二話 生徒会
「 生徒会長解任提案書
生徒会・書記 田路翼
これは、我が生徒会が現会長金沢聡介に対しての意見を全校生徒から取りまとめたものである。対象は一年生から三年生の男女全生徒及び全教師である。そして此処に一部省略し、掲載する。
生徒
一年女子生徒「かっこいい。憧れる。」 一年男子生徒「面白い。陽キャ。」
二年女子生徒「完璧超人。」 二年男子生徒「ずっといて欲しい。」
三年女子生徒「好き。」 三年男子生徒「誰とでも仲良い。」
教師
「いざという時に頼りになる。」 「騒がしいがその分慕われている。」
「信頼できる。」 「優秀。」
調査の結果では現生徒会長に対して異議を唱える者は0であった。このような情報操作我が校で行われていることは極めて遺憾である。故に生徒会長の代行を提案する詳細については以下。
「現生徒会副会長を生徒会長へ、現生徒会長は生徒会役員から解任する。」
これに全校の過半数以上の賛同が得られた場合にここに可決するものとする。そして、投票率が80パーセントを超えない場合には再度投票をするものとする。
令和八年度 東京都 八王子市 南鳥高等学校 生徒会役員 田路翼
担当 090-0000-0000 」
「・・・つばさ殴りに行くぞ。」
「あいあいさー」
その後、起きたつばさの頬は赤く腫れていた。
「・・・おい筋肉お前、筋肉既についてるから筋トレする必要皆無だと思うんだけど。」
「いいや!俺はさらなる高みを目指すんだ!」
暑苦しく大声で筋肉馬鹿の三浦相馬が言う。
「高みねえ。」
聡介はため息をつく。
「相馬君。あたたたイって!新しく完成した全自動トレーニングマシンだ。値段は九万九千円からだ。どうだい?買ってみるかい?」
機械オタク、皆嶋港が言う。
「bottakuri?」
と聡介。
「うわっははは!」
豪快な笑い声をあげたのは金髪でヤンキーの翔太だ。翔太は生徒会室の窓枠に座っている。窓を開けて。
「俺はこいつが落ちればいいと思う。」
「そんなんだから生徒会長はモテないんですよ。」
眼鏡をかけたザ・地味っ子の少女、川畑ひかりが言った。
「人のコンプレックス突いてくるのやめて?」
「ひかりは過激だからねえ。」
港がそういうとひかりは即座にストレートパンチで港の右頬を殴った。
「誰がじゃいこら!」
「恐ろしく速い手刀。俺でなきゃ見逃しちゃうね。」
「黙れよ。」
ひかりが眼鏡越しに聡介をにらむ。
「すみませんでした。」
聡介は言った。
「えーというわけでね。はい、取り敢えずメンバー紹介をしていこうと思います。えーまずですね、会計の港、総務のひかり、広告の俺は翔太、運動の相馬、保健の翼、そして会長の聡介ですね。でこのメンツで生徒会をやってるんですが。」
「おい、翔太お前のスマホiPhoneか?」
「いや、androidだよ。」
「そうか。じゃあ壊していいよな。」
「あ、俺の中古スマホ!」
「中古かよ。どこで買った?」
「オゲだよ!あの〇◌〇〇〇!」
「PS5一円らしいけど。」
「ぜってえ詐欺だな。」
「もしもし、俺だよ俺、俺、オレオだよ。ちょっとクレジットカードかしてくんない?」
「いいよ。じゃあカードの名義お前に変えるね。」
「リボ払いがんばれ。」
「こんの・・・お前まさか!」
「そうか、そうかもなあ!ルイヴィトンのバッグ、確かに買った。」
「磯野カツオ氏ね。」




