自分でオバサンをネタにするのは良いけど、他人に言われるとムカつくよね。
遅くなってすいませんでした!
西日本の台風も北海道の地震もどちらも影響のない地域に住んでいますので、普通に生活出来てます。
ただ仕事が忙しいだけです。
本当に申し訳ないです。
「女子高生にプロポーズ…。」
「中身オバサンでしょ?」
「もう1度殴られたいのですか?」
さっきといい今といい、紳士な南條さんはどこへ行った。オバサンっていっても3つくらいしか違わないでしょうに。
右手を上げて構えれば降参とばかりに後退りされる。痛いのがお好みの変態紳士ではなかったようだ。
「私には婚約者がいます。」
「みたいだね。」
「もう会えないかもしれないけど。」
「こればっかりは分からないよね。」
雰囲気に流されてはいけないのである。ゲームならクイックロードなりで戻れたかもしれないけどここは現実だし、私の下に選択肢が出てることなんてない。
否定しないあたり、プロポーズの話は本当なのかな?今までの言動からして冗談の可能性を捨てきれない。いや、本当でも首を縦に振ることはしないけど。
「婚約者を忘れる為に利用してって言われると思ってる?」
「いや、どう切り抜けようか悩んでるだけです。」
麗君を忘れたいわけじゃないからね。ちゃんと愛してるからね。
ただ戻れない場合、この気持ちを上手く昇華してから次に進みたい。
良い思い出として麗君を記憶に留めて、ふとした時に思い出して懐かしむようになりたい。
あの時の国立君のように。
「選択肢を与えてあげるほど僕は優しくないよ?」
「ん?」
「婚約者が頂点なら僕が絶対に成り代わるからさ、そこに辿り着くまで傍にいて見ててよ。」
「辿り着く=婚約者だから、ずっと一緒にいることになるのでは?」
「うん。だから逃がさないよ。向こうに戻ることが出来ても、帰さない。」
わぉ。目の前のイケメンは何故攻略対象ではないのだろう。続編が出るなら絶対に入れて欲しいメンバーだ。こんなの普通ならとっくに惚れてる。
それにしても、こんなに好かれてるのが不思議でしょうがない。執着される程の価値はないと思うんだけどなぁ。教師だから女子高生に懸想とかまずくない?
「僕はちゃんと僕の意思で紫帆を想っているから、そこだけは疑わないで欲しい。とりあえず戻ろう。紫帆がいないと話が進まない。今日中に帰れなくなるよ?」
「う、あ、はい。すいません。」
「まぁ、オトマリしてくれるなら僕としては色々語りたいから嬉しいけど?」
「んな!?キモい…!」
酷いなーなんて笑いながら私を解放して、そのまま自然に手を繋がれてしまった。
まぁ確かにこのままウロウロしてたって何も解決しないのは事実なので反論せずついていこう。手を繋ぐ必要はないと思うけど。




