラベルには、まだ大したことは書かれていなかった。


物件区分:庁内照会

照会番号:JJM-照会-2026-0417

持参者:波多野承平

所有者:志賀氏

正式受入:未

占有移転:なし

状態:鑑定前

開封:要立会い


「これだけですか」


「鑑定前なので」


倉橋さんは、ラベルを桐箱ではなく、簡易結界トレーの端に貼った。


「まだ分類はしません。間違えるので」


「桐箱には貼らないんですか」


「所有物なので」


「なるほど」


「正式な分類ラベルは、鑑定後です」


倉橋さんは、仮ラベルを指で叩いた。


「危険度、系統、推奨処理、減衰見込み、再評価予定。そこまで入れます」


「減衰見込み?」


「封緘して弱まるまでの目安です」


「それも書くんですか」


「書かないと、ただの棚の肥やしになります」


倉橋さんは当然のように言った。


「再評価予定のない封緘は、封緘ではなく放置です」


市松人形には、減価償却とは書かれていなかった。


当然といえば当然だ。


これは神務庁の備品ではない。


誰かの家から出てきて、誰かが困って、僕がここへ持ってきてしまったものだ。


「呪物には耐用年数とか、ないんですね」

「ありません」

「呪具は備品。呪物は物件。混ぜると会計と総務に怒られます」


妙に身近な怖さだった。


「危険度を見るんですか」

「見ます」


倉橋さんは、黒い布を作業台の一部に敷いた。


布の端にも、小さな管理タグが付いている。


呪詛遮断布じゅそしゃだんふ

耐用年数:三年。

洗濯不可。

庁外持出禁止。

洗濯不可。


それは衛生的に大丈夫なのだろうか。


「触らない」


倉橋さんが言った。


顔に出ていたらしい。


「はい」


倉橋さんは、細い金属製の棒を取り出した。


先端だけが、鈍い銀色に光っている。


持ち手には、小さな備品シールが貼られていた。


品名:神気探針しんきたんしん

耐用年数:四年

接触使用禁止

庁外持出禁止


「接触使用禁止」


思わず読んでしまった。


「触るための道具じゃありません。近づけるための道具です」


倉橋さんはそう言って、探針の先を人形の髪へ近づけた。


先端が、淡く光る。


その瞬間、鑑定作業室の空気が、ほんの少しだけ重くなった。


耳の奥で、紙をこするような音がした。

お読みいただきありがとうございます。


じゅじゅ課、ようやく登場です。

神務庁の中でもだいぶ「それっぽい」部署ですが、やっていることはわりと地味です。記録、分類、保管、再評価。呪物相手でも事務は消えません。


次回、市松人形の鑑定が本格的に進みます。


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