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第17話 青魔導士、昔の女に生存を笑われる

その一言で、部屋の向きが少し変わった。


商人の視線が、俺とソリチェラのあいだを行き来した。


俺は扉のそばに荷物を下ろし、そこでようやく、彼女をまともに見た。


同じ籠灯の杖。

同じ細い肩。

同じ口元。


今にも誰かを馬鹿呼ばわりして、それを応急処置のつもりで済ませそうな口だった。


年月は彼女を柔らかくするどころか、さらに尖らせていた。


片方の前腕には煤の汚れ。

手袋の端には焦げ跡。

鎖骨のすぐ下には新しい傷が一つあり、短い革の上衣は、分別ある女なら隠すはずの場所を平然と見せていた。


「お前は昔から、間違えようがない」


「置いていった女に言う台詞としては、なかなか綺麗ね」


そう言って、彼女はようやく立ち上がった。


商人が俺たちを見比べる。


「お二人は、お知り合いで?」


ソリチェラは籠灯の杖を手に取った。


「嫌になるほどね」


商人の笑みは、一秒だけ勇敢に持ちこたえた。


それから、笑みだけを残して先に退路を探し始めた。


彼はソリチェラを見た。


俺を見た。


俺の腰のナイフ、ミラの視線、アリステルのフード、ネフェレットの嬉しそうな小さな笑みを順番に見た。


「私は、その……荷車の様子を見てきた方がよさそうだ」


声は慎重だった。


ソリチェラがようやく彼を見る。


「そうした方がいいね」


彼が立ち上がりかける。


「ついでに」


ソリチェラは付け加えた。


「今夜の分は、もう時間料金じゃ済まないと思っておきなよ」


彼は、部屋にもう金になる質問が残っていないと判断するだけの間、そこで止まった。それから出ていった。


ソリチェラはためらいもなく、こちらへ歩いてきた。


速く、軽く、図々しく。


昔と同じだった。


警戒すること自体が個人的な侮辱になるみたいな歩き方だ。


尾が背後で一度揺れる。


片手には籠灯の杖。


目は俺から離れない。


彼女は、まともな判断力のある人間なら一歩下がる距離で止まった。


俺は下がらなかった。


ソリチェラは顎を上げ、まだ俺を殴るか、笑うか、絶対に簡単には聞かないつもりの質問をするか決めかねているような目で見上げてきた。


「それだけ? 劇的な間もなし? 『ソリチェラ、死んだと思っていた』もなし? 僕が生きていたことへの喜びもなし?」


「死んでいないのは知っていた」


「……知ってたんだ」


声が、少し低くなった。


「俺のところに化けて出てこなかったからな。それにお前は、怒っている時に控えめだったことがない」


彼女は俺の顔をもう少しだけ探った。


それから、信じられないというように短く笑い、身体を少し折った。


この再会が、不当に面白かったみたいに。


片手を脇腹へ添える。


必要だったからではない。


そうすれば、俺を見ているふりをしたまま、俺の後ろを見られる角度になるからだ。


最初に見たのは、角付きの女だった。


盾。

鞄。

姿勢。


人の失敗を何度も生き延び、その尻拭いをまた頼まれることにうんざりしている者の、硬い実務家の気配。


次に、フードの女。


レイピア。

静けさの多すぎる姿勢。

幼いうちから平静を教え込まれ、それが傷跡になる種類の女。


最後に、白髪の女。


そこでは、ほんの少しだけ視線が長く止まった。


尾が一度、ぴくりと揺れる。


俺へ視線を戻した時、彼女の遊び半分の気配は計算へ変わっていた。


「へえ。ようやく立派な連れを侍らせることを覚えたのか、それとも、これが今までで一番飾り立てられた災難なのかな」


その頃には、ミラはすでにいくつかの結論へ到達し、その全部を嫌っていた。


目は俺に向いたままだ。


「彼女は問題になりますか」


ソリチェラの口元に笑みが浮かんだ。


「あら。好きよ、この子。無駄な言葉がない」


「ミラ。こちらはソリチェラだ」


「火術師だよ」


ソリチェラは楽しそうに肩書きを足した。


ミラは彼女を見なかった。


「それは質問の答えではありません」


「そうね。でも、質問の方は正しい」


「昔、一緒に旅をしていた」


ソリチェラが首を傾けた。


「そして、見ての通り見事に終わったわけね」


ミラの表情は動かなかった。


「では、やはり問題ですね」


「場合によるね」


ソリチェラの笑みが深くなる。


「侍女として聞いているのか、それとも、僕がこの男に興味を見せすぎているか見張っている女として聞いているのか」


フードの下で、アリステルの顎がほんの少し上がった。


「彼女は、私の侍女として聞いています」


声が、わずかに冷える。


「そして、彼女を挑発しないことを勧めます」


ソリチェラは柔らかく笑った。


大きな笑いではない。


ただ、その瞬間をごまかすのに足りるだけの笑いだった。


視線が一行の上をゆっくり滑っていく。


アリステルに戻った時、笑みは残っていた。

だが、そこにあった気だるさは消えていた。


「ふうん。いくつか納得した」


視線が外套の質と、その下の姿勢に留まる。


「君みたいな女が、この男の隣に偶然立つことはないからね」


笑みが鋭くなる。


「いや。この男はだいたい、偶然で厄介事に巻き込まれる。君は、送り込まれてきた種類に見える」


アリステルの手が、喉元へ半分だけ上がった。


その前に止まる。


「あなたは、無礼を洞察と取り違える種類の方に見えます」


ソリチェラの目が、もう一度アリステルのフードへ向かう。


それから、完全には隠しきれていない喉元の白い線へ。


ミラが半歩動いた。

大きな動きではない。

ただ、それだけでソリチェラの視界にあったアリステルの喉は、ミラの肩になった。


好奇心には値段がある、と静かに告げるように。


ソリチェラが俺へ視線を戻した時、その笑みはさらに明るく、さらに意地悪くなっていた。


俺は部屋の反対側へ顎をしゃくった。


ネフェレットは、いつの間にか別の卓に腰を下ろし、誰も給仕が近づいたところを見ていないのに、当然のように茶まで手に入れていた。


「ミラ。あの卓へ」


彼女はすぐに理解した。


彼女がすぐに理解するところは、数少ない気に入っている点だった。


ミラは片手を軽くアリステルの肘に添え、何も言わずに誘導する。


アリステルはそれを許した。

ただし、去る前にソリチェラへ最後の一瞥を向けた。


読めない目だった。


ネフェレットは二人が近づくと杯を掲げ、まるでこの宿が自分の退屈を紛らわせるためだけに建てられたみたいに微笑んだ。


俺は荷物を拾おうと身をかがめた。


ソリチェラの方が速かった。


一瞬前まで、俺は荷物へ手を伸ばしていた。


次の瞬間には、彼女が俺のすぐ脇に現れ、外套の前に二本の指を引っかけて、俺を自分の方へ引き下ろしていた。


人との距離というものを噂程度に扱う女の、気軽すぎる図々しさだった。


「もう逃げるの?」


彼女は柔らかく尋ねた。


「あなたらしいわね」


俺は、そのまま一拍だけ許した。


彼女の温かく小さな身体が押し当たる感触。


腰の金具と革紐が当たる硬さ。


そして、これが最大限に人目を誤解させるために計算された動きだという、間違えようのない感覚。


次の瞬間、俺は彼女の腰を難なく捕まえた。


動きをそのまま返し、意見の多い厄介な荷物みたいに、自分の脇へ抱え込む。


肋骨に痛みが一度走った。


ソリチェラはそれに気づいた。


嬉しそうな抗議の声が、喉の途中で止まる。


それから彼女は、それを笑いに変えた。


「あら。今さら僕の扱い方を思い出したの?」


「部屋から運び出す方法は覚えている」


彼女の目が、俺の脇腹へ一瞬だけ走った。


速い。


他の誰にも拾われる前に消えた。


「ふうん。乱暴。独占的。雑。男としての成長がずいぶん偏っているわね」


「前よりは大きい」


「ええ」


彼女は明るく言い、招いた覚えもないのに片腕を俺の首へ回した。


「それは昔から、あんたの腹立たしい長所の一つだったわ」


俺は、これが醜聞なのか、喜劇なのか、あるいは賭けの対象になるものなのか、部屋が結論を出す前に、そのまま横の扉から彼女を運び出した。

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