↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニタスモビリス  作者: 桐紋橘
月光での日々
PR
17/24

月光 異動部隊

「日菜、本部から手紙が来てるぞ」

「あ、ありがとうございます。ソラキさ……、ソラキ…………」


 日菜とソラキはあのデートの後、互いを名前で呼ぼうということになった。日菜はソラキの呼び捨てにまだ慣れていないのか、気を抜くとさんをつけてしまう。


 2人が互いに呼び捨てしていることに気づいたルナが、数日の間微笑ましく2人を眺めていたのは言うまでもない。


「えっ、なになに!?どんな内容!?」

「新規部隊についてです」


「「「「新規部隊?」」」」


 前にライナーから話された『モンストゥルム討伐部隊異動部隊』についての手紙だった。


 このことはライナーとマリア、本部の上層部と日菜しか知らないことだ。だが、日菜にそのことについての手紙が来たと言うことは、検討が終わり実施される可能性がある。


 日菜はライナーに説明された後、色々と考えた結果、月光を離れるのは寂しいが異動部隊に入ることを決意している。そのことは、数日前にライナーへ手紙で伝えていた。


「モンストゥルム討伐部隊異動部隊です。正式名称はまだ決まっていないのですが、隊員は私1人のようで………。モンストゥルム討伐部隊のチームを異動する部隊で、月光とはお別れになります」

「えっ!やだ〜!」


 日菜の説明にルナは離すまいと、力強く日菜を抱きしめた。日菜は抱きしめられることにはもう慣れているのか、ルナに異動部隊について説明していた。


「…………そっか。けど、またここに戻ることもあるんだろ?」

「はい。おそらくですけど」


 日菜のその言葉に、4人は何も言葉は発さずに頷きだけで返した。


 「それならいい」


 と。


「でもでも!寂しいからたまには遊びにきてね!」

「はい。それに、私が異動するのはあと一週間後なので」

「なら、明日から荷物まとめないとね!」

「日菜の荷物、一番少ないけどな」


 月光の拠点内は各自の部屋があるわけでもなく、各自の物が邪魔にならない程度にそこら辺に置かれている状況だ。その中で、日菜はまだ入ってきてばかりなのか、自宅と月光が離れているからか、物が一番少ない。


「したくないけど、お別れ会もしないと!」

「それは最終日だな」


 もうすでに、日菜の異動準備が始まれていたが、誰も知らないことが一つあった。


 ライナーからの手紙には、次の異動先が書かれてある。


〔次の異動先は『登竜山(とうりゅうざん)』。リーダーは『チャン』。〕

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。