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聖女は逃げ出した  作者: 氷桜 零
第2章
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うちの子天才 SIDE:アルトゥール


真夜中。

いつもの4人……ユフィーレ見守り隊筆頭の4人で、俺の執務室に集まっていた。


本日の昼間、ユフィーレから報告が上がったやばい代物について他の3人に説明したところ、事態を把握した3人は、揃って固まると言う面白い光景が見られた。


わかる。

わかるぞ。

俺もあの時、お前たちみたいに固まりたかった。

ユフィーレを驚かさないために我慢したが。


お前たちが正しくこれのことを理解してくれて、実に嬉しいかぎりだ。

さあ、仲良く頭を抱えようじゃないか!


「やばいっすよ、これ!」


「やばいどころの話じゃないわよ!現状、作れるのはユフィーレちゃんだけ!ユフィーレちゃんの奪い合いが起こるわよ!」


「そもそも、いろんな場所の勢力図が書き変わります。そこらへんの素人が、魔法師になれるなんて!しかも、属性関係なく!」


今の戦争は、魔法師の数が行方を握っていると言っていい状況。

だがこれがあれば、非戦闘員が魔法師になれる。

つまり極端な話、小国でも大国に勝てる見込みがあると言うこと。

まぁ、小国のみがこれを手にした場合に限るが。


そして、魔法師の絶対優位が覆される。

傲慢な魔法師に困っている国は、魔法師に頼らなくて済むし、魔法師を黙らせることもできる。


ユフィーレは優しい子だから、単純に俺たちの身を心配して作ってくれたのだろう。

それは、すごく嬉しい。

嬉しいのだが……

単純に喜べない恐ろしさが、これには秘めている。


ただでさえ、光属性の能力がずば抜けているのに、これの価値も付加されれば、とんでもない。

ユフィーレの存在で、戦争が起きかねない。


まぁ、そんなことは、絶対にさせないが。

全ての推測は、ユフィーレの存在が公になった時の仮定。

公にならなければ、何の問題もない話だ。


「これを使うのは、ギルドマスターとして許可する。が、これまで以上に、ユフィーレの存在を隠せ。できるだろ?」


「「「当然。」」」


「それにしても、ユフィーレはすごいっすね〜。まだ正式に魔法習い始めたばっかりでしょ?」


「そうなのよ!1回見聞きしたら、それを覚えるどころか、応用までやってみせるのよ!天才って、ああいう子のことを言うのねぇ。」


「暗号文書も、片手間に解きますし。」


「当然だろう?うちのユフィーレは、可愛くて、賢くて、天才で、可愛いんだからな!!」


そんなの当たり前のことだろう?

誰が見ても、同意する。

しないやつなんか、この世に存在しない!

むしろ、存在させない!


うちの子、最高!!






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― 新着の感想 ―
うーん これもうアルがとち狂ってない? 短期間に色々ありすぎて
親バカ、じゃないけどバカ保護者が居る(笑)
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