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Rebecca Trilogy / レベッカトリロジー  作者: 桃太郎V
The End of Story
25/29

Episode24:総力戦

 ここは「ケカル帝国」。今は「イレギュラー」の巣窟になっている。国会議事堂っぽい見た目だった建物が無残にも破壊されて、「ガノン城」に負けず劣らずほど禍々しい城が今、「レベッカ達」の前に聳え立っている。門扉を動かし、突撃する。


「(レベッカ:)まず手始めに、囚われた私の仲間を解放しよう。君たち、いくよ!!」


 目前の塔に入ろうにも、結界に守られていて進めそうにない。


「(レベッカ:)何てことだ!!通れないじゃないか!!」

「(ミコ:)...囚われた人の生命エネルギーを使ったバリアが張られているからみゃう?」


 その時、「例のあの人」こと「テリー」の姿がモニターに映りだす。


「(ミコ:)テリー!!私たちの仲間に何を!!」


 その時、映像は囚われし6人に切り替えられた。


「(ミコ:)みゃぁ!!変態!!特に女のへそが見え見えみゃう!!」

「(ロドゆい:)へそ責め?」

「(レベッカ:)私たちの前にアンジー楓のへそを見せてもな...。」

「(ヒメ:)早苗のへそまで......。奴はどんだけ変態なのか......な。」

「(レベッカ:)これが奴のやり方なのか!?いくら何でも、度を越している!!」


 6人中5人のへそがチューブで繋がっている。このままでは、次第に6人の生命エネルギーが吸い尽くされ、死に至る。制限時間はざっと約60分。


「(レベッカ:)一刻の猶予もないってか。......とにかく、6人の生命エネルギーが尽きる前に解放しよう!!」


 命を懸けた救出作戦が今、始まる。


 まずは「モグ」の解放から。沸き上がる幻影を薙ぎ払い、一本道だったためか順調に進行し、拘束具を解除し、「モグ」を解放。


「(モグ:)ふー、助かったぜ。」

「(レベッカ:)ここは奴の本拠地なのに、なんか手応えがないっていうか?」


 次は「ハーヴ」の解放へ向かった。「モグ」ルート同様、手応えのない敵を薙ぎ払い、拘束具を外し「ハーヴ」を解放するだけだが、そうはいかない。「モグ」以外の5人がチュールで繋がっているので、抜くにはコツがいるようだ。


「(レベッカ:)だぁああ(Damn)!!こんなときにドクターさえいれば、簡単に抜けるだろうけど。」

「(ヒメ:)ちょ、レベッカ!!ドクターの力を借りてどうするのよ!!」

「(レベッカ:)...ただの冗談だよ。ほら、ドクターがいなくとも、こんな仕組み、小学生だって取り外せる。」


 「ハーヴ」のへそからチューブを取り外せたようだ。


「(ハーヴ:)助けてくれて、ありがとうだべ。」

「(レベッカ:)長い間こんなふうに拘束されて、つらかっただろう。よし、次だ。」


 「アンジー楓」のいる部屋へ向かった。先ほどの二つとは違い、まるで大きなおもちゃ箱のような遊び心のある、刺客や幻影のいない作りになっている部屋だ。床に敷いてある罠を掻い潜り、「ハーヴ」同様、チューブを取り外して救出した。


「(アンジー楓:)助けてくれてありがとう。怖かったよ。」

「(レベッカ:)待たせてごめんな...。次。」


 「アイス早苗」を救出するために、次の部屋に入ったが、そこには広大な部屋になっており、刺客や幻影が多数、それどころか壊滅的な「ル・サーマ・カケマー」作のピアノ演奏が流れてくる。


「(ヒメ:)何よ、この不愉快な不協和音は!!」


 ピアニストである「ヒメ」はさすがに引く。それはさておき、刺客を薙ぎ倒し、前へ進み、他の女性同様、拘束具を外した。長い間監禁されていた「アイス早苗」は自分らしくなく泣きつく。


「(アイス早苗:)うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!!!!怖かったよ!!!!!!!!!!!!」

「(レベッカ:)...こんなに泣きつく彼女は初めてだ。さぁ、次。」


 「マリア愛美」の解放のため、次の部屋へ向かった。内容はは「アイス早苗」同様である。


「(ロドゆい:)どうなっているの?原作者の知人の腕は...。」


 ピアノ音を気にしながら奥へ進み、「マリア愛美」を解放した。


「(レベッカ:)...災難だったな。」

「(マリア愛美:)怖かった...。もう少しでテリーにぶたれるところよ。」


 さて、残るは「リサなな」だけ。気を引き締めて、まだ出入りしていない最後の部屋に足を踏み入れる。「アンジー楓」監禁場所とは違い、迷宮のような作りになっていて、相当険しいものだ。景色に溶け込んでいる壁にぶつかりながらも奥の部屋まで進み、「リサなな」を解放した。


「(リサなな:)怖かった。寒かった。もうまっぴら!!」

「(レベッカ:)よし、ミッションコンプリートだ。中央ホールに戻ろう。」


 中央ホールに戻り、結界が消滅されているのを確認する。


「(レベッカ:)これでタワーを守る結界は崩れ落ちた。君達、いくぞ!!突入だ!!」


 突入と言いたいところだが、「ロドゆい」は本当にこれでいいだろうかと、まだ心の準備ができていない。


「(ロドゆい:)待って!!まだ心の準備が...。ちょっとだけ、話の整理しよ?これまでの僕たちは何をしていたのか、何があったのか。」

「(レベッカ:)...そうだね。息抜きが必要ってことか。じゃあ、兄貴がやらかしたことと、私たちを巻き添えに、このように散らばったこと。2月から3月の間のもの全部、お話しようか。」


 「レベッカ」は2月および3月の出来事全てを振り返ることになった。


 2月頃、紅白で2位になったことに喝采する「レベッカ達」だが、「原作者」の口から告げるまでは「イレギュラー」の魔の手が迫ってきたことに気づかなかった。2月13日より激化が顕著になり、3月5日より執拗な追い討ちを受け、8日...動画の全削除に追い込まれる日である9日には死刑宣告を受けてしまい、11日を以て「イレギュラー」に完全敗北を喫した。ナイアガラの滝に飛び込んででも二度と出てくるなと言わんばかりにトドメを刺され、追い詰められた「原作者」と「レベッカ」は撤退を余儀なくされた。


 『レベッカ、アンジー楓、モグ』『リサなな、ヒメ、ロドゆい』『マリア愛美、ハーヴ』『ミント彩香、ミコ』『アイス早苗単独』やがて集めてきた「レベッカ」の仲間達は4チームに分裂されてしまった。「ジャズ賢一」や「クラベス鈴菜」、「カラダデカイ」はそれ以前より「エネルジコ」を手伝いに出張したためか、「白之助」は3月14日(日)より里帰りしたためか、一応難を逃れた。その時の「ヘルバタ」は敵側についた「セシル達」に連れ去られてしまった。3月25日(木)朝より「ロドゆい」が力を振り絞って、「アレグロ雪郎」の知人「ラファエル」に弟「ビート」を託す形でニューヨークに逃がした。「アレグロ雪郎」に聞くまで弟の近況は知らなかった。「アイス早苗」は「アレグロ雪郎」との協力で、単独で「テリー」に関する調査を進めていたが、すぐに見つかってしまい、「セシル達」に連れ去られてしまった。これが戦いの旅に出る前の出来事の全貌だ。


「(レベッカ:)あらすじはこれくらいかな。さて、最上階まで進もう。みんな立って。さあ!!」

「(モグ:)そう急かすなレベッカ。懲らしめてやりたい気持ちはわかる。一歩一歩進みながら、どう立ち向かうのか考えようや。」

「(レベッカ:)......それはそうだね。ゆっくりでも構わないが、兄貴に仇なす輩はどうも私が許さなくてね。早々ケリをつけなくては...。」

「(アンジー楓:)リラックスが必要だよ。なんか、レベッカらしくないね。」


 「例のあの人」のことを考えると「レベッカ」は心のどこかから腹立たしいほど荒らげている。冷静さを維持するためにはリラックスが必要だ。


「(アンジー楓:)な、ここはもう少しリラックスしよう。」

「(レベッカ:)...寝てもいい?そのほうが一番落ち着くんでね。」

「(モグ:)よし、休憩が必要だ。ゆっくり休もうぜ。」


 皆は最後の戦いに備えて、一休みをすることにした。


 戦艦「鬼ヶ島」に座乗している「ロバート」はそろそろ限界が近づいている。


「(ロバート:)Dannazione!!きりがない!!右方、左方に敵艦が次々と湧いてきてる!!レジーナ達よ!!一旦退け!!」


 後方の敵艦は「レジーナ達」により制圧したしかに見えたが「ロバート」の命令を無視したせいか、戦艦鬼ヶ島は窮地に立たされていく。...だが心配することはない。「アレグロ雪郎」が率いる「エリートガード」が救援に来たらしい。


「(アレグロ雪郎:)俺達エリートガードが来たからには、もう大丈夫だ。もうひと踏ん張りだ、頑張れ!!」

「(隊員:)リーダー、先にいってください。ここは私たちが。」

「(アレグロ雪郎:)ああ、頼んだぞ。ジャッカルヘッジホッグ、白之助、彩香、いくぞ!!」


 「アレグロ雪郎」と「ミント彩香」、「ジャッカルヘッジホッグ」、「白之助」は「ケカル帝国」に乗り込むために去年の海水浴場で使われていたボードで発進した。30分もかかるのだが。


 「エリートガード」の部員を束ねるリーダーは不在なので、「ロバート」に指揮を委ねるはめに。救援が増えたところで、戦況は変わらず。


「(ロバート:)僕一人じゃ無理っしょ。せめてランドルフといった、まともな友があればな......。」


 ところが、もうひとつの助っ人であり、「ロバート」の友「ランドルフ・ブラック」が救援に駆けつけてきた。「エリートガード」飛行隊が連れてきた形でのお出ましだ。パラシュートを展開し、「ロバート」のサポートを担う。


「(ロバート:)ランドルフを連れてくるとは、エリートガードの連中、徹底的に僕たちをサポートする気だな?」

「(ランドルフ:)何を言っている、ここは厳しいだろう?なので、俺が徹底的に君たちの戦艦をフォローする。」

「(ロバート:)恩に着るよ、僕の友。昔から僕たち気が合っていて、最高だ。」


 「ランドルフ」とは「ロバート」の古き友であり、親友でもある。従妹有り。彼のガールフレンドがいるらしい。


「(ロバート:)ねえランドルフ。レジーナのこと、どう思う?今は後方の敵艦に乗り込んでいる。僕の命令は受け付けてないままだ。だからよ、君の手で彼女を連れ戻してほしい。」

「(ランドルフ:)御意。」


 「ランドルフ」は後方の敵艦に乗り込み、艦上に敵がいないことを確認しつつ、「レジーナ」に接触する。


「(レジーナ:)ら、ランドルフ!?私は今、敵艦を乗っ取ったところだよ。がら空きになった艦を放置とか、もったいないだろ?考えがあるって、ロバートに伝えとけ。」

「(ロバート:)はあ......。」


 「エリートガード」の船にこっそり乗り込んでいた「黒史郎」が「エルエー」にこう伝える。


「(黒史郎:)CIA諜報員ロンガーム・ショックコース氏よ、貴殿にすべきことがあろう。敵陣に乗り込み、白之助氏を援護するのである。拙者はエリートガードの皆共の援護にまわる。」

「(エルエー:)......言われなくてもいきますよ、我が同志の鬼行百夜さん。」


 「エルエー」は「アレグロ雪郎」を追うためにクルーザーモードにトランスフォームし、「ケカル帝国」へ向かっていく。


 戦艦鬼ヶ島の乗組員が6人(スフィア3人、その他3人)しかなく、「エリートガード」の船が味方だとしても、「レジーナ」による一隻制圧したとしても、周囲に敵艦が二隻...四隻。人数的に戦力が足りていない。彼らはこの状況をどう乗り切るのか、それはまた別の話である。


 休憩を済ませた「レベッカ達」は、最上階への階段を上り始めた。先の部屋に入り、つわもの刺客2名を薙ぎ倒し、次の階段を上る。階段を上るたびに、敵がどんどん強くなっていくという仕組みだ。つわもの刺客よりも手強い「ハイテクロボット」2体が待ち受けていた。元々「愚者」を粛清するために作られたものなので、10人中2人「ハーヴ」「アンジー楓」負傷者が出るものの、「ミコ」の炎で機能停止させた。ここまで戦ってきたことで「レベッカ」の拳に「滅竜の力」を宿す。「プラズマビーム」「プラズマパンチ」「プラズマフィンガー」「プラズマ弾」「プラズマスクリュー」「プラズマビーム」「プラズマパルス」といった超強力な技を「レベッカ」の手に。


「(レベッカ:)これが、滅竜の力...。」


 次の階段を上り、「最強のガーディアン」2体のいる部屋へたどり着く。この2体は元々「ル・サーマ・カケマー」の「ガーディアンロボット」だったが、「例のあの人」によって回路をいじられて傀儡へと成り果てた。想像を絶する強さで、10人中5人「モグ」「リサなな」「ヒメ」「ロドゆい」「マリア愛美」は大ダメージを受けてしまうものの、「レベッカ」は「滅竜の力」を試すとして、「プラズマビーム」を連射し、「ガーディアンロボット」2体を蜂の巣にした。「滅竜プラズマ」は、複数の敵または敵の肉体を貫く最強の力だ。


「(レベッカ:)この力があれば、どんな雑兵だろうと一掃できる。奴以外だがな......。」


 さらに階段を上り、「プラズマパンチ」で扉をぶち破り、何もない部屋から次へ、長そうな階段を上った先に、「ラスボス」が待ち受ける部屋がある。「レベッカ」、「アイス早苗」、「ミコ」以外の7人が先ほどの戦いで負傷していて、万全じゃない状態でいくのか不安でたまらない。後戻りはできないとわかっていて、それでも「レベッカ」は前へ進む。


 そこにはラスボス「テリー」が部屋のド真ん中に佇んでいる。目の前の巨悪に怯まずに、「レベッカ」はこう言う。


「(レベッカ:)久しぶりだな、テリー。これまで貴様がやらかしてきた因縁の決着、つけさせてもらう!!」


 「レベッカ」に続き、愉快な仲間達も。


「(ミコ:)...原作者を追い詰めた諸悪の根源、決して許されることではないみゃう。」

「(アイス早苗:)怖っ。」

「(ヒメ:)...悪の権化。」

「(リサなな:)...アンタなんかにやられるのは、もうまっぴらよ...やっちまえ...。」

「(モグ:)...もういっぺん原作者やレベッカに手を出してみろよ......!!」

「(ロドゆい:)僕の後輩に手を出す奴は...許さないよ...。」

「(ハーヴ:)...あたいらを殺す気...?」

「(アンジー楓:)...テリー。」

「(マリア愛美:)...よくもあたしたちにひどいことを......!!」


 「テリー」の目からして、「レベッカ達」はただ吠えるだけの「負け犬」としか見ておらず。


「(レベッカ:)テリー、私たちや兄貴にとって最大の敵。奴は、人の心などはなっから持ち合わせてはいない。この世界における、越えてはならないラインを越えたイレギュラーの存在。取引や交渉に応じる相手ではないことは、兄貴や私が一番よくわかっている。ただ吠えてるだけでは奴に勝てない。だったら正面から立ち向かえば、なんとかなるだろう。相当の覚悟が必要だが......。」


 「テリー」は2009年9月3日迎えるまでは元々目立たない普通の人間だった。何らかの拍子ではっきりした理由がわからないまま、勝手に憎悪を抱き始めて、原作者の動画を投稿しただけで彼の怒りが爆発し、翌年に入ると周りの人にも危害が及ぶようになった。それどころか、原作者と関わった人は消さんと言わんばかりに1999年10月下旬に起きた桶川で特定の女子大生を執拗に狙い、それだけでは足りず関わった人を巻き込んで、そして手にかけたヴィランよろしくストーキング、ハラスメント、恐喝行為を繰り返してきた。いつ全員消されるかは、おかしくない。だが彼は学校や海外に手出しできないという盲点がある。おかげで亡命者は彼の監視から逃れたほか、セーフゾーンこと日本支部に身を置くことで十分な時間稼ぎができた。


「(レベッカ:)...世界中の仲間を集めて、ここまで来たんだ。アイス早苗、ミコ、私たちの雪辱を晴らすために、絆で悪を討つぞ!!」


 これは、目の前の脅威に屈せず彼女の名前の意味通り、人と繋がり団結し脅威に立ち向かうレベッカ最後の物語である。

『ゴシップトリビアエクストリーム(Gossip or Trivia)』

ねえ知ってる?例のあの人(恐ろしくて言えない)は後の「アクノロギア」と「鬼舞辻無惨」に共通しているところもあるんだって。

・元々人間だった

・その名を口にするのも恐ろしい

・誰も止められない、手に負えない

・周りの人間にも危害が及ぶ

・野放しにしてはならないイレギュラーの存在


身の毛もよだつほど恐ろしい。

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