第9話 この学校にいるというは巻き込まれるという事・・・・それを回避する。
2行あらすじ
突然、現れた十二邑という人物がこの学校に万人の制度という暴力や取引が許されランキング制という暴挙を実行した。
その後、十二邑は「じゃ、私はここで!」と元気にいい舞台の後ろへと行ってしまった。
生徒たちは、戸惑いを隠せずに体育館でざわざわとした会話を続けていた。
僕はめんどくさくなり、これ以上の聞いた方が良い情報が出てこないと思ったので、一足先に教室に戻る事にした。
人がいない教室で、僕はいつもの席の廊下側の前から二番目の席にドンッと疲れて座った。
「はぁ~おかしな事になりやがった」
僕は早速、机につっぷしてため息を深く出した。
朝からめんどくさい事になりやがった・・・。
はぁ~、こんな事なら学校休むんだったなぁ。
その前に、一旦、体育館から出るってのもアリだったな・・・。めんどせ~~~。
僕が机に突っ伏している時、誰かが肩をツンツンとしてきた。
高橋か?、高橋もめんどくさくなって帰ってきたのだろうな。
「なんだ?高橋」
「?」
「どうした?なんか言ってもいいぞ。こんな状態だがちゃんと受け答えはするぞ。」
僕は顔を突っ伏しながら、恐らく、高橋であろうヤツに返事をした。
「高橋くん、じゃないけど」
うん?女の声?
僕は顔を上げて、振り向いた。
「・・・・」
「・・・・」
やべぇ~、名前出てこねぇ・・・。
女は、まつ毛が長く目がジト目、口が小さく、気だるそうな雰囲気を醸し出している。
「ど、どうした?」
名前が出てこないので、とりあえず名前を言わずに用件だけを聞くことにした。
女は、顎に指を添えながら、顔を前にだし目を細めた。
「・・・ムム、「名前出てこねぇ~」って顔してるね?山田くん」
「」 ギクッ!
思わず、机をガタンと鳴らすほどに体をビクッとさせ驚いてしまった。
「ははっ、怒ってないから安心して~~。山田くん、自己紹介の時に早退してたもんね?」
女はクスクスと笑いながら、肩に手を置いた。最初の気だるそうな雰囲気が嘘の様に思えるほどに、なんというか楽しそうだ。
「じゃあ、自己紹介ね。私の名前は、水野 夜 っていうの、よろしくね」
そう言って、水野はニコッと笑い握手を求めてきた。
「あ、よろしく。」
僕は握手に応じた。その時、水野の肌は柔らかい肌だなと思った。
なんだ?この違和感は。
なんというか、なんか握手をした時もなにかがおかしい気がした。
この水野とか言う女に僕は可愛いとかの前に猛烈な違和感が胸の内でごわごわとしていた。
「それで、なんで僕に話しかけてきたんだい?」
「あ、それはね」
水野は目を横に向けながら、そわそわと指をもじもじとさせている。
「ウチに喋りかけてきたの・・・、山田くんが初めてだからさ」
「えっ?」
「ほら、ウチってちょっと怖いじゃん?」
水野は無理に作った笑顔をしながら頬をかいていた。
「別に怖くないけど」
僕は、そんままの思ったことを言った。
「」///
水野は顔を赤らめ目を僕からそらした。
反射的に質問に答えたけど・・・・、水野に僕はいつ喋りかけたんだ?。全然記憶にないんだが。
それに、それだけで体育館から僕を追いかけてきたのか?
「ありがと、山田くん」
「う、うん」
僕は、何かなんだか分からないが頷いた。
「山田くんって意外と優しいんだね。へへっ、優しいから体育館でウチみたいなのに喋りかけてくれたんだね。」
体育館?、朝の時か。
あ~、あの龍雲ってヤツがデカすぎて、つい周りに確認した時かな?。
僕は水野の顔を少し観察した。
もしかして、なんか僕は好意を持たれたのか?。いや、会話をしただけで僕に好意を持つか?しかも、それだけの事が嬉しいとか、失礼だがなんか変じゃないか。
まぁ、いいか。
「で、水野はなんで僕に話しかけたんだい?」
僕は、手のひらを水野に向け、問い返した。
水野は最初はもじもじとしたままだったが、急に僕の両手を掴み、顔を近づけた。
「あ、あの!友達になってほしいの!」
いきなりなんだ?、別にそのくらいの事に必死になって言わなくてもいいと思うが・・・・。あと、少し距離感がおかしい気もするが別にそのくらいの事なら。
「・・・・あ、分かった」
「良いって事?」
「う、うん・・・別にいいよ」
水野は僕の脇を掴み、「やった~~!!」とニコニコとした笑顔を浮かべながら僕を持ちあげた。
・・・・ん?、なんだコレは?。
風がグワングワンと自分に当たるのが分かる。水野が僕を扇風機の羽の様に回しているからだろう。
・・・・・・なんだ?天井が近い?。気のせいか?
だが、気のせいじゃない事が分かった。
僕は確実に、この水野という女に持ち上げられ、人形の様に振り回されている。
「ありがとう!山田!!」
水野はそういい、僕の脇を掴みながら地面におろしてくれた。膝から下がなんだかふわふわした。
「あ、うん」
山田君から山田に呼びが変わったのも気にがならないほどに、
僕は内心、心臓バクバクだった。
椅子から立ったから、いや、女の水野に立たされてが分かったが、僕の身長が大体172CMの平均的な身長、対して、目の前にいるこの女。水野の身長は僕より二回りはデカい。
僕は思わず水野に質問した。
「み、水野って、身長何センチ?」
「え~~~~!!女の子に身長聞くって失礼だよ~~!!」
さっきとは、打って変わってなんだかお茶目な感じに僕は肩を小突かれた。
僕の小突かれた肩に鉄の球でも受けたかの様な強い衝撃を感じた。
だが、顔に出すのは失礼なので、顔には笑顔を張り付けた。
「いや~~、バレーでもしてたのかなぁ~って。ははっ」
肩は脱臼してないよな?。絶対、紫色にはなってるな・・・・。
「あ、分かちゃう?。バレーはしてたよ~。身長はね~~192CMだよ」
水野は笑いながらそう教えてくれた。
そうか、違和感の正体はこれだったのか・・・。なんか、デカいのか。しかも、190位ではない気がする。・・・それよりもデカい気がする。
「あっでも、計ったのは去年で最後だからもっと伸びてるかも~~」
水野は「へへっ」と無邪気に笑った。
「へぇ~~水野はすごいね!」
そんな水野に僕は口を0と大きし圧倒されている演技をした。
よし、お膳立てはした。
「そうかな~~」
水野は嬉しそうに顔を赤らめた。
そんなに人と喋れたのが嬉しかったのか?、なんだか、悲しきモンスターみたいだな。
そして、僕は気づいてしまった。
この、水野・夜という女、ジト目という属性。そして、その顔に似合わずのお茶目な感じ。そして、高身長女子という最近需要が出始めている属性。
確実にモブ側じゃない。
と、言う事は、
僕は無意識に主要人物に声をかけていたのか・・・!!。
「どしたの?ウチの顔になんかついてる?」
この、水野は明らかに主要人物・・・。
あのハーレム系主人公のカナタと関わってくるタイプだ。
僕の予想だが、この水野はデカいという理由で周りから怖がられ避けられていた。だが、ここで、心を閉ざした悲しきモンスターの様な水野の心を助けるのは主人公のカナタ「君は怖いないよ」とカッコよく言い、水野の心を開きカナタが水野に好かれる。恐らくこれが、いわゆる正規ルートというヤツだ。
だが、この状況になる前に、僕が水野に喋りかけてしまった、しかも「君は怖くない」というカッコいいセリフを無意識にぼけっとした感じで言ってしまっている・・・。
ウソだろ・・こんな所で、僕は地雷を踏みぬいてしまったのか?。
主要キャラに好かれるという地雷。
そんなのは、めんどくさいだけだ。
「山田~!!これから友達よろしくね!!」
「よろしくね、水野」
僕は水野と友達になる事を受け入れた。
――だが、そんなのは僕には無理だ。
絶対に、この主要人物から離れてやる・・・・!!。
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




