前へ目次 次へ PR 22/31 二十二話:USB 大学関係のデータを入れたUSBが消えた。もう卒業しているのだから、別段困ることもない。捨てるはずもないが、気付かないうちに本棚と机の隙間あたりに落ちてしまったのだろう。そうして数日たった後、鍋を手にとった。からん、と妙な音。中を見るとそのUSBがあった。気味が悪かったのでそのまま手を振れずに鍋を逆さにしてゴミ箱へ入れた。翌日、仕事に行こうと靴に足を入れると、つま先に何か、固い長細い四角があたった。