第21話「ありがとうデー準備」
夜の作戦会議
ノアの家のリビング。テーブルの上には紙とマーカー、ノートパソコンが広がっていた。
「Alright, let’s plan this. We’ve got one week.」
ノアの声に、ユウタたちは顔を見合わせて頷く。
「歌とか、やったらええんちゃう?」
カズヤが提案すると、サラが嬉しそうに「That’s a great idea!」と即答した。
ミナは小さな声で「港町の写真も見てもらいたい」と呟き、ジェイデンが「Then let’s make a slide show. Big screen, big impact!」と笑顔で指を鳴らした。
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港町との連絡
深夜、日本の港町にオンライン通話を繋ぐと、懐かしい声がスピーカーから響いた。
「おーい、みんな元気かー?」
港の堤防に集まった友人たちが笑顔で手を振る映像に、ユウタたちの顔が自然とほころぶ。
「ありがとうデーっていうイベント、するんやってな!」
「港の写真、もっと送っとくわ!」
その声援に胸が熱くなり、ユウタは小さく「絶対、成功させるわ」と呟いた。
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練習の日々
放課後の体育館。
ギターを抱えたジェイデンの指導で、港町組が簡単な英語の歌を練習する。
「もうちょっと笑顔で! Smile, smile!」
最初はぎこちなかったユウタも、次第にリズムに乗り、声が大きくなっていく。
ミナはパソコンに向かい、港町の写真を編集。
朝の漁港、夏祭りの花火、堤防で笑う子どもたち――一枚一枚に「帰る場所」のぬくもりが詰まっていた。
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未来の話
練習が終わった夜、屋上でジュースを片手に集まった仲間たち。
「なあ、次は日本やろ?」
ジェイデンが笑顔で言うと、カズヤが「もちろんや!」と即答した。
ノアは星空を見上げながら、静かに呟く。
「And maybe… after that, you guys travel across the U.S. too. There’s so much to see.」
ユウタはその言葉に胸が高鳴った。
――ありがとうデーが終わったら、きっと新しい旅が始まる。
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ノアのノート
•Step Twenty-One: Preparing to say thanks.
•「この一週間で、きっとまたひとつ、心が近づく。」




