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風の家紋(かぜのかもん)—僕が日本へ向かうまで—  作者: 和泉發仙


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第51話「秘密の計画」

朝の港町は、カモメの鳴き声と漁船のエンジン音で目を覚ます。ノアは縁側で深呼吸をして、澄んだ潮風を胸いっぱいに吸い込んだ。――今日も、夏の日が始まる。



意味深な笑顔


 朝食の席で、マサエがニコニコしながら「今日はゆっくりしててね」と言った。

 ユウタも不自然にそわそわしている。

 ジェイデンが怪訝そうに首をかしげる。

 「What? What’s happening?」

 サラが笑って肩をすくめた。

 「なんか隠してる顔よね、あれ。」


 ノアは心当たりがなく、ただ苦笑いを浮かべるしかなかった。



港町の人たちもざわざわ


 昼前、市場を歩いていると、店主たちが意味深な笑顔を向けてくる。

 「ノア、明日、楽しみにしてな」

 「友達も驚くで!」


 翻訳アプリを使っても、詳細はわからない。

 ジェイデンは「Secret mission!?」と興奮気味に騒ぎ、カイは静かに「まぁ、サプライズなんだろうな」と呟いた。



静かな夕暮れ


 夕方、港の防波堤で風を浴びながら、ノアはノートを開いた。

•Step Forty-Seven: Something planned. No idea what.


 ページの隅には、小さく添える。


「きっと、この町らしい優しい何かなんだろう」



夜の会話


 夜、縁側でユウタがぽつりと口を開いた。

 「Tomorrow… surprise. You… like, I think.」

 その笑顔に、ノアの胸は高鳴った。


 ――あの夏の港町で、また新しい物語が始まろうとしている。


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