四話 リア充撲滅委員会
「私のIQ力は五十三万です。」
「聡介、全国模試八位のお前が言うと洒落にならん。」
「よくよく考えたらこいつ化け物だと思う。」
「おい、陽キャで頭いいとか何なんだよ。もーまたかよー!」
「あーリヴァイと焼☆肉☆だ☆」
「バナナ☆粉バナナ☆」
「HA☆NA☆SE☆」
「酷いなあ。人の心ないんか?」
「顔があかんわ。」
「背中刺されて死んだらええねん。」
「直哉ラッシュ?」
「大丈夫。僕最強だから。」
「顔があかんわ。」
「虚式 茈」
「突如直哉の頭に流れ込む存在しない記憶。」
「一体いつから私が鏡花水月を遣っていないと錯覚していた?」
「リヴァイと焼肉したころだ。」
「腕がなきゃりゃ祈れねえとでも?」
「聡介お前船降りろ。」
「モーヤメマショウヨー」
「だが断る!」
「君のような勘のいいガキは嫌いだよ。」
「うん、黙れ。」
「えーそれではですね。恋バナしましょう。」
「そういえばそんな話もあったな。」
「はい、まず好きな人がいる奴!」
もちろん誰も手を上げない。
「チッくそが。」
「舌打ちした?」
「してないよ。」
「それじゃあ、付き合ったことある奴。」
もちろんゼロ。
「なに?このクラス〇貞詰込みセット?」
「いいじゃんいいじゃん。」
「修学旅行に恋バナができない件について。」
「青春とは青と春と書く。」
「えっ?そうなの?」
「当たり前体操してんの?え?男子生徒Cお前今そうなの?つった?」
「チッくそが。」
「舌打ちした?」
「してないよ。」
「ネタの使いまわしすな。」
「・・・どうする?」
「恋バナをしない。」
「他のクラスからカップルセット連れてくるか?」
「式場の準備をしよう。」
「それなら、公開処刑なんてどうだ?」
「ドンドンドンドンドン!」
三年ニ組のドアが物騒に何回も叩かれた。
「みさえ~ドアを開けなさい。」
「違うだろ。こんここんこんだろ。」
「コンココンココンコンコン失礼しまちゅ。」
「きっしょ。」
扉の前で騒いでいるとドアが開いた。と思ったら閉じた。
「こちとら、自分の時間割いて餓鬼どもに教えとんじゃあ!敬意払えや!」
「お前には敬意を払えねえよ!祓うことはできるけど!」
「うわおもんな。」
「何?」
「はいで、黒崎迅先生に何の御用?」
そう、にわかにも信じがたいがこのドアを開けた人物は、数学担当で三年三組担任の黒崎迅なのだ。
「てか、名前一護にしろよ!」
「知らねえよ!で、要件なんだよ!」
「アダムとイブを俺等のクラスに編入させろ!」
「〇貞クラスか!なるほどな!」
「てか何でさっきから!マークが出そうなくらいに声デカいんだよ!」
「知らねえよ!×2!」
「んで、編入させていいんか!?」
「一時間ならな!さっきからイチャイチャしてて鬱陶しいんだよ!」
「よっしゃー!」
「あのー先生今の何だったんですか?」
純粋な生徒の質問に迅は答える。
「リア充撲滅委員会だ。」
と。




