↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニタスモビリス  作者: 桐紋橘
月光での日々
PR
6/24

月光 ショッピング

「日菜ちゃーん!」

「ゔっ……」


 日菜が月光の拠点で休憩していると、突然ルナがものすごいスピードで抱きついた。その衝撃で、2人が座っていたソファに倒れ込む形になっている。


「ルナさん、どうしました?」

「ショッピング行こ!」

「ショッ…ピング?」


 日菜が呆けているすきに、ルナは日菜を担いで拠点を出て行った。


——————————————————


「よーし、着いたぞ〜!」


 トレーメンに乗って2人が訪れた場所は、キウィタスの中でも最大のショッピングモールである『アザレアガーデン』。ここは、様々なブランド店が置いてあり、キウィタスの経済を支えている。


「日菜ちゃんはアザレアガーデン、来たことある?」

「たまに何回か。一人暮しを始めてからは来たことありません」

「え!?なら、まずは服見てみよう!」


 ルナに手を引っ張られ、近くにあった服屋『ファルティ』に入店する。ファルティは主に女性用の服を売っていて、若い女性層には人気の店だ。


「日菜ちゃんならどれでも似合いそうだな〜。あっ、これとか試着してみよう!」


 ルナが日菜に似合いそうな服を片っ端から取ってくる。日菜は少し困惑しながらも渡された服を順番に試着していた。


「どれも似合うなー……」

「あの、ルナさんの服は?」

「ん?私のはいいよ!今回は日菜ちゃんの初任務成功記念!」


 ルナはそういうと、「他の店も見てみよう!」と言って店を出て行った。


 その後、ルナは次々と店に入っていき、日菜が慌てながらもルナについていった。そうしていると、いつの間にか正午近くになっている。


「美味しそうな店は………」

「ルナさんは何が好物なんですか?」

「私は甘いものに目がないの〜!」

「ならあそこのカフェに行きましょう」


 日菜が指差した店は、扉の上に薔薇(ばら)の紋章が描かれているカフェ『レディローズ』だった。ちょうど、今の季節限定のパンケーキを売っていて、それを見たルナは目を光らせた。


「へ〜、ローズディレディ家直属の店なんだ。日菜ちゃん、いいところに目をつけたね」

「ローズディレディ家?」


 ローズディレディ家は、アザレアガーデンを経営している家。アザレアガーデンの他にも様々な事業を展開しており、ムンドゥス全体の経済を支えている。


 そんなローズディレディ家の代表的な事業としてアザレアガーデンが有名だが、そのアザレアガーデンの中に、ローズディレディ家が考案、設立した店が何軒か入っている。そのどれもが、高品質で人気が高い。


「季節限定ハーブティーパンケーキを生クリーム大盛りで!」

「じゃあ、私はふわふわパンケーキを」

「かしこまりました」


 レディローズ内はレトロな内装になっていて、暖かい茶色と白色が気持ちを落ち着かせるようになっている。


「ハーブティーパンケーキ生クリーム大盛り一つと、ふわふわパンケーキ一つお持ちしました」

「お〜!美味しそう!」

「ルナさん、シロップどうぞ」

「ありがと〜」


 2人はパンケーキにシロップをかけると、ふわっとした生地にナイフを沈ませていく。パンケーキの生地が柔らかく、簡単には切れない。


「ん〜!おいし〜!」


 ルナはものすごい勢いでパンケーキを食べ終え、もう一つ注文しようとしている。日菜は紅茶を飲みながら、少しずつ食べている。


「すごい食べますね」

「私、結構大食いなんだよね〜。この後はどうする?」

「私はどこでもいいですが……」

「なら文房具店行こ!日菜ちゃん、前に何か欲しいって言ってなかった?」

「はい!ありがとうございます」


 自分が言ったことを覚えてくれて嬉しいのか、照れを誤魔化すように先ほどよりも急いでパンケーキを食べている。ルナは、そんな日菜の様子に笑いながらも、パンケーキを食べ続けている。


「よし!お腹いっぱい!それじゃ、文房具店行こう〜!」

「はい!」


 2人はカフェを出ると、文房具店にまで少し駆け足で向かっていった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。