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彼女を奪われても何も言わなかった俺、イケメンがクラスで自慢した結果なぜか1軍女子に距離を置かれて孤立した  作者: 白金豪


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第7話 クラスで孤立

 3時間目終了後の休み時間。


 教室内は大きく変わっていた。


 あのクラスでもカーストトップレベルの渡辺が孤立していた。


 誰とも群れることなく、会話もできず、1人で寂しくスマートフォンを操作していた。

 時折、相手をして欲しそうにチラチラと視線をクラスメイトたちに向ける。


 しかし、誰も相手などしない。

 話し掛けたりもしない。

 そんなお人好しなど存在しない。


 クラスの中心だった渡辺が、俺の彼女を奪ったことを教室内で自慢したことで孤立し、ボッチに転落してしまった。


 そんな劇的で残酷な変化を目の当たりにした俺は、喜びや快感というよりも、集団というものに対する恐怖を抱いた。


 どんな人間でも下手に迂闊なことをすれば、弾き出される。そんなメッセージが込められているかのように。



☆☆☆



(陽キャのクラスメイト視点)


 驚いたな。

 まさかクラスの中で1番カーストの高い渡辺が孤立してボッチになるとは。

 クラスの権力者が影響力を1日も経たずに失うなんて。

 他人の彼女を奪ったことを自慢したばかりに。


 だが、俺にとっては好都合といえる。

 

 今まで男子の仲では教室内でカーストトップだった渡辺の転落。


 男子のカーストトップの席は空いたということ。


 そこを狙って取るのは、もちろん俺しかいない。


 そして、その座を手に入れたら、俺は前川を狙う。

 今まで渡辺が近くにいてアピールすらできなかった前川に。


 接触するための絶好のチャンスだ。

 このタイミングを逃すわけにはいかない。


 だが、邪魔で鬱陶しい存在もいる。

 あの陰キャの大江とかいう奴。

 あいつが今日を始めに前川と話をしていた。

 渡辺からも守って貰っていた。


 前川もあいつに妙に優しくしている感じがする。


 とにかく。

 あいつをどうにかしないとな。


 そのために今日から動かなければ。

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