ジークとチェンジと???と
ブクマ80人達成ありがとう、ついでに200pt越えなんか嬉しい!
そんなわけで、少し早めの更新、今回は久々のカルラちゃん達の話になります。
チェンジの強さの秘密を伏線予定がどうしてこうなったとしか言えない展開に……
口調とかが本当たまにぶれちゃっている、書籍化とかの話は相当先だろうけど、そういう時に色々矛盾点や変な部分は完全修正はしたいなとは思っております。
とりあえず、私の頭の中の物語を……書くべし、書くべし!
約1時間ほど前、カルラ達御一行、転送先の集落に向かいながらも山の原っぱで休憩をしているその時だった。
「ン……」
「どうした? チェンジ」
「ンー、ナンカ、どすっテ衝撃ガ来タヨウナ……? 気ノセイカ……?」
HPリンクに視線を送るチェンジに、虫眼鏡をとりHPを確認する。
状態を確認するとHPが極僅かに減っていることが分かった。
事の発端を作ったジークに睨みと念話を飛ばす。
『ふくろうに何かあったら、わかっているよな?』
『あ、嗚呼……う……』
視線を逸らすジーク、分が悪そうにする、しかし、拘束されてからの豹変ぶりといったら大分変った。
そんな、個人間でやりとりをしているはずだったのだが……。
『待テ待テ、ぺっとヲ虐メルナ、コレガツイテイテ、生キテイル限リ……安全ダト……イッテル』
「……チェンジが大丈夫というならそれで良い……」
チェンジは個人間の念話すらも察する力をもっているのだろうか、ちょっとややこしい。
複雑な気持ちを晴らすべくその苛立ちを眼光に込めてジークを睨みつける。
「ぅ……ぁっ、……兎神様、どうやら、主様は治癒されたようです、そして、レベルアップもしたようです」
「……ふ……」
「本当カ……デカシタ。 ヨシヨシ……」
瀕死食らってレベルアップ、何か懐かしい感じがするが、思い出さないようにしておこう。
ジークを手名づけるチェンジ、恐ろしい、でも猿芝居の可能性も否めない。
「チェンジ……そいつがどんないい子でも、フクロウと会うまでは封印を解くな?」
「……ドウイウ……?」
「んー……つまりだな……」
『猿芝居されていて離した瞬間逃げられて、居場所も嘘で……そのまま会えないことになる……』
的なことを言おうとしたその時だった。
「……嗚呼分カッタ」
質問されたと思ったら、数秒後に自己解決。
知識が少ないが故の、特殊体質会話が最低限で済むのは私としてはありがたいことだが……。
……もしや……。
「ぁ、じーく喉乾イタ……? 水アゲルネ……」
「…有難う御座います」
……。
そして、1分後……。
「かるら、チョットじーく……トといれ」
「嗚呼……、鎖を解いたらダメだからな……」
……もしかして、ジークが何を欲しているとか要求しようとしているのかを察せているのだろうか?
「ワカッター」
確証はないが、ジークには一番良い存在なのかもしれないな……。
敵が居なくなることにこしたことはない。
「ふふっ……」
……。
原っぱにたった一人。
一筋の心地よい風が吹くと同時に、本来HPリンク(白)が付けられるべきだった腕を見る。
「はぁ……」
HPリンクがついてないを惜しく感じ、でもそれと同時に、何故ふくろうが恋しいのか時折分からなくなる。
ただ、まだ1日半だが、ジークとチェンジと目的地目指して歩く冒険は、割り切りのクエスト同伴者との冒険より明らかに楽しく、笑みも何倍も多かった。
それは、幼いころに見た、こういう冒険者になりたい、という気持ちに凄く近いもののような気がした。
……私は今幸せか?
普段の私らしくないが、気が付けば自問自答していた。
ふくろうの安否が気になるが、幸せというか……楽しいかな。
「はははっ、はは」
久しぶりに一人で笑った、笑い声の半分は、風がかき消した。
馬鹿らしいなってのと聞かれてたらどうしよう? と思ったが、トイレは小だけじゃなかったらしく
約10分程経ってから茂みから二人仲良く戻ってくるのであった。
「さぁ、行くか」
「ウン!」
「……」
私が先頭を歩き、二人が後を歩く陣形で歩く、約二日後ぐらいには集落につくだろう。
にしても、転移石に触れて魔法を消してしまうとは
触れた時点で術印が消えて、その場所に飛べなくなることを……。
転生して間もないから知る術もないか……。
とりあえず今は、ただ、駆け足で進むしかなかった、チェンジもジークもレベル分の体力はあるので
早々にばてたりはしないのだが封印の首輪で魔力を制限かけているので、ジークは少し体力がないかもしれない。
そんな中、後ろから話し声が聞こえてきた。
「……兎神様、どうしてそんなにお強いのですか?」
「……分カラナイ、前世ハ猫ニ殺サレチャッテ……ゴ主人様悲シマセチャッタ……」
急にしんみりとした会話、チェンジの強さの秘密は確かに私も知りたかった。
歩く速度を緩めると、案の定、チェンジがぶつかってきた。
ぶつかりは予期できたので、踏ん張りスキルと鉄壁スキルでほぼダメージは0にした。
「あわわ……かるらごめん」
異世界転生で元から超高レベル転生だなんて多分前例がないはずだ……。
「兎神様は悪くないです、カルラ、脳みその中まで筋肉なのか? 止まるなら止まると……」
真剣に考えようとしたさなか、嫌いなやつからのヤジが飛んできた。
何か詠唱しようかと思った刹那だった。
「じーく……かるらハネ……隊長デ一番偉イ……ダカラ、失礼ナコト言ッチャだめ!」
「なっ……」
相変わらずのぎこちない言葉だが、チェンジの気遣いで苛立ちは急速に冷めた。
「しかし……私は、兎神様のことを思って……」
……ジークが私を馬鹿にするのは兎も角、チェンジを思いやっている光景は本当に珍しかった、
猿芝居なのだろうか?そこまでこいつは器用だっただろうか?。
「……じーく……分カッテルヨ……思ッテクレテアリガトウ……平気ダカラネ……」
チェンジは、ポフポフとふさふさな腕でジークの頭をあやしていた。
……あれ?…… なんかこの雰囲気みたことある……。
懐かしい感じ。 勘違いでも面白そうだし、物は試しかな……。
そういって、ジークを撫でているチェンジに念話を飛ばす。
『チェンジ、ジークのこと好きか?』
『……んぁ? かるら? ドシタノ? ウン……好キダヨ……じーく、素直デ可愛イ……』
想像以上にジークを気に入っているチェンジ。 ならばチェンジには問題ないだろう。
『じゃぁ、『心配してくれてありがとう』って言ってチューしてやると凄い喜ぶし、更にいい子になるぞ』
『本当っ? わかった、ありがとう』
信じる純粋すぎるチェンジ、でもチェンジにとっての口づけは多分深い意味ではないのだろう。
それもこれも、元飼い主が偏愛というか溺愛というか……。
騙す罪悪感もあったが、今からジークが無理やりチューされるのかと思うとちょっと見てみたくなってきた。
半分ぐらいの確率で、チェンジのことを好いているんだと思う。
そう、これは、猿芝居じゃないかのチェックだ。
必要なことなのだ。
……クック……。
笑いをこらえる中、チェンジが声を発した。
「じーくぅ……」
なぜかぶりっこぶってる声、笑いが堪えきれなくなった。
「はい? 兎神様……?」
何も知らないジークがきょとんとチェンジの目を見る。
「心配してくれてありがとう……んっ……」
「んぁっ!!……」
不意を突かれ情けないうめき声をあげるジークに、
「あははっ……」
と笑ったのは、ほんの一瞬だった。
そこには、思わず口をぽかんと開けて、ただただ、目が点になる光景がそこにはあったからだった……。
そして、私は思わず……。
「……すっ、すまない……」
その一言の言葉をどうにか絞り出していうのが精いっぱいだった。
良いタイトルが浮かばなかった……。
万が一の可能性ですが、39話或いは40話うまくかけなかったら今回の終盤部分修正するかもしれません、ご了承下さい。




