↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
4/15

第3話 異世界の怪物②

仕事の関係で遅くなってしまいました。

申し訳ありません。

互いの武器が噛み合った瞬間、地下聖堂の床が爆ぜた


シアが押し、レオンが受ける


互いの刃が弾かれるも、攻防がさらに加速する

――ガキィン!!

一閃

二閃

三閃

黒刃と白刃が幾度も交差する


レオンの剣がシアの肩を裂き鮮血が飛ぶもシアは止まらない

踏み込んで拳を叩き込む

――ドゴォッ!!


レオンの身体が吹き飛ぶが、壁を蹴って魔力爆発による加速で急接近する


「――ッ!」

白刃がシアの胸へ迫り身体をひねるが完全には避けきれない白刃が脇腹を裂いた

「ぐっ……!」

血が滴る


レオンが雷撃で追撃する

――バチィィィッ!!


シアは剣を盾にするも雷が刀身を伝い、腕を焼く

それでも踏み込み剣を振り下ろす

「その程度か!」


レオンが受ける

――ガァン!!

膝が沈む


シアはさらに押し込もうとするがレオンが腕をつかみ白い魔力を爆発させた

――ドゴォォォン!!

至近距離の衝撃波によってシアの身体が吹き飛び背中から壁へ叩きつけられる

――ドォン!!

肺から空気が吐き出され口からは血が流れた

「……いいな」

紅い瞳が獰猛に細められる

「ようやく戦いらしくなった」

日蝕が黒く輝き、剣が槍へと変わる


シアが踏み込み槍を突き出す


レオンも迎え撃つため白刃を振るう

――ガキィン!!

互いの武器が弾けるもすぐに体勢を立て直したシアの槍がレオンの肩を貫く


同時にレオンの白刃がシアの脇腹を裂く


二人の血が床へ落ちる

だがどちらも退かない


シアが槍を引き抜き石突きでレオンの顎を打ち抜く

――ドゴッ!!


レオンの身体が浮いた瞬間、周囲に様々な魔法陣が展開されて同時に放たれる


咄嗟にシアは炎を槍で裂き、氷槍を身を捻って避けるが回避が間に合わず雷撃が肩を焼かれ、突風が身体を吹き飛ばす

「――ッ!」

シアは壁へ槍を突き刺して身体を固定する


その瞬間レオンが目の前へ現れた

「ようやく読めたよ」

白刃が横薙ぎに迫る


シアは槍を手放して身体を重力にあずける

白刃が頭上を通過する


そのままを後ろ回し蹴りを腹に叩き込む

――ドゴォッ!!

レオンが吹き飛び、それをシアが追う


日蝕が短剣へ変化する

一閃

レオンが避ける

二閃

避けきれず頬が裂ける

三閃

胸を狙うもレオンが身体を捻り黒刃が脇腹を深く裂いた

「――ッ!」


レオンの顔に焦りが現れる


さらに踏み込んだシアの腕をレオンの掴んだ

「捕まえた」

背負い投げと同時に魔力爆発が起こり、威力が増す

――ドゴォォォン!!


シアの身体が床へ叩きつけられ、石床が陥没する

血を口からプッと吹き出しながらも立ち上がる

「……まだだ」


レオンが息を呑む

「……化け物かよ」


「貴様にだけは言われたくない」


シアが笑った瞬間


レオンの表情が変わり、足元に魔法陣が現れる


見たことない魔法にシアが警戒する


「――悪いけど」


白い魔力が膨張する


「ここで死ぬつもりはない」


♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢

戦闘中もレオンは冷静に考える


(彼女が非常に厄介だな…いや彼女達か…)

シアにリセルと呼ばれていた少女を思い出す


(認識阻害に魔力探知の妨害、結界外部の情報遮断に加えて転移封じ……厄介極まりない)

戦いながら結界の解析を並行して行う


(優秀な魔法使いだ。今まで見た世界でも上位に入るほどの力量はあるだろう。)

多量の魔法陣を展開してシアの距離を遠くする


(強者ほど自らの強さに胡座をかいてしまうものだ。若ければそれは顕著に出る)

シアを石床に叩きつけると結界の解析が完了する


(まだ見せてない魔法をシアは警戒するだろう。その隙に転移する)

転移魔法を起動し、魔力を込める


「悪いけどここで死ぬつもりはない」


♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


気づいたシアが全力で踏み込み大剣へ変化した日蝕を振り下ろす

――ズガァン!!

だが刃が届く寸前


レオンの身体が白い光へ変わった

「また会おう」


「待て」


――バシュン!!

レオンの姿が消える

残されたのは多くの破壊痕と血痕だけだった


シアが荒い呼吸を繰り返す

肩や脇腹から血が流れる

腕にも深い裂傷があって動かしづらい

それでも紅い瞳は鋭く輝いていた

「……逃げたか」


その頃旧聖堂区内の端に白い光が現れた

――バシュン!!

レオンが転がり出る

胸を押さえながら息を吐く

「……成功したが、結界からは出られなかったか」

「シアもすぐには追ってこれないだろう。少し回復してから転移を重ねて帝国から離れよう」


今後の予定を立てながら落ち着いて壁にもたれかかり、顔を上げた瞬間レオンの表情が凍りついた

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。