番外編フレアナイト家の日常
「お母さん!今日ね、イルダ兄と水魔法の特訓したんだ!!」
「そうなんだ。どれくらい扱えるようになったの?」
「ん〜っと、、中級魔法まで!」
「すごいねぇ。将来は魔法使いかな?」
「そうなりたい!!」
あれから5年。ボクとリンの間には息子・ハルトができた。ハルトは4歳で中級魔法を扱うことができる。天才か!?
髪色はリンの黒色で、瞳はボクの蜂蜜みたいな金色だ。そして可愛い。
「え、、、?騎士団長、継いでくれないの?」
ボクとハルトの会話に入ってきたリン。
「だって剣より魔法の方が得意だもん!!」
そのハルトの発言に、リンはガーンと効果音が付きそうなくらいショックを受ける。
「ま、いつか気が変わるかもよ?リン。」
ボクがリンを慰めていると、ヴァルトが居間に来て言った。
「リンベルトの剣術よりも、イルダの魔法の方が楽しいんじゃないか?」
「ヴァルト、、そんなにハッキリ言わなくても良いんじゃないかな?」
「だが、4歳に剣術を教えるのは少し早い気がする。」
「それはそうなんだけど、、リンのメンタルがね?」
ハッキリ言うヴァルトを止めようと、ヴァルトが決定的なことを言った。
「ハルトは魔力量が多い。そしてセンスもある。将来は魔術関連の職業の方がいいだろう。」
「、、、。」
ボクが沈黙していると、リンは、ハルトを抱き寄せ、提案した。
「ハルト。魔法と剣を使って戦う、魔剣士はどうかな?」
「まけんし?え、なにそれかっこいい!お父さんもまけんしなの?」
「そうだよ〜、お父さんも魔剣士だ。おれは炎の魔法が使える。お母さんは女神様の祝福を受けているから女神様の回復魔法が使えるぞ〜!」
「ほんと!?お母さん、お父さんが言ってることって本当なの!?」
「うん。一応ね。」
「すごーい!ぼくも使えるようになるかなぁ?」
「きっと使えるようになるよ。ハルトもボクと同じで女神様の祝福を受けているからね。」
「やったぁ!使い方、教えて!!!」
リンの膝の上から飛び降り、ボクの前で目を輝かせるハルト。
ぐっ!!可愛い!!
その可愛さに負けたボクは、まだ早いと思いつつも頷いてしまった。
「じゃあ、お庭にいこ?お母さん!」
「わかった。」
そしてボクたち(リン、ヴァルトも含め)は庭に出て、ハルトに月の力の使い方を教えたのだった。




