↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
過去も異世界も含めればこんな人たちがいた!……きっと  作者: 夕暮れの家


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
25/46

子が巣立つ日

 今日我が子が家から出ていく。


 高校を卒業し、東京の大学に通うことになり、巣立っていく。


 親の目から見ても立派に育った。


 優しく人のことがよく考えられる子だ。


 ナップザックを背負って出ていく後ろ姿は、想像していたよりも大きく感じた。


 立派になった。


 誇らしい……嘘だ。寂しい。


 寂しすぎる。しかし、誇らしくもある。


 人を一人育てるという重圧からようやく解き放たれ、私は明日から自由だ。


 一つの偉業をなしたと言ってもいいのではないだろうか?


 きっと魔王を倒した勇者はこんな気持ちなのだろう。


 達成感と寂しさと、そして今後自分の人生でこれ以上の体験はないという確信。


 ピークが過ぎたという静かな寂寥感。


 人によっては、これからの余生をより素晴らしくしようとやっきになるのだろうが、私はこんなときに便利な言葉を知っている。


 足るを知る


 もう満足である。私の人生は素晴らしい人生だった。


 だから、これからはゆっくりと今までの日々を時折噛みしめながら、時の流れに身を任せようと思う。


 私のスローライフがここから始まる。


 上京した息子から結婚するから一緒に住まないか?と言われるまで、私の平穏は守られた。


 嫁姑戦争がここから始まる。


 戦いに備え、気合を入れ出陣した。


 元勇者を舐めないでいただきたい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。