ヒーローよろしく登場とかキャラじゃないんだけど。
1週間後に私消えちゃうかも!?なんて心配したってどうにもならないのでいつも通り生活してますハイ。因みに猶予はあと3日です。まだ結花ちゃんと話せてませんどうしよう。
一応接触を試みようと頑張ったんだけど、見事に神田先生が邪魔してくれてなかなか成功しない。まぁ結花ちゃんに構う時間が増えるほどマスターの方が動きやすくなるらしいのでいいのだけど。今まで目立たないようにしてたのはマスターを抑えつける方に力を使っていたからだとか。
捕獲計画の進捗もよろしいようなので、3日後に間に合ってくれれば嬉しいかな。命懸けなスクールライフは気にしないようにしてもメンタル削られるからね。
そんな私は今、とあるイベントに遭遇しています。
「北沢先生はもっと自分の立場を考えた方が良いと思います。」
「立場…?」
そう、先生(結花ちゃん)と翔ルートのライバルキャラのイベントだ。
話の内容はだいぶ違うけど、恐らく翔は渡さない的な流れになるはず。
「自分が教師だという自覚はおありですか?貴女が数本君に好意を抱くのは自由です。しかし、それを表面に出して非難されるのは貴女だけではないのですよ?教師と恋仲の生徒なんて、最近は珍しくないと思っていても世間の目は厳しくなるんですよ?特に年配の方は良い顔をしません。貴女がどうなろうが私には関係ありません。でも、数本君の将来が危ぶまれるのは許せません。」
「そんな…私は、ただ…。」
ライバルちゃん凄い早口だなぁ。そして滑舌いいなぁ。流石女子アナ志望なだけある。怒りを露にせず淡々と喋るの逆に怖いね。
「まだ大澤さんなら…諦めきれたのに。大澤さんなら数本君を幸せに出来ると思「五月蝿い!」」
「大澤さん大澤さんって、なんであの子なの!?昔だって今だって!どうして選ばれるのはあの女なの!?」
結花ちゃん、化けの皮剥がれてるよ。ライバルちゃんも豹変ぶりに驚いてるよ。私も自分の名前がこのタイミングで出てくると思わなかったから驚いてるけど。渡さない的な流れはどこへいった。
私の存在というか、名前聞いただけであそこまで怒るってどれだけ私のこと嫌いなのよ。向こうにいた時は結構仲良くなる為に頑張ってたけどまったく靡いてくれなかったし。復讐の為に連れてきたのにまた私に負けるのが悔しくてたまらないんだろうけど。
私が逃避している間にも結花ちゃんは癇癪を起こし続けていた。大人らしからぬその様子にライバルちゃんは棒立ち。何このカオス。これ、他の人が見たらどっちが処罰されるんだろう。やっぱり大人である先生なのかな。神田先生が来ればライバルちゃんの記憶抹消が濃厚だな。
とりあえず今の状況で結花ちゃんとまともに話すのは無理と判断し、見つからないうちに退散しようと回れ右。
の途中に振り上がる右手に。
「そこまでだよ。先生、さっき言われたばかりなのにもう自分の立場忘れたの?」
さて、このワガママブラコン少女相手に私に勝機はあるのかな。




