第20話「みんなで考える」
集まった夜
キャンプから帰った週末の夜、ノアの家のリビングに全員が集まった。
テーブルの上にはノートやペン、そしてアイスティーのグラス。港町組も、現地の仲間たちも、真剣な表情だった。
「ねぇ、私たち、たくさんのことを教えてもらったよね。」
ミナの小さな声に、全員が頷いた。
「学校の友だちも、先生も、街の人たちも……。なんか、ちゃんと“お礼”したいんよな。」
ユウタが続けると、ジェイデンがにやりと笑った。
「Then let’s do something big. Something only you guys can do.」
⸻
アイデアの嵐
ホワイトボードに「ありがとうを伝える方法」と書かれると、次々に案が出た。
- 港町の写真展
- 日本の簡単な料理を振る舞う会
- 港町の祭りを再現するイベント
- 学校や地域の清掃ボランティアに参加
カズヤが「料理はええな! おにぎりとか作れへんかな」と言うと、サラが「We can help!」と笑顔を見せた。
カイは冷静に「まずはできることをリストアップしよう」と提案し、ノアがメモを取りながらまとめていく。
⸻
決まった方向
話し合いの末、「港町の文化を紹介しながら、感謝を伝える“ありがとうデー”を開く」という案がまとまった。
ユウタは少し不安そうに言った。
「……うまくいくかな。」
すると、ジェイデンが明るい声で笑った。
「Hey, you pulled off Harima Day. This will be even better. Trust me.」
その言葉に、ユウタの胸の奥に小さな勇気が灯った。
⸻
ノアのノート
•Step Twenty: Planning to give back.
•「受け取った優しさを、次は彼らが返そうとしている。その姿に胸が熱くなる。」




