続編 第17話「港町を伝えたい」
きっかけ
週末のサプライズから数日後、学校帰りのバスの中でユウタがふと呟いた。
「俺らばっかり“教えてもらってる”感じやな。」
カズヤが頷きながら笑った。
「せやな。今度は、俺らがなんか見せたらええんちゃう?」
ミナが少し考え込んでから、小さな声で言った。
「港町のこと……知ってもらいたいな。」
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放課後のミーティング
その夜、ノアの家のリビングで、みんなが集まった。
ノアが「What do you want to share?」と尋ねると、ユウタたちは口々に港町の景色や伝統、地元の祭りの話を語った。
・夏の花火大会と提灯で照らされた港
・朝の漁港と揚がったばかりの魚
・そろばんや鍛冶屋といった伝統の仕事
・そして、町の人たちの温かさ
ジェイデンが身を乗り出して言った。
「Dude, that sounds awesome. Let’s do a ‘Harima Day’ at school!」
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準備開始
サラは学校の先生に提案し、カイは発表用のスライドを作り始めた。
ユウタたちは港町の写真をノートパソコンに取り込み、短い動画も編集した。
「この写真、夏祭りのやつやろ?」
ミナが微笑んで頷く。
「うん。みんなに、この景色見てもらいたい。」
ノアは地元の友人たちにメッセージを送り、「港町の紹介を手伝ってくれ」と頼んだ。
遠く離れた海の町から届く写真や動画に、ユウタたちの胸はじんわりと熱くなった。
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英語での挑戦
発表の練習は夜の恒例になった。
「This is our town. Harima.」
ユウタのぎこちない発音に、ジェイデンが笑いながらも「Good! Try again!」と励ます。
カズヤは「Fishing is… important」と必死に繰り返し、ミナは照れながら「We have beautiful festivals」と練習した。
その姿を見て、ノアは胸がいっぱいになった。
――この町を誇りに思う気持ちが、ちゃんと伝わるはずだ。
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ノアのノート
•Step Seventeen: Harima Day in the making.
•「彼らの“伝えたい”という想いが、この街ともっと深くつながるきっかけになる。」




