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彼女を奪われても何も言わなかった俺、イケメンがクラスで自慢した結果なぜか1軍女子に距離を置かれて孤立した  作者: 白金豪


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第23話 俺の、俺の、洗濯してない肌着を!?

 俺と前川さんはスーパーで買い物を終えて俺の自宅に入る。


「お邪魔します」


 前川さんは玄関で靴をしっかりと揃える。


「こっちだよ」


 俺はリビングに前川さんを案内する。


「ここが大江君の家か~」


 前川さんはリビング内を見渡す。


 興味津々にリビングの様々な場所に移動して目を輝かせる。


「凄い。1人暮らしなのにきれいにしてるね」


 前川さんが俺の自宅の衛生面を褒めてくれる。


 素直に嬉しい。

 1週間に1回は掃除をしてよかったと今なら思う。


「これから料理するから洗面所で手を洗ってきてもいい? 」


 前川さんが俺に尋ねる。


「いいよ。洗面所はこっちだから」


 俺は前川さんを洗面所の前まで案内する。


「ありがとう~」


 前川さんは嬉しそうに引き戸を開けて洗面所に入る。

 

 俺は前川さんが引き戸を閉めたのを確認して洗面所の前を離れた。


 しばらく時間が経った。5分ほどだろうか。


 まだ前川さんが出てこない。


「大丈夫かな? なにかあったのかな? 」


 俺は心配になって洗面所の入り口前に移動する。


「前川さん、大丈夫? 」


 俺は引き戸を開ける。 

 中の状態を確かめる。


「クンクンッ。はぁぁ~〜。これが大江君の匂いか~。最高~〜」


 そこには衝撃的な光景が広がっていた。


 前川さんは俺が洗濯前に適当に脱ぎ捨てていた肌着の匂いを嗅いでいた。


「ま、前川さん。なにしてるの? それ俺の肌着だよ? 」


 俺は動揺しながら前川さんに後ろから声を掛ける。


「は!? お、大江君!? 」

 

 前川さんはバッと振り返る。

 明らかに驚愕している。

 我に返ったように慌てて首を左右に振る。


「な、なんでもないから! 別に大江君のシャツの匂いに惹かれたとか、そんなわけじゃないから!!」


 前川さんは肌着を手から離し、慌てて両手を洗った。


「ごめん、すぐに準備するから! 」


 前川さんは逃げるように俺の背中を押し、そのまま一緒に洗面所を後にするのだった。

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