首相
これは最悪の物語です
私は南波 宗谷一応108代目内閣総理大臣だ。
歴代最年少、歴代最高支持率を達成した総理大臣の私はいまは胃に穴が開きそうなくらいストレスがかかっている。
約二週間前、感染者と言われる人種が公に公開されるほど広がっていた。その時はまだよかった、いやましだったというべきであろう。
もちろん日本にも発見事例はあった。そのとき一部メディアはよく調べもしないで、国の陰謀だなんだと騒いでいたがもうそれはいい。
問題はそのあと、漫画、小説に出てきてもおかしくない生物が突如出現したのだ。
そして連鎖するようにいやこちらが最初だったのだろう、ありえない大地震が発生した。
マグニチュード10、震度7を優に超える大地震が計測震度計に記録された。しかし最も奇妙なのは津波は起きず、土砂崩れ、地盤沈下などの災害どころか日本にいる人々のほぼすべてと言っていい人間がその揺れを感じなかったのである。
私はこの状況を特に緊急性があるものだと判断し、半ば無理やり自衛隊を動かさせたのはよかったが、、、、最大の事件はここで起こった。
超巨大地震が起こってから、約二日後インターネットが使えなくなり、ハードウェアがすべて使えなくなった。
世界は完全に分断される。
そして、死者数がとんでもないことになった。
現状私は東京都、埼玉、群馬、山梨までは自衛隊や避難者をとおして把握することができる。
その発言をすべて整理し、計算した結果、計1万人以上が死んでることが分かった。
その内容は
中立の化け物に自ら手を出し反撃されて死亡
若者が自分を特別なものだと思い込み死亡
化け物に殺されて死亡
人間同士で殺し合い死亡
必要な治療が途絶え死亡
など聞くに堪えないものだった。
特に困るのは若者の死亡。
全体的に60~70歳が2割を占め、40~50歳の人達は4割、若者(18~39歳)が3割、子供(17歳未満)が1割となってしまった。
今はまだギリギリ無事かもしれないが、あと1年いや、半年もしたら完全に秩序が保てなり日本は終わる。
それに食料だってまずい
もともと日本は食料自給率が低く輸入に頼っていたのだ。
個なら、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどから奪い取るのも手だろうが。。。なんせ、体裁が国なのだ。
さすがに自衛隊やら警察に窃盗を強要する国の代表は国の代表はまずいどころの話ではない。
正直、プライドとかマナーとか法律がとか気にしている場合じゃないのだが、、、、仕方ない
たとえそれが自分自身の首を絞めようともだ。
そんな悩みを解決してくれたのは皮肉にも感染者たちだった。
耳が長く、植物を操る感染者はビルを固定し、食物を育てた。
身長が低く、手足が短い感染者は作物に向いている土を作り出した。
毛が生え、爪、耳、鼻がとてもよくなった感染者はその鋭い感覚で危険を教え、安全地帯を見つけた。
生活の安定化のめどはたった。
それに私の娘はとても優秀な手腕を発揮した。
若く、協調性があまりない感染者たちをまとめ上げたのである。
やはり感染者は、「守ってやっている。」という考えが強い。
実際助かっているし、感謝や礼は尽くす。
しかし、秩序を失うような行動はいけない。
彼らは「貴族や豪族」ではなく「英雄」なのだから。
葵は感染者からなる、「適応」なるものを作ったらしい
本来は戦力を持ってはいけないのだが、、、どうしようか?
とりあえず、解散させ
魔物の研究団体ということにして再結集させた。
私は私でことを進めた。
感染者に対するイメージアップ。
苦情や不満の解消
そして、邪魔者の排除だ。
私は汚職をしていたものを追放していった。
それも魔物がある地区へと、これで魔物をその地区にとどめつつ政治を円滑に進められる。
これで私も人殺しだ。
奴らと同類
それでも私は私を選んでくれた民の為に働こう。
私は着々と話を進めた。
途中、娘が二人になり、一人が彼氏の家に泊まりに行くと言ったきり3日は帰ってこないし、一人がメイド姿になり給仕していることに、さすがの私でも混乱したが気にしたら負けなのでスルーすることにしよう。
そんな多忙な毎日を過ごしている私でも許せないことがあった。
私の娘が「もう一人の私が彼氏を連れてくる」といったのだ。
「あ゛?」
さすがの私もブチぎれた。
これは最高の物語です




