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異世界に転生したので優者になって理想郷を作る!  作者: 自由なお仕事
Act1.異世界生活はじまりました
21/58

冒険の幕開けとHPリンクと

2ヶ月お待たせしました、ただ、今後の更新は未定です、pixiv等で福梟で他の小説も書いてるので良かったら遊びに来て下さいね。

2ヶ月ぶりの方は、20話を軽く読み返してからドウゾ!

すやすやと眠る中、体を揺すられた。


「ねぇ、フクロウ……ちょっと良い?」


 粗末な布団や布の上、ボクは、カルラちゃんに起こされる。


 少し離れたところでは、大の字で魔獣というか神獣というか……前世での相棒のチェンジが寝ている。


 そうか、昨夜から借家をとってそこで寝泊まりすることになったんだ。


 宿屋とは違う、確実なプライベート空間、なんとも言えない安心感だった。


 もし、起こしたのがチェンジだったら、寝起きそうそう、モフモフしたり、いちゃいちゃしていたりするんだろうなぁ…。


「何……?」


 別にボクは寝起きに弱いわけではなかった。10秒経たない内に、半端だが目は覚めて体は動く。


 ラフな格好だが、道具袋を携えたカルラちゃんは、外に来るように手招きしながら家を出た。


 体は動くがどこか夢見心地だった。


 チェンジと二人っきりになった部屋、外に出る前にチェンジに手が伸び、そっとチェンジの背中を撫でた。


 手触りがよく、幸せだなぁと、深々と感じることが出来た。


「愛してるよ、ずっと会いたかったよ」


 ボクは、熟睡しているチェンジにそっと声をかけた。


 上半身を重ねたい欲求があったが、今は、外に出なくてはならない。


 ボクは立ち上がり、少しだけふらつきながらも、外へ出た。



 夕方より少し寒い気温、夕方と少し似た明るさだが、顔を出そうとする太陽は夕日とは違った美しさだった。


「あ、あのさ……フクロウ」


「うん? どうしたの?」


「……」


「……ん?」


 カルラちゃんは暫く黙っていた。


「フクロウのこともっと知りたいな」


「……ん? 良いよ、どんなこと?」


 朝っぱらから話すことではない気がしたが、きっと本題ではないんだろうなというのはなんとなく会話の間で感じた。


「前世……だっけ? 私は普通にこの世界に両親が居て生まれてきた感じだからさ」


「そっか、前世かぁ……」


 4日?いや5日ぐらい?前普通に生きていた、前世というか銀河系でもっとも生命が栄えていた地球での日々


 物凄く遠くに思う、でも、何故か、近くにも感じれた。


 多分、チェンジと再会出来たからであろう。


「ぁ……嫌だった? 無理にとは言わないよ」


「ううん、そんなことない、えっと、なんだろう、まずここと違うことを話せばいいかな?」


「うん?」


 カルラちゃんは、ボクの言っている意味が分かってなさそうだった。


 でも、話せば言葉の意味はすぐ伝わるだろう。


「えっとね、前世は、魔法とかは一切なくて、科学が発展していたんだよ」


「へぇー……魔法がなくて、科学が進化してるんだ、どんな風に?」


「んー……この世界で電気で動く物はあるみたいだけど、もっと凄いものがいっぱいあってね」


「へぇー、どんなどんな!?」


 急に好奇心旺盛になるカルラちゃん、その視線は、ラブとは違い、少し尊敬の念を感じた。


「えーと……」


 あまり口が達者ではないのと、寝起きだから、伝わりにくいかもしれないがそこは了承してもらわおう。


「この世界での科学は電気とか、えーと……からくりかな?」


「うん」


「恐らくだけど、テレビとかインターネットとかってのは無いよね?」


「ないよ、そういえば、多分フクロウと同じ前世持ちの人の会話からその単語が聞こえてきたことはあるかな?」


 そして、ボクは、あまり上手とはいえない話術でテレビ、インターネット、洗濯機、電話、ゲームなどの話をした。


 予想していたとおり、この世界は科学ではなく、魔法、或いは魔法科学が発展しており


 テレビや電話のネット環境の様なものはないが、通信魔法や、映像を中継することは魔法や魔具で出来るみたいだった。


 そして、話を聞く感じ、城下町などの都心部では、そういった市は繁盛しているらしい。


「もし、カルラちゃんが良ければ、都心部に行ってみたいけど……大丈夫かな?」


 今尋ねた『大丈夫?』にはいろいろな意味があった、まず、超高レベルなのに何故田舎っぽい所にカルラちゃんが居たのか

 ひょっとしたらワケあり?の様な気がしたのだ。

 

 そして、もう一つは、なんとかなるとは思うが、ボク自身のレベルの問題、とはいえ、これは、暫く鍛錬すれば大丈夫だろう、チート級が2人(1人と1匹)いるのだから大丈夫だろう


 最後は距離的な問題、とはいえ、田舎の町にもギルド支部があるということは、馬車などの行き来はあるから、そんなに遠くはないかもしれない。


「……ぁ……うん、まぁいいよ? フクロウもいるし大丈夫かな……?」


「はぇっ?」


 今どういう意味でいっているのかがわからなかった。


 しかし、カルラちゃんは、『ん?』とか『どうしたの?』とかは聞いてこなかった。


 深入りしてはいけない話題なのだろう。思わず失言っぽいことをしてしまうことは誰にでもある。


「そっか、いやぁ……レベルの面とか距離の面とか心配だったんだ、でもよくよく考えたら、町の行き来が魔物とかで不便だったら色々大変だもんね」


「あーそれは、裏道とか近道使わなければ大丈夫、少人数と言えど、ほぼ毎日、町と町(村)を冒険者が行き交ってるからね」


「そかぁ……良かった、あのさ、危ないかもしれないけど、冒険や探検してみたいんだ」


 そして、ボクは、前世での携帯ゲームやTVゲーム、オンラインゲームなどの話や状況を思い出しながら熱く語った。


 ただ、無闇やたらに戦闘して魔物と争う、人と争うことは嫌だと念を押した。


「あははっ、ちょっと厳しいけど、魔物を退けることぐらいは私なら簡単だから、大丈夫だよ、本当ユージに似てるね」


「そうなんだ……」


 ユージに似ているのが嫌というわけではないが、なんとなく気まずい雰囲気になったような気がして、ボクは何と言えばいいのかわからず、暫く黙る結果になった。


 何か話題を変えよう、この世界について聞こうかな?


 そう思い切りだそうとするよりも一刻だけ早くカルラちゃんが沈黙を破った。


「あのさ、今更だけど本題、ごめんね、回りくどくて」


「うん?」


 僅かな可能性として別れ話じゃないよな? もしくは、『チェンジと私どっちと冒険するの!』とか言われたりしないよね?


 そんな悩みがこみ上げてきた刹那だった。


『ゴ主人……ドコォ……?』


 何故かチェンジの念話のようなものが聞こえてきた、返信の仕方が分からない。


(外にいるけど、え? これ何?……)


『ワカッタァ~♪』


 ブフッ……チェンジの肉声可愛い。 今のも魔法の様なものなのだろうか?


「えっとね、これ、HPリンクって言うんだけど」


 いつの間にか、カルラさんは、道具袋からアイテムを取り出していた。


 昨日買いに行っていたやつだろうか?


 HPリンク、リングではない、だって、ブレスレッドの大きさなのだ。


 ブレスレッドは、対極の紋章があり、陰と陽で分かれそうだった。


 想像通り、陰と陽の模様にそってブレスレッドは分かれた。


「効果は、HPを共有する感じ、上限以上のダメージを喰らっても1だけ残り、オーバーした分がこのブレスレッドの対になっているものに行く感じなの」


「オォー! 凄い!」


 カルラちゃんの話を想像するに、HPを共有するための魔具のブレスレッドで


 例えば、ボクはHPがまだ500未満だと思うが500以上のダメージを食らっても、死なず


 そのダメージがオーバーした分を対の装備者(カルラちゃん)が補ってくれるわけか


 この場合、HP上限以上の回復をしたらどうなるんだろう?対の装備者カルラちゃんも回復するんだろうか?


「フクロウはどっちが良い?陰と陽、あ、黒と白」


 そう言って、分けたブレスレッドを僕の前に差し出した。


 ふと、まだ見ぬ装備に身を包み、一流の冒険者っぽい自分を想像した。


 腕に、HPリンクの片方を装着している自分を想像する。


 白……いや黒?


 それに対し、カルラちゃんが白をつけているのを想像する。


 うん、なんかイメージに会うかも


「黒がいいかな、カルラちゃん白で良い?」


「うん、良いよ、黒のほうが男の子っぽいもんね」


 笑い合うボクらは、さながら恋人同士のようだった。


「付けてもらってもいいかな?」


 恋人同士の連想か、結婚式の指輪交換を想像してしまった。


「うん、良いよ、じゃこっち持っててね」


 そういってカルラちゃんは、僕の左手に白のHPリンクを乗せた。


 そして、ボクは、薄手の長袖をまくり、腕を差し出した。


(魔具だから、付けたら引き締まってフィットする感じなのかな?)


 そう思っていると


「両方共装着したら、腕にフィットするからね、びっくりしないでね」


「了解!」


 なるほど、2人が装備したことで、HPリンクが成り立つというわけか


 そして、手首にはぶかぶかのブレスレッドがぶらりとボクの腕を軸に時折揺れていた。


「じゃ、カルラちゃんも腕だして」


「うん……」


 何故か、カルラちゃんは目を閉じていた、少し頬も赤い、やはり前世で言う結婚と同じぐらいしっかりとした契約をしているようなものなのだろうかな?


 思わずニヤニヤとしてしまった。


 では、いざ、カルラちゃんの腕に……


 カルラちゃんの腕まで数十センチに近づいた時だった。


「ァ…‥イヒヒ……ゴ主人」


「へっ!?」


 念話が聞こえてから1分ぐらい経っていたのでちょっと忘れていた。


 ふと、行動を中断し、後ろを振り向こうとした時だった。


 声がした直後は恐らく、借家の出入口に居たと思うのだが2秒経つか経たないかの内に、気がつけば後ろから抱きしめられて体のバランスを崩した。。


 それと同時に……。


「へっ?」


「えっ!?」


「ンッ!?」


 HPリンクは、チェンジの腕をするりとくぐっていて、僅かに眩い光が放たれると同時に腕輪が優しくフィットした


「ン?……ン?」


 物珍しそうにチェンジは腕輪をマジマジと様々な角度から眺めていた。


 そして、色は違えど、ボクと同じものをしていると知り


「オッ? オソロイ、オソロイ……エヘヘ♪」


 予期せぬ事態に唖然となるボク、ジワリジワリと殺意に近い何かをたぎらせるカルラさん……。


 嬉しそうなチェンジ、『まぁいいか』とは思えたけど


 その後が少し大変でした。


 実際、HPがちょっとでも高くタフな人と共有(リンク)する方が安全だ。


 そして、『HPリンクがあるならMPリンクはないの? それじゃぁダメかな?』


 と問いかけると、カルラちゃんは渋々納得してくれた。


 いづれにせよ近々冒険開始……かな?



 

 名前  フクロウ lv. 7  60/560 (10.11%)

 職業  ????

 HP  286/286(58,220/58,220) MP   140/145

STR 19 DEX 18

INT 16 LUK 12


名前  兎神(うーしぇん)・チェンジ lv. 230 15,940/246,332,072,234 (00.00)

職業  愛玩動物 種族 神獣

 HP  57,936/57,936(58,220/58,220) MP 20,058/20,079

STR 583 DEX 156

INT 283 LUK 134


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