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異世界魔法、観察してみたら  作者: 猫チュー
第二章 学園編
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第78話 避暑し隊、始動

 夏休み半ば。

 僕たちナウォックで避暑し隊は待ち合わせをしていた。

 今来ているのは芽結、サクラ、アルソ、レッタ、カホク、メリア、それと御者に使用人と僕である。

 僕か芽結が一番早いかと思ってたけど、サクラは僕らが来る前に来ていた。

 こういうところも彼女の美徳の一つなんだよなー。


 あ、それと見てもらって分かる通り、メリアもいます。

 芽結の護衛なんだそうで、二人一緒の登場だった。

 しかし護衛一人で大丈夫なんだろうか?


 この世界では時間きっかりに集まったりとかはしない人も普通にいるので、のんびり気長に雑談しながら待っている。

 幸いここには冷房が居るしね。


「鈴ー。少し寒すぎるからもうちょい抑えてー」


「ほーい」


 そうです。

 僕がタキンチ村の冷房、(レイ)です。

 いいのいいの。みんながこれで快適でいられるなら。

 避暑地いらねーじゃんだって?

 何言っちゃってんの?埋めるよ?

 避暑なんて建前に決まってるでしょうが。


 ちなみに直射日光もしっかり防いである。

 これは芽結から頼まれた。

 男の子はこういうところ、気が利かないんだからとか言われたけど、しゃーないやん。


 そんなわけで土壁で日陰を作り、そこでみんなで冷房をかけながらのティータイムである。

 優雅。

 だが、女の子だけの会話に僕はちょっと入りにくいので僕はずっと静かだ。

 ――と、


「おまたせー!」


 まずはシノカが来た。

 あとはローンとクイザか。

 なんか思ってた通りの展開だな。

 最後はローンと踏んだ。

 おっとりさんだしね。

 

 そしてやはり予想通りクイザ、ローンの順で揃った。

 

「じゃあ、いこっか」


 芽結はすっかりお姫様モードをやめたらしい。

 曰く、


「ずっとあんな演技続けてなどいられぬわ」


 だって。

 どこかで聞いたようなセリフだよね。

 まぁ、みんなとはかなり仲良くなれたしね。

 子供のころから躾けられてたんだろうけど、それでも窮屈は窮屈なんだね。

 

 馬車の組分けはくじで決めることになった。

 ただし、芽結は立場上一番安全な真ん中の車両、メリア、アルソ、僕は戦力としてそれぞれ別の車両につくことになった。

 アルソは少し魔法が使えるみたいだ。

 先頭の一号車は、クイザ、シノカ、カホクの仲良し三人娘で、メリアは御者台で警戒だ。

 可哀そうに。


 二号車は、ローン、アルソ、芽結の三人。


 三号車は、サクラ、レッタ、僕となった。


 そして、各車には使用人二名ずつ、御者一名ずつ。

 あ、それで思い出した。

 使用人さん達に差し入れ渡してなかった。

 使用人さんには僕のお手製パウンドケーキと茶葉。

 使用人として働かなくてもいいタイミングでティータイムでもしてもらいたい。


 御者さんには市販の干し肉とお手製クッキー。

 ただしクッキーはその日の移動が終わってからと、念を押した。

 血糖値スパイクの反動で眠くなっても危ないからね。


 あと、メリアにも干し肉を渡しておいた。

 これだけ?みたいな視線を感じたけど、あーたさっき芽結たちとティータイムとしゃれこんでたじゃない。

 仕方ない。ポーションでも渡しておくか。


 ポーションは割と高級品だ。

 製法自体は結構単純なんだけど、ここでも魔法適正の男女差がネックになる。

 つまり、魔力を余らせている男はポーション作りを不得手とし、得手な女性は魔力が少ないため、ポーションにするくらいなら魔法用に温存……みたいになってしまう人が出てくる。

 更に、魔力量の問題で量産ができないのも痛い。

 まぁ、効果がめちゃくちゃ高いわけでもないから、高級品と言ってもそこまで高いわけでもない。


 そんな『少し』お高いポーションを追加で渡す。

 ひとまず満足してもらえたみたいだ。

 

 さあ、今回の旅は結構な長さになるから、いろんな経験できるといいな!

 

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