月光 専用武器
先日に日菜は専用武器を受け取った。
今日は、専用武器を使っての初任務になる。
「日菜ちゃんの専用武器どんなの!?」
「私の専用武器は『光輝装』と言うらしいです。実は、まだ私も見てないんですよ」
「よしっ!じゃあ、早速見よ〜!」
日菜がカバンを開けて見えたのは、薄い黒を基調とした服だった。
机の上に広げ、触ってみると所々が硬い素材になっている。
「服が専用武器なのか?」
「おそらく……」
「あっ、説明書あるよ」
説明書に書かれている内容は以下の通りだった。
〔光輝装。
これは、服の形をしているがしっかりとした武器だ。
香日菜の技である『光速俊足』で速く動けるために軽い素材で作られている。
ただ、急所はなるべく軽く硬い素材になっている。
他にも、武器の軽量化のため、布面積が少なくなっている。〕
「へ〜。日菜ちゃん、早速着てみてよ!」
「わかりました……」
(布面積少ないのかぁ〜……)
日菜は子供の頃、肌を見せたくないので、夏でもなるべく長袖長ズボンを着用していた。
今はあまり肌を見せることに抵抗はないが、恥ずかしいことは恥ずかしい。
「どう、でしょうか」
「え。綺麗!かわいい!」
「似合ってんじゃない」
「よく似合っている」
それぞれが感想を述べる中、ソラキだけはただただじーっと見ていた。
「ソラキも何かいいなよ!」
「えっ…、あー、綺麗……、だ」
ソラキはそれを言うと、顔を真っ赤にして俯いた。
日菜はそれに気づかず、ただ「気まずい……」としか思っていなかった。
日菜の武器『光輝装』は、首の一番上から足の付け根までが硬い素材で作られている。腕の方は肩出しのデザインになっていて、下に行くほど広がるようになっている。足は腰からタイツの様な布が下がっていて、太ももにはチョーカーの様なもので小型ナイフを差し込んで隠せる様になっている。
「すごいね」
「はい。………あ、説明書、裏側あったんですね」
〔光輝装は武器なので当然攻撃もできる。
太もものところに小型ナイフを入れられる様になっているが、それは予備だ。
本来の武器は腕部分の布と、腰から下がっている薄い布だ。
腕部分の布は角度を調整することによって刃物になる。
腰から下がっている布も同様で、その部分の布は取り外しが可能。〕
説明書の裏側に書かれていることはこうだった。
オルディナツィオの最先端技術を使い、普通に触る際は布だが、角度を調整すると刃物に変化する。
こんな形の武器はオルディナツィオ初だ。
「凄い!凄いじゃん!」
「まずは、どんな時でも武器として使える様にしないとな」
「はい」
「触った感じじゃただの布だけどねぇ。良かったじゃない」
モンストゥルム討伐任務の際、どんな状況でも刃物として扱うには、高度な技術が必要だ。
だが、オルディナツィオは、歴史上最難関な試験を突破した日菜だからこそ作った武器だ。
「よーし!じゃあ早速任務に行こ〜!」
専用武器に慣れるためにも、日菜は4人と拠点を飛び出して任務に向かっていった。




