知らない人にお世話になったらしい。
よく気を失っている間に神様と話したーとか、そういう設定あったりするじゃない?目が覚めると傍らには想い人がーとか。
そんなのあるはずもなく。
目が覚めて、ここは何処だと上半身を起こせばズキリと後頭部が痛んだ。
そうだ、オブジェとぶつかったんだっけ。あの後救急車でも呼んだのかな?どう見ても今いるのは病室だし。
部屋を見渡せばまさかの個室。うちにそんなお金ないと思うけど…。そして誰もいない。
とりあえずナースコールしようと手を伸ばす。
「良かった、目が覚めたんですね。」
「あの、ここに運ばれてからどれくらい経ちました?」
1日ちょっとですかねーなんて私の状態を確認しながら看護士さんは答えてくれた。そのまま先生を呼んでくると言ってすぐいなくなったけど。
あれからあの3人はどうなったんだろうか。先生を殴ろうとしたわけだし、相澤さんは停学とか?
それから医師がやってきて患部の状態とか記憶障害がないかとか細かくチェックされて。痛み以外は特に何もなく念のためこのまま3日間入院だそうだ。始業式には間に合わないのか。絢子に連絡しておかないと。
「もうそろそろ面会時間終わるけど、ご両親には目が覚めたの連絡してこっちに来てもらってるところだから。」
「はい、分かりました。色々ありがとうございます。」
「気にしなくていいんだよ。結構な勢いでぶつけてたって聞いて記憶くらい失くしても可笑しくないかなって思ってたけど。君は運が良かったのかな?」
はっはっはっーなんて豪快に笑うオジサマ医師はなかなかのイケメンさんだ。なんか、この世界素敵オジサマ多い?本当になんで28歳じゃないんだ私。
「あの、私を助けてくれた人ってどんな人でした?」
先程の看護士さんから軽く聞いた話だと、あの場にいた3人でない第三者が付き添っていたとのこと。なんで他人なのよ。そこは先生が対処すべきじゃないの?
そう思ったら不意に意識を飛ばす直前の翔と先生の姿も思い出してしまった。勝はないと分かっていても、2人が寄り添うのを見るのはやっぱりツラい。
「結構若そうなお兄さんだったよ。20代半ばくらいの落ち着いた感じだったなぁ。」
連絡先ももらってあるけど?と言われ、お礼するのに必要だと思ったので小さなメモを受け取る。
そこに書いてあった名前は知らない名前で。もしかしてこの個室もその人が用意してくれたのだろうか。
とりあえず篠崎さんに相談してお礼になりそうなお菓子でも用意しないとかななんて思った。
もうなんか文章滅茶苦茶ですねすいません!
次から新学期にします。




